それって、果てしなく売れないだろ?

生命保険営業の本質!

 いや〜、春だね〜。
 今日の大宮は快晴で、朝から明らかに暖かい。
 ホント、気分イイな〜。

 今日はずっと庭で仕事しよ!

 ということで、世間一般で言うところの「シェア」。
 古川くん風に言うと「分かち合い」。
 オレ風に言うと「お勉強」をします。

 私が「お勉強」と言うのは、「あなたも私もお勉強」だから。
 伝える人が、最もお勉強できているのです。
 だから「お勉強」。

 ……まあ、今日書くことはいつも言っていることだけどね。


 今朝、本を開いたら、緑のマーカー(生保セールス用に役に立つ箇所)が目に留まりました。

 「潜在顧客があなたから購入するためには、顧客はあなたに最低7回接触する必要がある」。

 何だか「何度も会え」という会社の教えを肯定するような一文だよね〜。
 事実、会社も、多くの人も、こうした教えを「間違って解釈して、それが普通」になってしまっているのよ。

 私も、上記の一文は、否定はしませんよ。
 しかも私は広告屋だったから、こうした「データ」をちゃんと見た上で言っています。
 「人は何回TVCMを見ると『あの商品の広告だ』と認識できるの?」のようなデータです。

 一発で覚えてもらえるようなCMなんて、基本的にはあり得ません。
 人気のタレントさんをCMに起用するのは「何度も見てもらうため」なのです。

 こういう一文を目にしたら、愚劣&低劣な指導者は勝ち誇ったように言うのだろうな〜。

 「ね。だから毎日職域に行くのよ!」
 「な。だから時間があったら顔出しするんだ!」って。


 ところがっ!

 こういう人たちは頭が悪いから、大事な箇所を読み飛ばしちゃっているんだよね〜。
 イイかな、「顧客があなたに最低7回接触」だからね。

 顧客があなた(商品やCM)に興味を持って、顧客の方から7回接触……ということ。
 私の場合で言うと、「あ、深田恭子だ!」と思うからちゃんとCMを見ちゃう。
 最低7回CMをちゃんと見ると、コンビニで「午後の紅茶」を買うようになる……ということを言っているのよ。
 私は、サラリーマン時代はずっとそういう仕事をしていたのです。

 生保セールスになって、WEBだけで保険を売りまくっていた頃も、このことを実感しました。
 私をWEBで見つけ、私の「生命保険コンサルティング」に申し込んでくる人は、それこそブログ記事の隅から隅まで読んでいるのよ。
 5年間毎日記事を書き続けたから、5年経った時には1800くらいの記事があるけど……生命保険コンサルティングに申し込んで来てくれる人は、「オレ、そんなこと、書いたんだ!」のようなことの感想を伝えてくれるのです。

 きっと7回なんてもんじゃな〜いよね。
 毎日、私のブログを訪問するようになって、私の記事をどんどん読んで、気付けば1ヶ月……ほとんどの記事に目を通しちゃって、すっかり三洞さんのファンになった……だから、日本全国から、「この三洞さんに生命保険を見てほしい」になるのです。

 でもね、これは「顧客の側からの7回以上の接触」。
 「売り手の側からの顧客への接触」だと「4回接触したら、成約率はほぼゼロになる」。

 イイかい、もう1回言うよ。

 「売り手の側からの顧客への接触」だと「4回接触したら、成約率はほぼゼロになる」。

 これが真理なの。


 だから、 「潜在顧客があなたから購入するためには、顧客はあなたに最低7回接触する必要がある」といったような言葉を浅薄に受け止めて、

 「職域に行く」
 「顔出しをする」
 「とりあえず会う」

 なんてのは、まさに「廃業への道、まっしぐら!」なのよ(笑)。
 職域なんてのは中でも最低で、「新人の山田です!」って言っても、「ああ、ニッセイさんね」「第一さんね」「ジブさんね」で終了なの(笑)。

 それって、果てしなく売れないよね?

 分かったかな。
 正しい理論を知らないと、自然に廃業への道を進んじゃう。
 怖いでしょ?

 そういう実情をちゃんと認識してね。