セールスは台無しになる!

生命保険営業の本質!

 今日は朝から気分スッキリです。

 何てことないのよ。
 起き抜けに入浴したから。

 家を建てかえた時に酸素風呂にしたから……酸素カプセルの「薄い版」だからね。
 「毎日入ったらどんどん健康になっちゃいますね!」って言われたんだけど……気付くと寝ちゃっている時が多くて、マメに入ってはいないのです。

 でも、さすがにこの時期は汗をかくから(以前はホント、汗をかかなかったのよ)、入浴の回数は増えますよ。
 そうすると……スッキリするんだよな〜。当たり前なんだけどね。

 ということで、スッキリ気分で書きます。


 「顧客の関心がないことを話した途端、セールスは台無しになる」
 「顧客が普段使わない言葉を使った途端、セールスは台無しになる」

 ダン・ケネディの言葉です。

 私は、「自慢じゃないけど」じゃなくて明らかな自慢なんだけど、飲み屋で初対面の人に即座に保険を売ったことが、何度もあります。

 マーケティング的には、見込み客というのは、大きく分けると3つに分類できるのよ。
 それは「熱い、普通、冷たい」。

 「熱い」ってのは「渇望している人」。
 「普通」ってのは、普通の見込み客。
 「冷たい」というのは、「一応、リストには入っているけど、動こうとしない人」。

 でね、見込み客に窮しちゃってる状態(=多くの生保セールスの通常の状態)だと、そんな分析をする余裕なんかなくて、たまたま運良く見つけた見込み客に対して、必死になって同じ言葉を投げかけようとする。

 その途端、ダン・ケネディが言うように「セールスは台無しになる」のです。

 しかも、生命保険の場合は「渇望している人」なんかいないからね。
 たま〜にいるのよ。それは「入院が決まった人」と「死にそうな人」……要するに、保険に入れない人だけ。

 みんな、「見込み客」って言葉を安易に口にするけど、ほとんどの場合、それは「冷たい」……「一応、リストには入っているけど、動こうとしない人」なのよ。
 だってそうでしょ?
 あなたが勝手に見込み客のリストに入れただけのこと。
 だから、顧客の側から動こうとすることはない。

 つまり、私たち生保セールスにとって必要なのは、

1、「普通」の人たちに手をあげさせて、見込み客にするマーケティング力
2、「冷たい」人たちを動かすトークスキル

 この2つ。
 古川くんもYouTubeで言ってたよね。
 「私たちがやることは、マーケティングとセールスの2つだけ」って。
 それは、このことを言っているのよ。

 その上で。

 私が、飲み屋で初対面の人に保険を売ったことが何度もあるのは、上記の2を持っていたから。
 目の前に座っていて、話すことができる……「それでも見込み客と言ってイイの?」と思う人も多いかもしれないけど、あなたの見込み客だって似たようなものでしょ?
 あなたが勝手に妄想して「見込み客リスト」に入れちゃっているだけなんじゃないの?
 まだ「目の前にいて、喋れる」の方が「濃い見込み客」かもしれないよ?

 まあ、こんなことを書くと「誰でも見込み客になる」なんて、完全に真逆の思いを抱いてしまう人もいるかもしれないけど……それは断じて間違いだからね。
 私が言いたいのは、私たちは「冷たい」見込み客に対して、彼らを即座に動かすことができるだけのスキル(=セールストーク)を持っていなければならないということ。

 その基本が、冒頭に書いた

 「顧客の関心がないことを話した途端、セールスは台無しになる」
 「顧客が普段使わない言葉を使った途端、セールスは台無しになる」

 なのよ。

 つまり、「顧客の関心があること」を話さなければならないし、その言葉は業界言葉であってはならない。

 「保障の必要性」「ライフプランニング」「万一のために」……そんなことに関心がある人なんて……いると思ってんの?
 しかもこれ、保険屋さんしか口にしない言葉だよね。
 つまりはその時点で「セールスは台無し」になっているということなのです。


 まあ、こういうことを書けば、延々といくらでも書き続けることができるけれども(事実、毎月44ページ書いています)……上記を読んで、あなた、どう思う?
 いきなり「台無し」になるような言葉ばっかり発していない?

 そんなもん「廃業まっしぐら」に決まってるのよ。