ダン・ケネディが「バカ!」って言ってるぞ

生命保険営業の本質!

 昨夜、メルマガに書くことと、来月号のマーケティング・レターに書くことを思いついたんだけど・・・メモしてなかった~!
 もちろん、全然思い出せません。

 だから、書こうと思いつつ、ちょっとダラダラしちゃったんだけど・・・こういう時の強い味方は、座卓周辺に散らばっている本や冊子。
 ダン・ケネディからのマーケティング・レターをパッと開いたら・・・ありましたよ、緑のマーカーが。
 私は、自分にとって役に立つ箇所はピンクかオレンジ、生保セールス向けに役に立つ箇所は、緑のマーカーでマーキングするのです。

 1ページの中に、2箇所の緑のマーカー。
 まず、1つ目はこれ。

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 ・・・「1つに頼らない状態」と、経済的安定を手に入れるために必要なことはいろいろありますが、その一つは「多様性」です。あなたもリードや顧客、収入を生み出すソースをそれぞれ複数用意してください。
~~~~~~

 ダン・ケネディは、常に「ビジネスにとって最悪の数字は1」と言っています。
 「1つに頼らない状態」とは、その意味。

 もうかなり前の話になるけど、自動車メーカーの「下請けいじめ」が問題になったことがありました。
 でも、1社依存だったら、そうなっちゃうのも当然ですよ。

 もちろん私は、「1社専属の直販セールスはダメだから、複数社扱える代理店に行け」とか、「収入を生み出すソースを複数用意するために副業をしろ」なんてアホなことは言ってませんよ。
 でも、念の為に書いておかないと、既成概念だらけの人は、勝手に勘違いしちゃうからね。

 私は、ソニー生命時代も、見込み客を見つけて保険を売るために、あれこれと作戦を考えては実行していました。
 ソニー卒業後、WEBだけで保険を売るようになってからは、それはそれは色々なことをやっていましたよ。
 こういうのを私は「理論あるジタバタ」と呼んでいます。
 これがないと、売れないし、すぐに行き詰まっちゃうのよ。

 そもそも「電話を掛けるくらいなら契約なんていらない!」というほどの電話嫌いだから、周囲の売れないおっさんたちが、「電話を掛けては断られ・・・」を日々繰り返しているのを見て、「こいつら・・・終わってるな~」と哀れむ一方、電話を掛けずに済む方法をあれこれと模索していました。
 だから、必然的に、「複数のやり方」を持つに至りました。

 「電話を掛けては断られ・・・」の一つの方法しか持っていない・・・しかもそれは、ほとんどの場合、「断られる方法」。
 その、アホな1つの方法しかないってのは、ダン・ケネディだったら「バカ!」って言うでしょうね。


 2箇所目。

 「・・・あなたにとって大事なのは、あなたが顧客に届けるモノではなく、広告とマーケティング」。

 まず、かなりレベルの低い話になっちゃうけど、「お届けする」という「保険屋言葉」・・・最高にキモいよね~。
 こういう、一般消費者が聞いたらキモい言葉を、キモいと感じられなくなっちゃってるってのは、明白な「顧客無視」だし、「売れない洗脳に感化されちゃっている」ってこと。

 ・・・終わってます。

 そもそも、「お前、届けるのかよ? 保険金や給付金を、お前が払うのかよ!」でしょ?
 「届ける」んじゃなくて「払う」だけだろ?
 そして「払う」のは会社であって、あんたじゃない。
 (ただし地獄社の場合は、必死になって「払わずに済む方法」を考えるけど・・・)

 で、超低レベルの話は、書いていても不快だからここでやめて、重要なのは、「あなたが見込み客(候補)に届けるべきは、マーケティング理論に基づいた『広告』なのだ」ということ。

 あなたは生命保険契約の仲介者なのだから、契約まで至ったら、あとはコミッションを受け取っていればいい。
 契約につながる「正しい活動」こそ、あなたがやるべきこと。
 だからあなたは「見込み客候補」に「広告」して、「見込み客」を抽出する・・・これがあなたの「活動」なのよ。

 セミナーでは、「仕事時間の90~95%が広告宣伝活動」ということを、きちんと「根拠ある数字」をもとに伝えているけど・・・「活動量」って、一体何なんだよ?
 中身は何なの? 何の「活動」なの?
 それって、計測できるの?

 ダン・ケネディなら、こう言っておしまいです。
 「ビジネスに計測できないものを持ち込むな、バカ!」
 
 あ~、気持ちいい!
 ホント、「活動量」って・・・一体何なんだよ?
 バカ丸出しでしかありません。