正しいFFとは?

生命保険営業の本質!

 かつて、大阪の牧野先輩(牧野克彦さん)から電話をいただいたことがあります。
 きっと「引き寄せの法則」だと思います。

 当時、セミナーに出てくる必読図書「なぜか挨拶だけで売れてしまう営業法」の木戸一敏さんとのJVを考えていました。
 そうしたら久々に木戸さんから電話があって、「牧野さんが会いたいと言っている」とのこと。
 その直後にご本人から電話があって「お願いしたいことがある」。
 その電話を切ってちょっとしたら、また電話が鳴りました。

 ここで社員が驚いたワケですよ。
 私の携帯って、滅多に鳴らないし、しかも、鳴っても出ない時が多いのに、3連発で鳴ってすぐに出て、結構喋っていたから。

 電話が鳴って、それに出て喋ったら驚かれる生保セールスって、さすがに私ぐらいしかいないんじゃないかな~・・って、自分としてはかなり誇らしく思っています。

 ソニー時代も、目の前にいつも「石ちゃん」って人が座ってたんですよ。
 今も現役です。ソニー生命の連続挙績のチャンピオンです。
 その人が、典型的な「イラチ」で、私の携帯電話が鳴っていると、「イソやん、電話、鳴ってるよ! 電話、出ろよ!」って言う・・・。
 でも・・・鳴ってても私は出ない。
 自分で決めた時間以外は、電話には出ない。

 そうすると、「鳴ってるよ、電話! 鳴ってるよ! なんで出ないんだよ!」なんてイラつきながら叫ぶのですよ(笑)。
 「決まった時間以外は出ないって決めてんの」って笑って言うと、「よくそんなんで毎週契約取れるよな!」なんて、イラついて言っていました(笑)。

 別のエグゼの人からも、言われたことがあります。
 「イソやん、電話すると2秒くらいで留守電になっちゃうよな。すごいよな。それで契約に問題ないの?」みたいなことを。
 そう、電話に出る気がないから、留守電への切り替えの時間は3コール未満に設定していました。

 それでも契約には問題ないですからね。
 週3日の仕事でも、300週連続ぐらいの契約なら取れるのです。

 私たちは起業家ですからね。
 セールスのプロセスも、仕事の仕方も、電話の使い方も・・すべて「自分に合った方法」じゃないと、「できない」「続かない」「売れない」のですよ。


 話を戻します。

 電話が鳴って、出たら、白石さんでした。
 「三洞さん、お店にいらっしゃるの?」
 「居ますよ」
 「すぐに行きます」・・でした。

 白石さんは、生保セールス歴30年の、大先輩のお姉様です。
 店に入っていらっしゃると、店内の色合いが華やかになります。
 いつもおしゃれです。

 店に来始めた頃、たまたま私の誕生日にお越し下さって、私が誕生日だと言ったら、「じゃ、これ、プレゼント!」と言って、ご自身が巻いていたスカーフを首から外して、私の首に巻いて下さいました。
 「朱鷺色」の長~~~いスカーフ。
 「三洞さんなら似合うし、他所にもして行って下さるでしょ」って。

 2日後に、そのスカーフをして飲みに行きましたよ。
 行ったら、「三洞さん、いつもおしゃれですよね~」って言われましたよ。

 店番をやっていたノンちゃんが、白石さんの爪を見て、「ああ、ステキですね~」って言っていました。
 それを聞いて私が、「ネイルやっちゃダメなんて、とんでもないことを言うバカな指導者もいるんですよ」って言ったら、「え~っ、それ、逆でしょ?」って驚いていました。

 ネイルやっちゃダメ・・この業界で30年、楽しく売り続けているお姉様からすると、普通に「え~っ、それ、逆でしょ?」なのです。
 そんなものは明らかに「真逆」(=売れない教え)です。
 売れてる人にすれば、当然のごとく「どこにその根拠があるの? それって『真逆の売れない教え』以外の何物でもないでしょ? そんなの、考えるまでもなく、当たり前のことでしょ?」なのです。


 で、再度話を戻して。
 私が今日伝えたいのは、そこではない。
 その直後に、話が「FF」のことになったんですよ。
 これをお伝えしたいのです。

 白石さん、バッグから設計書を取り出して、「三洞さん、この保険、どう思います?」。
 そういうこと、しばしばあるんですよ。
 恐縮しつつ、感服します。
 謙虚で、勉強熱心で、素晴らしいな~・・って、いつも思います。

 でね、白石さんは、隣に座っている私に向かって、こう言いました。
 「この設計はね、FFしたら社長が・・・」
 そこで、気遣いがちゃんとできる白石さんは、カウンターの中にいるノンちゃんに対しても、ケアしてくれたんですよ。
 「・・あ、FFってのは、ファクトファインディングっていってね・・」

 そう、皆さんに伝えたかったのは、その後の言葉。
 30年間、この業界で楽しく売り続けている先輩の、FFに対する認識。

 白石さんは、こう言ったのです。

 「FFってのはね、ファクトファインディングっていってね、ファクト・・・お客様の実情をね、生い立ちとか趣味とか今の気がかりなこととかを、会話の中で、さりげなく、不快を与えないように聞き出すことなんだけど・・」

 私、それを聞いて、あわてて手帳とペンをカバンから出してメモしましたよ。
 メルマガに書こうと思って。
 酔って忘れちゃいけないから。

 イイですか、まとめますよ。
 30年間、楽しく売り続けている大先輩は、FFを、

 ●会話の中で、さり気なく、
 ●お客様に不快を与えないように
 ●生い立ちとか趣味とか今の気がかりを聞き出すこと

 だと認識していらっしゃるのです。

 で、私がメモしているのを見て、白石さんが「何してらっしゃるの?」とおっしゃるから、私は「素晴らしいですね!」って言いました。
 「え~っ、全然素晴らしくなんかないですよ~」っておっしゃるから、私、こう言いました。

 「多くの人はね、FFって言うと、会社から“やれ!”って言われている事情聴取の作業だと思ってるんですよ」
 「え? それって、どんなことを聞くの?」
 「年収とか、将来の夢とか、子供は大学は文科系か理科系かとか・・色々とたくさん聞くんですよ」
 「そんなこと、聞かれたって、どうなるか全然わからないわよね?」
 「ですよね。だから意味ないし、嫌われるんですよ」
 「へ~、そんなこと教えるの!・・それって、売りにくいわよね?」

 30年間も業界で楽しく売り続けているお姉様からすると、こんな感じなんですよ。
 要するに、会社の教えるFFなんてものは、レベルが低すぎて話にならないのです。まさに「売れない教え」なのです。
 半年で850万円売ったスーパー受講生の女性も、一緒に飲んでいる時にサラッと言いました。
 「FFって言っても、私、売れる質問しかしないから・・・」
 こちらも同じですよね。

 ダン・ケネディがこう言っています。
 「私は、あなたの業界で普通とされていることを見極め、それに反抗することを強く勧めていますが、これが私たちが大金を稼いでいる秘密です。この秘密はあまりにも効果があるので、成功するための基本要素になっているくらいです。これは、ほとんどの場合、殺すか殺されるかの状況です」

 これが正しい教えなのですよ。

 あなたが、長く楽しく売り続けたいと思うのなら、「彼らがやっていることはすべてやらないこと。特に全員が同意してやっていることはやらないこと(by アール・ナイチンゲール。エリザベス女王も敬愛する世界的思想家)」なのです。

 もちろんFFも同様です。

 白石さんは、自身が行っている「お客様の実情・・生い立ちとか趣味とか今の気がかりなこととかを、会話の中で、さりげなく、不快を与えないように聞き出す行動」を「FF」と呼んでいます。
 会社から言われるがままの、「低レベルの売れない作業」をやっているワケではありません。
 自分の頭で「売れる方法」を考え、それを実行しているのです。
 だから30年間も、楽しく売り続けることができているのです。

 あなたもそのレベルで仕事をして下さいね。