企業でも活動量型だと出世できないという事実

生命保険営業の本質!

 一昨日の土曜日、店に大学時代の文学部国文科のご学友様たちが遊びに来てくれました。
 毎年GW恒例の行事となりました。
 普段はベタな保険屋さんしか来ない店に、高尚な方々ばかりが来てくれました(笑)。

 私も「三洞先生」と呼んでいただけるけれども、教授やずっと高校の教師をやっている人が多いので、先生ばかりです。
 直木賞作家の先生も毎年来てくれるのだけれども、今回は彼の作品が映画になって、金曜が公開日だったので、舞台挨拶やら原作者インタビューの仕事が入ってしまって来られませんでした。

 映画はこちら。

☆「花まんま」 原作 朱川湊人

 私はまだ見ていないんだけど、2人が早速見に行っていて「泣くよ!」と言っていました。
 かわいい女の子が大好きな大学教授は「有村架純ちゃんが可愛すぎて、狂い死にしそうになった!」と言っていました(笑)。

 原作者の朱川湊人という男は……かなり以前に「小説家になって、結構たくさん書いている」という話は聞いていたんだけど、Amazonで検索しても出て来ないので「マジなの?」と思っていたのですが……朱川湊人はペンネームだったのです。
 岡本という男で、さして仲良くはなかったのに、大学時代の飲み会で「何だよこの腹はよ〜!」と言ってブヨブヨの腹にパンチを入れて、「やめろよ〜!」とか言われていました(笑)。

 でもね、彼の話を聞くと、本当に偉いといつも感心します。
 ずっと書き続けていた……だから直木賞作家になり、作品が映画化されるまでになった……保険売りもまったく一緒だからね。
 ちなみに、半沢直樹や「下町ロケット」の直木賞作家、池井戸潤さんも慶應の同期です。
 オレも、賞とは無縁だけれども「書くぞ!」と思うことができます。


 ということで、ここまでは前半。
 後半はまったく違う話。
 先程、古川くんのYouTube動画を見ました。

☆「7つの習慣」が人生を苦しめるワナ

 私も新しいことを始めるから、「あ、古川くん、新しいこと始めたな!」と思って見ていますが、この話もと〜っても良かったです。

 でね、第1領域〜第4領域の話をしていたんだけど……私、「7つの習慣」が日本で刊行されるよりも前に、とっても共通する話(データ)を聞いたことがあるのよ。

 簡単な図だから、頭で描けるよね。
 「7つの習慣」は縦軸が「重要性」で横軸が「緊急性」。
 ものすご〜く雑駁に言っちゃうと「緊急ではないけれども重要な第2領域に費やす時間を増やせ」ということがこの本のテーマ。

 同様に、某上場企業……まあ、名前を隠す必要はないな。
 日立という誰でも知っている会社。
 この会社は、リクルート広告を一番早く出した会社で、それを手掛けたのが私の広告代理店時代の師匠の師匠(大師匠)なのです。

 後年、私が保険屋になって、独立していた大師匠の会社の契約をいただいたんだけど、その時に大師匠が「今だから話せる話」を何気なくしてくれたんだよ〜。
 その話が今日聞いた古川くんの話(=コヴィー博士の話の本質)と一緒なのよ。

 リクルート広告を始めた時から、日立はデータを取っていたんだって。
 そこから40年以上が経っている……と言うことは、その時に入った新入社員も定年を過ぎているこということ。
 出世の状況はデータとして出ているのです。

 で、リクルートの場合は、縦軸が「頭が良い、悪い」、横軸が「活動量が多い、少ない」。
 どこの会社だって、「頭が良くて動く人」(第1領域)を採用したいよね。
 その上で、これは「世間一般」ではなく「採用した新入社員」の中での相対的評価だから、パレードの法則に従って「頭悪くて動かない」(第4領域)の人が20%存在してしまう。
 だから、ここを排除することは「不可能!」なのよ。

 その上で!……の調査結果。
 「頭が良くて動く人」もパレードの法則からすると全体の20%。
 とすると、残りの60%の比率が会社の業績に大きく関わることになる。

 残りの60%は「頭悪いけど動きます!」の活動量型の人(第3領域)か、「頭イイから、あんまり動きたくはありません」という「こっち側の、戦略型の人」(第2領域)に区分される。

 言いたいのはここ。
 普通に考えたら、どこの会社だって「頭が良くて動く人」を採用したいと思う。
 ところが定年を迎えて明らかになったデータでは、経営幹部になっているのは「頭イイから、あんまり動きたくはありません」という第2領域の人なんだって。
 第1領域の「頭が良くて動く人」は、せいぜい地域の本部長とか止まりなんだって。

 つまりは、会社の利益向上にとって最も大切なのは、第3領域の「頭使えないので、体使います!」という活動量型の人をいかに減らし、第2領域の「戦略型」の人を増やすのかということ。
 第1と第4の2つの領域については、相対評価だから常に20%固定。
 会社ができるのは、第2領域(戦略型)と第3領域(活動量型)の比率。
 これが会社の存続にとって、ものすごく大きな影響を与えるんだって。

 でも保険会社はいまだに「活動量型オンリー!」でしょ?
 もしも1人勝ちしたいのなら、私に年間10億円くらいは払って(大谷くんの給料から見たら雀の涙だろ?)、活動量型を一掃しちゃえばイイのですよ。


 これもどこかの本に書いてあったし、古川くんもYouTubeで言ってたよな〜。
 ケンブリッジ大学かどこかの卒業生の追跡記録。
 学生時代に目標がなかった人、目標を持っていた人、その目標を紙に書いていた人では、年収が何倍、何十倍も違うってことを。

 だから、こういうことを伝えるのは、とっても意義のあることなのよ。
 ということで古川くん、どんどん伝えてね!

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