弟子でも生徒でもない

三洞の「これが言いたい!」

 「弟子でも生徒でもない」なんてタイトルだと、「お前なんか、もはや弟子とも生徒とも思わない!」のような話だと勘違いしちゃう人もいるかもしれないけれども(笑)……実は、私がそんなことを思うはずがありません。
 ある意味、真逆の話を書きます。


 私がセミナー講師を始めたのは……最初はまだソニー生命在籍中だったから、丁度2000年あたりからだと思います。

 当時は講師業ではなく保険屋さんだから、なぜ私に声を掛けてくれたのか……おそらく、「声を掛けやすかった」程度の理由だと思うのだけれども(笑)、でも、今となってはその人に感謝ですよ。新たな経験、しかも私に合った経験をさせてくれたのだから。

 で、講師という立場になると、自然に「先生」と呼ばれるようになります。
 でも私は、それにとっても違和感があったのよ。
 母がよく「先生と呼ばれるほどのバカはなし」と言っていたせいもあるのだろうけれども、政治家同士が「先生」と呼び合っているような光景を見ると、何となくイヤ〜な感じがしていました。

 だから最初の頃は、「先生、質問なんですが……」と言われると、「すみません、先生はやめてください」と言っていたのです。
 ところが、誰もが「先生」と声を掛けるから、一々「先生はやめて下さい」と言うのも面倒になったし、政治家と一緒で、尊敬しているから「先生」と呼ぶわけではなく、呼びやすいから「先生」と言っているのだと割り切ってからは、「先生はやめて下さい」を、私がやめたのです。

 そして、「1日に一気に売れるようになる12時間セミナー」を始めてから10年、トータルで850人ほどの受講生が来てくれて……彼らの多くは私を「先生」と呼ぶから、先生と呼ばれることにはすっかり慣れてしまいました。
 母が生きていたら、笑って「先生と呼ばれるほどのバカはなし」と言われてしまうのでしょう(笑)。

 前回の12時間セミナーは、1人だけの受講生でした。
 私のビジネスとしては大いに問題があるのですが、それはまた別の話。
 実は、とっても素晴らしい機会になりました。

 最初は、私と受講生と、元受講生の長谷川(女将役)の3人の懇親会になると思っていたのです。
 でもそこに、義務であるかのように来てくれる咲子が来て、メグと息子の楓が来て……そうそう、近所のミノルも来たんだよな〜。

 さらには白石さんがお友達を連れて来てくれました。
 白石さんは、私が腰と肩を痛めたと聞いて、湯河原温泉の旅の帰途、私の体に薬を塗りに来て下さったのです。
 「三洞さんが元気でいてくれないと、全国に困っちゃう人がたくさんいるのだから」って。
 ありがたくて涙が出ますよ。

 そんな中、頭上の小窓を叩く音がするから、立ち上がって見れば、なんとおっぱい古川くんの顔が!
 東京に用事があったので顔を出してくれたんだって。
 受講生はヒミツキチのメンバーだから、さぞや感激したことでしょう。

☆保険営業の秘密基地入口(オンラインサロン)
 
 古川くんは、YouTube動画では「師匠の三洞さん」という言い方をしてくれているけれども、対面で喋っている時には、私を「師匠」とも「先生」とも呼びません。「三洞さん」と呼びます。
 さこ〜ちゃんも三洞さん。でも、マーケティング・レターのさこ〜ちゃんの記事のタイトルは「三洞師匠から学ぶ」。

 で、店で古川くんと喋っていて再認識しました。
 私をどう呼ぶかなんてどうでも良くて、呼びやすいように呼べばイイ。
 女性の受講生から「せんせ〜!」って声を掛けられると、とっても嬉しいしね(笑)。
 ただし私は、「受講生」だとは思っているけれども、弟子とか生徒とかいう感覚はなくて、基本的には「仲間」なのよ。

 ただ、受講したばかりの人や、動画の受講で会ったことがない人なんかは、まだ「仲間」と呼べるほど親しくないから、お互いに「仲間」とまでは思えない。だから早く「仲間」になって欲しいな〜と思っている……ということなのです。


 今日は火曜だから、3時半から「三洞LIVE〜楽しく売ろうよ!」をやります。
 そこでは、先日、新教材をリリースした史子とのやり取りを話そうと思っているのだけれども……史子なんかはもう完全に「仲間」だと思っています。

 極端な出不精で、人の集まるところに行くどころか、人と会うのが苦手だった私が、今では日本全国にたくさんの仲間がいる……ホント、これは幸せなことだし、すべて仲間のおかげなのですよ。
 そう思って、心穏やかに仕事をしよう……そんな思いの月初の1日なのです。