楽しくできないってことは、間違っているということ

三洞の「これが言いたい!」

日曜日は、オールデイズバンド「Mollys」での演奏でした。

 新橋のお店で定期的に演奏していた仲間たちです。
 「一緒の時期にバイトしていた」みたいなものですね。

 新橋時代は最低月1回演奏していたけど、お店自体がなくなっちゃって、以降は気が向いた時に演奏していました。
 「年に4回のぐらいのペースでやろうよ」と言っていたのですが、今回は約1年半ぶり。

 なぜこんなことをメルマガに書くかと言うと・・・もちろんセールスに役立つ気付きがあったからです。しかも5つも!

 まず1つ目。
 本番の3日前の金曜日の朝にギターを弾いたら・・・全然弾けなくて、かなり焦ったのです。
 その日の夜は来客があるし、本番の前日は12時間セミナーだから練習できないし、当日の午前中は自治会の役員会で、会長の私が欠席できない議題があるのです。
 珍しく、「ホント、ヤバい!」と青くなって、気持ちが悪くなってしまいました。

 ヤバいのだから、金曜は夕方まで気張って練習すればイイのに・・・気が乗らないと言うか、まあ、グダグダ状態ですよ。
 それでも何とか、夕方まではギターに触って、夕方、店に出てからもずっとギターを触っていたのですが・・・その辺でようやく「思考」が回転し始めました。

 どういう「思考」かと言うと、「どうすれば失敗せずに弾けるか?」。
 結論は「頭を使えば大丈夫」。
 
 失敗をやらかしちゃう時というのは、頭の中が空白状態になっちゃう時なのですよ。
 慣れていて、指が勝手に動いてくれる状態なら、そんなことはないのですが、1年半ぶりだから、そうは行かない。
 だから、「ちょっと先」を常に考えながら弾けばイイ・・・ということに気付いたら、急に弾けるようになりました。

 セールストークも一緒ですよね。
 ダン・ケネディが、よく、「マイナス思考が大事」みたいなことを言うけど、どういう意味かと言うと、「常に見込み客の反論を予想して準備しておけ」ということ。
 思いもかけない言葉が相手から出るから、アワアワ状態になっちゃって、玉砕するワケでしょ?
 つまり、「思いもかけない」ではなく、「想定内」にしておけば、常に主導権を持ってトークができるのです。

 2つ目。
 リハの時、ドラムもベースも、「こいつら、大丈夫か?」と思ったのです。
 演奏がガタガタなので。

 まあ、ベースのコーディは正真正銘の元プロだから心配はしませんでしたが、それでも以前と比べるとかなり音がスカスカで、乗りもない。
 ドラムのモーリちゃんに至っては、私よりもはるかにヤバいのです。テンポが取れない曲さえ、数曲あるんだもん!

 ところが!
 私を含め、本番では全員、何の問題もなし。

 問題があっちゃダメなんですよね。
 だって、ミュージックチャージを貰っちゃっているのだから。
 結局、みんな、「プロとして、腹を括って、やるしかないのだ!」でパフォーマンスできたということですよ。
 これも、セールスでも同様。
 客の前でビビるなんてのは、田舎の高校生の文化祭の演奏と一緒なのです。

 3つ目。
 ゲストで超スーパーセールスマンの北條ちゃんが3曲歌ったんだけど・・・これ、マジで上手でした。しかも、ブルージーで味があって最高!

 でもね、ものすご~く時給の高い男が、1円の金にもならない余興のために、ものすご~くしっかりと準備してくれたのですよ。
 1つの曲でも、色々なミュージシャンが歌っていますからね。それをYouTubeで調べて、しかも、1人カラオケに4回も行って、さらには数日前に拙宅まで来てくれた・・・。

 「期待を裏切らないために、周到に準備する」・・・だから売れるのです。

 4つ目は、大分の受講生、才媛森崎からの贈り物。
 ステージ上に置けるバルーン。
 「ライヴを最前列で盛り上げることはできないから・・・せめて、応援してますの気持ちを届けたいなと思っていました」だって。
 もう、惚れちゃうからやめてくれよ!・・・ですよ。
 本当にありがとう。
 気遣いというのは、思考が行きわたっているからこそできるものなのです。

 生保セールスは、頭脳労働ですからね。
 思考が行きわたっていなかったらダメなのですよ。
 ボ~っとしてたら、見込み客に対して、どう対処すればイイのかが、いつまで経ってもわからないですよ。

 そして最後の5つ目。
 私はものすごく楽しかったけど、ベースの元プロのコーディも「いや~、やっぱ、楽しいいですね~」だったし、モーリちゃんは「楽しいから、またすぐに演ろうよ」だったし、北條ちゃんも「仕事以外で、こんなに気合いが入ったのは初めてだったので、凄い新鮮でした。また呼ばれたら、もっとレベルアップ出来る様に、カラオケに励もうと思います」とのコメントでした。

 楽しくできなかったら、やる意味はないのですっ! 
 楽しくないのなら、それは、やり方が間違っているのです。
 
 以上。