長くビジネスを続けるということ

生命保険営業の本質!

 先日、珍しく、会議に参加しました。
 私が理事になっている会社の会議です。
 もちろん、くだらないミーティングではなく、有意義な会議でしたよ。

 途中で昼食になり、6人で円卓を囲んで中華を食いました。
 そこでの話題は、サンタとクリスマスプレゼント。

 私が子供の頃は、クリスマスだからといって家で何かをするなんてのは、ごく一部の「ハイカラな家」だけだったし・・・特にウチは寿司屋だからね~。暮れのかき入れ時に、子供をかまっている暇なんか、ないのです。

 自分の子供ができた後も、そもそも私は行事ごととか記念日みたいのは好きじゃないし、中でもクリスマスなんてのは「嫌い」なのです。
 だから、トシくんには、「サンタなんていないし、ウチにはクリスマスはない。もちろんプレゼントなんて貰えない」と、ハッキリと「教育」しておりました。

 そんな私ですから、「子供がまだサンタを信じている」とか、「7歳までは信じさせたい」といった話が出たら、「アホか!」で終わらせちゃうのかというと・・・そうではないのですよ。

 「アホ」だと思っている人が言うと、「アホか!」になる。
 でも、敬愛する人や認めている人が言うと、マイナスの感情は生まれず、微笑ましく聞いている・・・。

 保険が売れるって、まさにこういうことなのよ。

 ちょっと前に「応酬話法なんて、日本においては存在しない」ということを書いたけれども、「和をもって貴しとなす、言霊の国ニッポン」においては、基本的には「受け入れる」か「受け流す」かのどちらかなのよ。

 だから、「受け入れられる存在」にならないと、売れない。

 「そうか。それなら何度も会って、時間を掛けて、信頼関係を構築すればイイんだな」なんてのが、頭の悪い、廃業への思考。
 「何でオレが、お前の商売のために、何度も会ったり、時間を取られたりせにゃならんのよ!」・・・これが普通の感情だもん。
 そうなったら、「受け流す」ではなく「拒否される人」だからね。

 で、話はちょっと戻って。

 クリスマスなんて、私には何の関係もないのだけれども、12/25は記念すべき日。
 お店「癒やしの飲み屋 三洞」が開店した日なのですよ。

 今日で丸12年。
 まあ、よくも続いたものです。

 今年は生保セールスも25年だし、店も12年だから、「区切りの年なんだよな~」と、今朝、思いました。
 どちらも、正しいマーケティング理論に沿ってやったから、「仕事半分、楽しさ半分」でありながらも、「楽しく長く売り続ける」ことができたのでしょう。
 設立から15年経過して存続している会社は約1%なのだから、「かなり優秀!」ということですよ。

 そう、理論に沿った仕事は、楽しいのですよ。
 今、そういうことを、新春号の「マーケティング・レター」に書いているけれども、戦略型セールスにおいては、「楽しいから売れる」→「売れるから楽しくなる」→「さらに売れる」・・・これが螺旋状に上昇して行くから、年々売り上げが増え、仕事が楽になって行くのです。

 そういう正しいスパイラルの中に自分を置かないと・・・続かないですよ。
 続いたとしても、「苦労の割には、ちっぽけな成果」になっちゃいます。
 こっちの方が怖いかもしれないよね。
 だって、何よりも大切な「人生という時間」が、つらく苦しいものになってしまうから。


 誰だって、好きなこと、得意なことじゃないと、上手くなれないし、続かない。
 この基本を欠いたビジネスは、長続きはできないのです。