昨夜も店内は受講生で満席でした。
今月から売り始めた受講生が、「すぐに知り合いは尽きるから、マーケティングの効果が出るまで、職域(諸苦域)に行ってもいいですか?」と聞いて来ました。
私の答えは「絶対にダメ。やめなさい」
彼女の答えは「はい。もう絶対にそんな(損な)ことは考えません」
いい子、いい子。
言い方が潔くて素敵でした。
で、もちろんそこで終わらずに、「今、目の前で見込み客を見つけてやるから、安心しろ」と言ったら、当然ながら、受講生全員が寄って来た。
・・・約1分後、「うわ~っ!」の声。
見込み客がイヤになるほど見つかりました。
「ここに、定型文をコピペするだけ。電車賃もガソリン代もいらないし、炬燵に入ったままで、短時間でできる。子供が寝てからやればいい。な、簡単(感嘆)だろ。これでも職域(諸苦域)、行くか? 職域営業なんて、ホント、ゴミだろ?」
隣に座っていた別の女性が「今、全身がゾクゾクっとした!」と言いました。
年末に、ものすごく嬉しい言葉が聞けました。
受講すれば、こういう状態になれるのにね~。
このメルマガ読んでるだけのやつって・・・ホント、バカ。
バカだから売れないってだけで、それは当然ですよ。
ということで今日は、ガラッと話題を変えて、見た目の話を。
~ ~ ~ ~ ~
「見た目」については、過去に何度も書いているので、ホームページを検索して、記事を読んで下さい。
・・・検索窓、あったかな?
後で見て、なかったら付けておきます。(→付けました!)
で、数日前に東京海上の社員の人が4人来て、ちょっと昔話になったのですよ。
私はソニーを無事に卒業して個人代理店になりましたが(今は、経営者ではなく、代理店に「所属」しています)、代理店になれば、ソニー以外の会社の商品も扱えます。
最初に乗り合いしたのは、たしかアリコジャパン(今のメットライフ)だと思います。次があんしん生命。
スウ3があんしんに移籍したばかりの頃で、わざと「知らない土地で!」と希望して、埼玉にやって来た(スウ3は名古屋出身)。
そして、代理店開拓のために「渾身のFAXDM]を出した。
そこに最初に反応したのが私・・・となります。
あんしんはどうでもよくて(バカにしているわけではない)、要はスウ3ですよ。スウ3と組んだことで、お互いのビジネスは大いに発展しました。
そして私は、週に2日ではなく、月に2日ぐらいしか外出しなくなったのに、地域でトップレベルの代理店になりました。
もちろん初年度から、表彰式に呼ばれました。
さて、表彰式です。
東京海上の表彰式の会場は海上でした。
東京湾内クルーズ船。
もちろん「何を着て行こうかな?」と考えました。
考えのスタートは「絶対に負けね~!」です。
「オレ様と、田舎のダサい代理店のオヤジ連中との違いをは、はっきりと見せてやる!」
選んだコーディネートは以下の通り。
●金髪にピンクの細いメッシュ
●真っ赤なダブルのスーツ
●ラメ入りの白いシャツに鮮やかなブルーのテカテカネクタイ
●オーストリッチのオーダーシューズ
●金ベルトのエルメスの時計
●金色の鳥の羽のブローチ
●金のピンキーリング
さて、会場です。
表彰される人なんてのは顔ぶれが決まっているから、みんな顔見知り。
表彰・会食の前から、あちこちで和やかに談笑していますが、私は初参加なので、知人ゼロ。
会場の片隅で、1人ポツンと水割りをなめておりました。
そうしたら・・・後ろから女性の小さな声が聞こえてきました。
「・・・芸人さんよね? 知ってる?」
「知らない。余興、何なのかな?」
「お笑いっぽくないから・・・手品じゃない?」
「ああ、そうかも。マジシャンなんだよ、きっと」
・・・って思われても仕方ありません。
保険代理店のオヤジには絶対に見えませんから。
しばらくして、今度は男も交じった、こんな声が。
「これ、誰? いつもはいない人でしょ?」
「ごじゅう・・・た?」
「いがだ? いとだ? いとだとし・・・って読むの?」
「でもこれ、個人だよね? 数字、すごくない?」
「あ、ねえねえトップサービスさん、この人、知ってる?」
「いや、私も知らない人だから、誰だろうって思ってたんですよ」
「若生さんよりも売ってるから・・・何かすごいですよね?」
「だから、見たことない人が何人かいるから名刺交換してみたんだけど、この名前の人じゃないんだよね~」
「来ないのかな?」
「まあ、表書式が始まればわかるからね。いたらもちろんお話しますよ」
で、いよいよ表彰式です。
常務さん(数年前に定年退職したのに、1カ月くらい前に店に遊びに来てくれた)が舞台に上がり、お礼の言葉の後、表彰者の名前が1位から読み上げられます。
「第1位、埼玉りそな銀行様。第2位、三菱自動車販売埼玉様。第3位、埼玉トヨタ自動車販売様。第4位、埼玉県信用金庫様。毎年、本当にありがとうございます。残念ながら、いつものように、4位までの代理店様は、表彰式への参加をご辞退なさっております」
「・・・では、続けます。第5位、五十田敏様」
「はい!」
私が勢いよく返事をして舞台に向かったら、うしろから「え~~~~っ!」という驚愕の声!
そりゃ驚きますよね。
余興のマジシャンだと思っていた、金髪に真っ赤なスーツの男が、実は保険代理店主で、場内1位の売上なのですから。
パーティーになったら・・・名刺を手にした人たちにドワ~っと囲まれました。
でも、三洞さん・・・名刺、持ってない。
「お名刺、頂戴できないんですか?」
「すみません、持ってないんで・・・」
「お忘れになっちゃったの?」
「いや、普段から持ってないんですよ」
「え~っ! それで契約、取れるんですが?」
「一応、表彰されるぐらいは取れてますけど・・・」
「・・・ですよね~・・・」
おばちゃん連中からは「一緒に写真撮ってください」の嵐。
売れない芸人よりもはるかにモテてます。
さらに。
1人のおばちゃんが、名刺を持っていない私に、「写真、送りますから、こちらに送り先、書いていただけませんか?」と、バッグから手帳とペンケースを取り出しました。
ボールペンを差し出したのですが、ペンケースの中に筆ペンが入っているのが見えたので、「その筆ペンでもイイですか? 立って書くなら、そっちの方が楽なので」。
で、おばちゃんたちに囲まれて、立ったままササっと住所と名前を書いたら、また「うわ~っ!」。
そりゃ、驚いてもらわないと困りますよ。
書家なんですから。
そうしたら、私を囲んでいたおばちゃんたちが一斉に下を向きました。
バッグから手帳を取り出すために。
以降はサイン会になりました。
雰囲気を味わうために・・・縦に一列に並ばせました。
そうしたら・・・どんどん行列が伸びて、すげ~長い行列になってしまいました!
こうしていきなり、保険をたくさん売っている人たちの中でも、「上位のポジション」に立つことができたのです。
これが、セミナーで1時間も掛けて喋っている「優位に立つ見た目」の、とってもわかりやすい形ですよ。
基本は「絶対に負けね~!」
イイですか、客に負けてる髪形、服装、バッグ、時計、靴、車では・・・ほんの少ししか売れません。
「優位に立つ」ですよ。同等じゃ売れないのです。
瞬時に圧勝するから売れるのです。
・・・それを、「保険屋らしく」「地味に」「安い車で」「嫌われないように」って・・・本当に本当に本当~~~に、くそバカ!
三洞の名言です。
安い服着て安い保険、高い服着て高い保険。
地味な服着て地味な保険、派手な服着て派手な保険。
貧乏くさい人には、貧乏な人が寄って来て、貧相な保険しか売れなくて、貧乏になっちゃうのです!
最後に。
表彰式の余興は「悲しいとき~」っていう芸人さんでした。
アンコールで「どけどけどけ~、ばかやろこのやろめ~」ってやつも、やってくれました。