「ストーリー」じゃないと売れない。

生命保険営業の本質!

仕事をしている時(=原稿を書いている時。今は、その他の「作業」は、優秀な社員がやってくれる)は、いつもケーブルテレビの洋画のチャンネルを点けっぱなしにしています。

 好きなのは、シルヴェスタ・スタローンとか、ジャン・クロード・ヴァンダムとか、スティーブン・セガールみたいなやつ。
 話の筋が見た瞬間分かるし、「ズガガガ!」「バシッ!」というような「戦う音」がすれば見ればいいから。
 「犯人探し」や「ストーリー物」だと、最初からちゃんと見てないと、全然わからなくなっちゃうからね。

 でも、先日、しっかりと「ストーリー物」を見ました。
 見た映画は、「みらじょもびっち(間違ってないよね?)」の主演。有名な何部作かのやつ(「アリゲーター」みたいな作品名)は何度か見てるけど、それ以外の彼女の主演映画は、おそらく初めて見ました。
 スッゲ~面白かったです。CIA職員がテロを防ぐ映画。

  で、1時間ぐらいしたら、気付いたんですよ。
 新しい映画だから、戸田奈津子さん訳じゃないだろうけど、今、マーケティング・レターを書いてても、ダン・ケネディのような大家が書いたものでさえ、日本語としてはおかしいところがいっぱいある。
 そんな中で、久々に「ちゃんと見てないとわかんなくなっちゃう映画」を見たら、「日本人にとっておかしな言葉」が結構たくさんあることに気付いたのです。

 スウ3の長女の「天才&ちゃんと努力」のカオちゃんは、以前、「尊敬するのは戸田奈津子さん」と言っていました。
 天才少女だから何の違和感も感じなかったけど、それを思い出して、YouTubeで戸田さん訳の映画をちょっと見てみたら・・・「さすが!」と関心はしたけど、おかしな日本語は、今見た映画の比ではないということに気付きました。
 ただ、時代の違いを考えたら、「戸田さんってホント、スゴイ」と思ったのはもちろんですが。

 で、日本語がおかしいことに気付いてからというもの、映画が全~然面白くなくなっちゃった・・・なんてことは全~然なくて、すぐに映画に引き込まれました。
 つまり、練られたストーリーは、有無を言わさず人を惹き込むのですよ。

 だから、「感情売り商品の王様」である生命保険を売る際に、「保障」だのなんだの言ったら、そりゃ、絶対に売れんわな~・・・なのです。

 さらに。
 映画を見た直後にこれを、書いているのに、その「おかしな言葉」が何だったかを、全然思い出せません。
 つまりは、素人であり、保険になんか何の興味もない顧客が、「1週間前の3つの保険の話」「1時間前のライフプランの話」「昨夜のプレゼン」なんて、絶対に覚えているはずがないのですっ!

 さいごに。
 優秀な受講生の田中くんが、ストーリーについて、コメントをくれました。

 「先日、ソニーのアホみたいに売ってる人が、『プレゼンでは、商品の説明はせず、ストーリーを話せ』と言っていたのを聞き、やっぱり売れてる人は三洞さんの教えと同じだと感じました。無意識にしているから、理論としては語れないのでしょうが。
 先日も、貯蓄希望で保険を売った人に、がんについて、ストーリーを意識して話したら、向こうから『主人と相談したいので、資料をください』『入りたいです』ってなりました。
 改めて、『台本(ストーリー)を構築しないと!』って思いました。
 たぶん、これを訓練して、三洞さんのように自然体で語れるようになったら、保険を売るのって楽勝なんだろうなっ~て。三洞さんのように、どんだけ飲んで酔っ払った状態でも契約になっるのかな~って」

 商品や保障を語って売れるなら、廃業するやつなんて、いませんよ。