非常識な世界

三洞の「これが言いたい!」

 昨夜はなかなかゴージャスな遊びをして来ました。

 「謎の大富豪」と呼ばれている女性から豪華なクラッシックコンサートに招かれて、終了後、ベルギービールのお店でご馳走になりました。

 会場に入った瞬間から「客層が違うな!」と思いました。
 コシノジュンコさんも来ていたらしいけど、おしゃれで、いかにも「お金持ち!」みたいな人がウヨウヨいる!
 着物姿の女性も多数。
 明らかに「名前は知らないけど、女優さんだよね?」という人も何人か見かけたしね。

 私は、受講生からプレゼントされた燕脂色のパーカーに、赤のチェックのパンツ、そして真っ赤な靴にブルーのジージャンを羽織って出掛けたけれども……全〜然浮いてない。
 行きの電車の中では明らかに浮いていたのにね。


 ……書いていて思ったけれども、これって、受講生向けの記事だし、メルマガじゃなくてマーケティング・レターに書く内容だよな〜。
 でもまあ……書き始めたのでこのまま続けます。

 2001年に刊行された名著「ファンキー・ビジネス」の中で、著者(2人のスキンヘッドの北欧の大学教授)は「部族」という言い方をしているけれども……すごい「先見の明」だと思います。
 要するに、「もはや、企業であっても、共感なきところにビジネスは成立しないよ」ということ。
 それは、後年から今に至るまで、常識になっている……。

 先日届いたダン・ケネディのマーケティング・レターも、テーマは「群れを作る」。
 「群れ」っていうのは、「見込み客リスト」のこと。
 「見込み客がいない!」と嘆く人が大多数だけれども、こうした「常識」を知らず、学びもせず、「活動量」などという1970年代までしか通用しなかったアホすぎる言葉に踊らされているのだから、ビジネスが成立するはずがないのです。


 コンサート終了後のベルギービールのお店には、総勢18人が集まったけれども……これ、「謎の大富豪」が招待した人の一部。
 「一体、どんだけ人脈が広いの?」と思うけれども……招待だからね。S席なのに全員無料。
 ベルギービールの店も、謎の大富豪がさっさとカードで会計をして下さって……全員無料。
 一緒に行った受講生たち、得したね!

 そこで最初に自己紹介があったのだけれども……下世話な話をすると、「保険屋だったら、『誰でもイイからお近付きになって、保険を売りたい!』と思うだろうな〜」と思いましたよ。
 オレだって、ソニー時代だったら、絶対にそう思ったはずです。
 なぜなら、謎の大富豪のお友達なのだから、お金持ちに決まってる。
 見た目もお金持ちそうな人ばっかりだったしね。

 ところがその中に2人、「目にも入らない」おっさんとおばちゃんがいたのよ。
 私風に言うと「地味〜ズ」。
 そして、笑っちゃうことに、自己紹介を聞いたら「元ニッセイ」。
 隣にいた受講生の咲子が「ああ……何か雰囲気違うと思いました」(笑)。
 要するにその2人だけが「浮いちゃってる」と言うよりも「沈んじゃってる」(笑)。
 

 さて、この話から、どんな示唆を得るかな?
 受講生だったら「ヒント満載!」と思うはずです。
 とっても分かりやすいマーケティングの話だし、セールスの話だからね。

 ビジネスにおいては、そういうレベルが「常識ある、こっち側の世界」。
 「そこで、勇気を持ってセールストークを発することができるか?」とか、「謎の大富豪がキーマンになってくれないかな〜」……なんて思っちゃうのが「非常識な、あっち側の世界」。

 分かるかな?
 解説を始めると膨大な文字量になってしまうから書かないけれども、1つだけ言っておきます。
 「非常識な世界」にいたら、ビジネスは成立しないからね。
 それはもはや「常識」なのよ。