メダカの卵の「真理」

生命保険営業の本質!

今日も関東地方は「曇ときどき雨」だけれども、朝、久々に傘をささずに庭に出ることができたので、メダカの世話をしました。
 放置するとすぐに増えてしまう浮草を捨てて、餌をあげて、ホテイ草の根っこに付いた卵を取って、孵化用の容器に移します。

 この「卵を取る」という作業をしていると、いつも2つのことを思います。

 1つは「見えていないと見えない」ということ。
 これはいつも痛切に感じます。

 メダカは……もう18年くらい前になるのだろうけど、あんしん生命さんで代理店向けにセミナーをさせていただいた時に、受講者のおじさんが「先生、メダカ、いります?」と言ってくれて飼い始めました。

 後日、支社長さんがその代理店まで車で連れて行ってくれました。
 庭中がメダカだらけ(笑)。

 ちょうど今頃の季節だったと思います。
 代理店のおじさんが「これが卵です」と言って、私の目の前にホテイ草を差し出したのですよ。
 でも私には、どこに卵があるのか全〜然わからない。
 「え、どこ?」と聞くと、「これ、これ」と言って指差してくれるのだけれども……それでも分からない。
 おじさんが卵を取って、指に乗せて見せてくれて……ようやく分かりました。
 1ミリくらいの透明な卵が、真っ黒なホテイ草の根っこにくっついているのだから、「これが卵」と「認識」できていないと「見えない」のですよ。

 ウチでも同様でした。
 かわいいトモミちゃんが社員になったばかりの頃、「私も卵、とりたいです〜」と言うから、「やってごらん」と言いました。
 でも、若いトモミちゃんも、「これが卵」と言っても、最初は「え? どれですか?」でした。
 頭も目も私よりしっかりしていても、「認識」できていないと「見えない」ものなのです。


 生保セールスも一緒なのよ。
 正しい理論を「認識」できていないと、誰がお客さんなのかも「見えない」し、どうやれば売れるのかも「見えない」。
 ましてや「間違った教え」を日々受けていると「全〜然見えていない」になっちゃう。

 受講生だって、受講前はみんなそんな感じだったからね。
 受講しても、「間違った教え」が除去・消毒できていない段階だと、見当外れの事を平気で言って来るのだから。


 そしてもう1つは「思考は現実化する」。
 たかがメダカの卵くらいで……と思うかもしれないけれども、これもいつも実感します。

 メダカの卵は、ホテイ草の根っこにたくさん付いている時もあれば、そうじゃない時もある。
 卵がなかなか発見できない時は「ああ、あんまり付いてないな」と、普通に思っちゃう。
 これが「既成概念」。
 そうなると「あまり付いていない」という前提で根っこを見るから「ここにもない……ここにもない」になる。

 そこで思うワケですよ。
 「いやいや、『ある』と思って見るとある」って。

 そうすると……不思議だよね〜。「ここにもない」と思って探すのをやめちゃったホテイ草を再度見ると、ちゃんと卵を発見できるのです。

 これまた生保セールスと一緒。
 売れる人って「売れるに決まってる!」と思っているから売れる。
 売れない人は「売れないかもしれない」と思っているから売れない。

 「断られてもくじけるな」なんて言葉を受け入れちゃっているから断られる。
 「プロなら断られちゃダメ!」という私の言葉を受け入れている受講生は断られない。

 「見込み客が見つからなくて不安だ」なんて言っている人は、見込み客が見つからないし、常に不安な気持ちになる。
 「こうすれば見込み客が見つかる」ということが「認識」できている人は、見込み客が「見えて」いるから不安になんかならない。


 こういうことは「真理」なのよ。
 正しい本には、どれを読んでも同じことが書いてある。
 「断られてもくじけるな」のような、人を不幸にしかしない言葉は決して書かれていない。

 これが「真理」。
 だからあなたも「正しい世界」で仕事をしましょうね。