「セールスレディ辞めます」

セミナー受講者の声

セミナーを、札幌の会社に勤務するセールスレディの方が受講して下さいました。
札幌は妙に縁がある街です。
受講者様、契約者様がたくさんいらっしゃいます。
遠路、本当にありがとうございます。

この方、まだ生命保険営業を始めて2カ月です。
前の晩にスウ3がこんなことを言っていました。
「転職してからさほどの月日が経っていないのに、遠方からわざわざ来てくれるのは、どんな理由があるのだろう?」って。

毎回、遠方からのご参加の方がいらっしゃるので、自分ではさほど気にしませんでした。
でも、たしかに、入社してすぐに、しかも飛行機代や宿泊費を払って来て下さるのは、何らかの強い理由があるはずです。
出不精な私は、特にそう思いました。

懇親会で話をしていて、それがわかりました。
まだ経験が浅いからこそ、会社で教えてくれることに「大いなる違和感」を感じるのでしょう。

特にヤバい会社だったしね。
こうした会社に勤務していると「生命保険とはこういうもの」「生命保険なんだから(顧客が大損をしても)仕方ない」という、他所ではまったく通用しない「非常識」を、常識として教育(洗脳)されます。
その結果、そういうものだと思い込み、契約者を、そして自分も家族も不幸にしてしまいます。

この方は、洗脳前だったから、具体的な思考には至らなくとも、「このままではマズいことになるぞ!」ということが感じられたのでしょう。
そう感じることができるだけの、知性と感性をお持ちの方だからこそ、参加して下さったのです。

翌日の日曜日、その方から、「明日、会社を辞めて来ます」とのメールが来ました。
そして、こう書いてありました。
「私は、媚びる生保のオバチャンじゃなく、仕事で認められるプロになりたいから」

そう、相応しくない泥沼の環境でもがく必要などありません。
それは大切な時間を無為にしてしまいます。

あなたには、あなたに相応しい、正しい(=普通の)環境があるのですから。