昨日の昼は、沖縄の仲田史子と息子の朝陽とメシを食いました(オレは酒飲んだ)。
この春、朝陽が小学校を卒業するので、母と息子2人での卒業旅行です。
目的は東京競馬場での日曜日の競馬観戦。
朝陽が「馬が走るのを見たい」って言ったんだって。
「中学生になっちゃったら、もう母ちゃんと2人で旅行なんて機会もなくなっちゃうかもしれないから……」とのことだけれども、「こうして息子と2人旅ができて最幸です!」と言っていました。
それができたのは……史子は天才だけれども、でも、正しい環境に身を置いて、正しい売り方ができるようになったから。
正しい努力をして、「お金の自由」「時間の自由」「場所の自由」を手に入れたから。
朝陽が言ってたのよ。
「かあさん、住友の頃、朝からマジキレてたさ〜」って(笑)。
「そんなに変わった?」と一緒にいた受講生のフミヤが聞いたら、朝陽は「うん。全然違う」と言っていました(笑)。
史子は今は週に3〜4アポ。
でも、7歳下の爽やかな旦那さんに家事を任せられる収入。
これが「こっち側」の正しい世界なのよ。
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では、今朝読んでいた本からの引用。
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……かつてヘンリー・フォードは、史上最も売れた車、フォードのTモデルに関して、こう言ったことがある。
「顧客は好きな色を選ぶことができる。それが黒でありさえすればね」。
彼はビジネスマンが忘れがちなことをよく理解していた。「顧客にサービスする」とはどういうことか? それは、個人的なコンシェルジェになることでも、顧客のあやゆる気まぐれや欲望を満たすことでもない。
(中略)
顧客に選択肢を与えれば与えるほど、優柔不断を生み、注文は少なくなるだろう。これでは結局害にしかならない。もっと言えば、顧客に選択肢を与えれば与えるほど、メーカーや顧客の苦労を多くしてしまうのだ。
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今調べたら、フォードのT型モデルの発売は1908年。
115年も前のことです。
でも、115年も前に、「選択させたら売れない」ということに気付いていた人がいた。
以降、それは常識になった……とオレは思っていたのだけれども、今だに「松竹梅持って行け」などという非常識な会社が存在する……。
どんだけバカすぎるの?……だよね。
時代は下がって……。
高度経済成長が終わって、その後バブルの崩壊があって、その前後の20年ほど……今思うと、とっても短い期間だったんだよな〜……上記引用文にも書かれているけれども「顧客の要望を聞く」という売り方が効果的だった時期があるのよ。
でもそれも、1999年の時点で、神田昌典さんが「コンサルティング営業というやり方はもはや通用しない」と書いたように……通用しなくなった。
エジソンが「人は考えないためなら何でもする」と言ったように、人は、生存本能によって、脳に負荷の掛からない「選択不要」「思考不要」の方向に向かうことが、今は脳科学的にも明らかになった。
つまりは、私がセミナーで言っているように、「聞いたら売れない」……これも今や常識なのです。
それなのに、令和の世になっても「聞けば聞くほど売れる」などという、気が狂っているとしか思えないようなことを、賢しらに指導する会社が存在する……。
どんだけバカすぎるの?……だよね。
こうしたことは、もはや常識なのよ。
真逆のことを言うのは、非常識な人。
そんな世界にいるのは、早くやめようね。