「失礼で無礼」なトーク

生命保険営業の本質!

 昨日のメルマガの続きのような話をします。

 お店の常連さんで、受講生でもあるマニュライフの白石さんというお姉さまがいらっしゃいます。
 生保セールス歴35年。35年間も「楽しく長く売り続けている」、まさにお手本のお姉さまです。

 この方、いつも、とってもおしゃれです。
 決して、頭に煙突なんぞ立ててはいません(分かる人だけ分かればいいです)。

 その上・・・私なんぞが言うのはおこがましいけど、とっても品が良い。
 そう感じさせるのは、言葉がきれいだから。
 会話に使われる言葉の中の「敬語率」(特に「上品な丁寧語」の率)が非常に高いのです。

 こうした方と喋っていると、私も、とっても「品のおよろしい」喋りになります。バンド仲間の毛利ちゃんが脇で聞いていて、「五十田、さすがだな?」って言っていましたから。

 要は「場に合った言葉が使える」ということだし、私たちは「話のプロ」なのだから、それが出来なかったらダメなのよ。

 ということで「お勉強」。

 白石さんのような方が「敬語率が高い会話」をすると、相手は「品がよろしい」と思い、「気圧されます」(「けおされます」と読んで下さい)。
 そもそも「上品だ」と思われること自体、「ポジションの上昇」です。
 必然的に「優位に立って」喋ることができます。

 その結果、白石さんは、35年間楽しく保険を売り続けることができていますし、社長・社長夫人・社長令嬢、教授・教授婦人・教授の娘、ドクター・奥様・お嬢さん・・・といった「層」がターゲットになっています。

 でもね、これ・・・白石さんの年齢だからこそできることなんですよ。
 だって、例えば30歳そこそこの独身男が、白石さんと同じ言葉を使ったら・・・「違和感!」になっちゃいますからね。

 しかも、年齢が若いということは、それだけで「優位に立って喋れるケース」が少ない。
 にもかかわらず、そこにさらに「相手が上」だからこそ発する「敬語」を加えてしまえば・・・ポジションは大きく低下するのです。

 つまり、年齢が若いからこそ、ついつい敬語を使ってしまいがちですが、それは逆。
 若い人ほど、言葉を精査し、できるだけ敬語をなくす方向で台本を作成しなければならないのです。

 ここまでを読んでわかるように、「敬語」は、セールスの場で使うには「とっても危険」な言葉です。
 つまり「できるだけ使わないように、台本を作る」ことが必要なのよ。
 たくさん使っても大丈夫なのは、白石さんのような方だけ。
 自分に合わない言葉を使ってしまうと、普通にやれば売れて当然の元剣道部の男だって、絶対服従の後輩にすら保険が売れなくなるのだから。

 そして「使うべき場」を認識することが必要です。
 それは「特殊な場」・・・高級料亭とか、高級旅館とか、一流ホテルのBARとか、お茶会とか。
 こういう「場」で、しかも「もてなす側」(仲居さんやバーテンダー)に対して、美しい敬語を使う・・・そういうことができるようになると、同席した人から、「品がイイ」「育ちがイイ」「知性がある」「良い人だ!」と感じてもらえるようになるのです。


 対して、会社の教える「果てしなく売れないアホトーク」は、本質的に「失礼で無礼」なのですよ。

 私は受講生に、「相手がどう感じているかを、ありありと感じようとしろ」と常に言っています。
 ・・・でもみんな、そこが甘いんだよな~。

 相手と、その場に合った言葉を使わないと、相手は違和感を感じてしまう・・・これは誰でもわかるよね。
 違和感を感じると、人は「警戒する」のよ。
 その結果、「場から離れようとする」・・・「引かれる」ってヤツです。

 で、ほとんどの生保セールスは、引かれてからようやく、その雰囲気を察するんだよね~。
 そうすると、焦って、「会社から教わった果てしなく売れないトーク」を連発しちゃう。
 その結果、相手は完~~~全に引く。
 「どうすればこの場から逃れられるのか」ばかりを考えるようになる。

 ・・・悲惨です。

 会社の教えるトークは、相手や場なんか一切考慮に入れてないよね。
 つまりは「誰でも一緒」・・・これは、かなり失礼なことなのよ。

 そして、会社の教えるトークには、敬語が満載だよね。
 でもそれが、話し手や場に合っていないと「慇懃無礼」になっちゃう。
 敬語どころか「無礼」なの!

 だから売れないのです。

 あなたも、こうしたことがわかる「言葉のプロ」になってくださいね・・・なんだけど・・・まあ、正しい理論を知らなかったら、到底無理だわな~。