自分でやってはいけない

生命保険営業の本質!

 私の師匠のリッチ・シェフレンが、こんなことを言っています。

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「“私は”、○○をやらなければいけない」と考えることと、「○○を完了させる必要がある」と考えることは大きな違いがあることを認識することが大切です。
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 ・・・ビジネスにおいては、こういう「レベル」での認識が必要なんですよ。

 で、生保セールス向けに、非常に単純化した話をすると、「○○をやらなければならない」の究極は、「ストレス少なく暮らしていけるだけの収入を得られる契約を取る」ですよね。
 一方、「完了させる必要がある」については、「実際にそれをやるのは、あなた自身かもしれませんし、他の人かもしれません」と言っています。

 そして、「自分自身は本当にやらなければいけないことをやり、それ以外は他人に任せるというマインドセットを身につけることは、成功する経営者にとって、とても重要なスキルなのです」。

 そう、まさにその通り。

 私自身、今は秘書と社員がいて、私は私にしかできないこと(マーケティングプランの作成及び、文章を書くこと)をやり、その他のこと・・・スケジュール管理、電話に出る、プリントアウトして郵送する、メール対応、銀行に行く、備品の補充、昼飯を作る、皿洗い、掃除、伝票入力、税理士対応、確定申告や決算処理・・・などは、彼女たちがやってくれます。

 おかげで利益が237%増えました。

 では、社員2人がいなかった時はどうだったかと言うと、周囲の人たち(=会社の教えを真に受けてしまったせいで売れていない、普通の生保セールスたち)よりもはるかに「他人に任せていたこと」がたくさんありました。
 どういうことを他人任せにしていたかというと・・・最大の「他人任せ」は、「見込み客探し」です!!!

 ここで「え?っ!」と思ったあなたは・・・まあ、そう思うよね~。
 受講生なのにそう思ったあなたは・・・まだまだですよ。
 お勉強して、既成概念を取り払って、平明な思考で考えてくださいね。

 自分の足を使って街をうろついたって、見込み客が見つかるはずがありません。これが「自分自身でやる」ですよね。
 そんなアホなことはせずに、Google先生と、その他に当時(ソニー卒業以降の10年間ほど)は、楽天ブログとミクシィと「まぐまぐ」と「5en家計簿」にやってもらいました。

 Google先生は、勝手に私の見込み客をブラウザ上に表示してくれます。
 他のサイトは、他人が勝手に登録しています。それを検索窓を使って探すだけです。
 その他にも・・・

●自分で電話に出る
→相手に留守電にメッセージを入れてもらう

●1人1人に電話する
→メールソフトに一斉送信してもらう

●1人1人に手紙を出す
→まぐまぐにメルマガ配信してもらう

●1人1人にアプローチする
→DMを一度に出す

●足を運ぶ
→郵政省職員かヤマト運輸のお兄ちゃんに運んでもらう

●出向いてプレゼンテーションする
→店に来てもらう

●服装、髪形を選択する
→ショップ店員や美容師に任せる

●備品を補充する
→Amazonかアスクルに持ってきてもらう

●お金を振り込みに銀行に行く
→自宅でネットバンクにやってもらう

●証券ケースを届けに行く
→希望者にのみ、ヤマト運輸のお兄ちゃんに届けてもらう

●保全をする
→コールセンターでやってくれる会社の保険を売る(だから独立後はソニーは売らず、あんしん生命ばかり売っていた)

●運転する
→タクシー運転手に運転してもらう。その間、私は、休憩か睡眠か読書ができる。

●食料品を買いに行く
→生協に持ってきてもらう

●紹介をもらいに行く
→ヤマト運輸のお兄ちゃんに紹介依頼シートを運んでもらい、契約者には、記入フォームに記入してもらって、送信ボタンをクリックしてもらう

●自己紹介する
→プロフィールシートにやってもらう

●サービスメニューを伝える
→セールスシートにやってもらう

●私の日常を知らせる
→自分レター(三洞だより)と楽天ブログにやってもらう

・・・などなど。

 自分で書いていて「こんなにあるか?!」と思いましたが、こういうことを普通にやっていたから、その結果として、「保険の話を聞いていただけませんか?」と「自分で」は言わずに、見込み客に「話を聞きたいです」と手を挙げてもらうことができた・・・だから「成功」できたのだということを実感しました。

 ビジネスって、そういうものだからね。
 「ワケワカラン修行」をやっちゃってる人が大半だけど・・・。