行く場所がない時・・・

生命保険営業の本質!

「とにかく人と会え」

ホント、これほどアホ丸出しの「それらしき指導」って、ないと思います。

言っている本人だけが気付いていないのでしょうね。
「中身が全然ないジャン!」ってことに。
つまりは、その人の頭の中身も空っぽ・・ってことですよ。

ここまで書いたら思い出しました。

「たくさんの人に会えって、どういう意味ですか?」

いや~、今読み返してみたけど、我ながらホント、名文ですね~。
能無しの指導者にムカついたら、この記事や、今回のメルマガを拡散して下さい。
プリントアウトして、事務所の壁にこっそり貼っておくと効果的でしょう!

でもね、実際のところ、私だってソニー生命にいた頃は、「行くとこ、ないな~」ってなっちゃったこと、何十回もあります。

では、そういう時にはどうしたかと言うと、「帰っちゃう」か「飲みに行っちゃう」・・それしかないでしょ?
あるの? あるのなら教えて欲しいですよ。

「飲みに行っちゃう」は、本音は「飲みに行きたいから」だけど、でも、飲みに行ったら、そこで見込み客が見つかるかもしれないしね。
もちろんホームグラウンドがあって、かつ、「一瞬で見込み客化するトークのスキル」がないと無理だけど。
でもまあ、大抵は楽しく酔っ払っちゃって終了・・でしたけどね。

だから「帰っちゃう」の方が「飲みに行っちゃう」よりもイイ。
散財しないで済むし、二日酔いにもならないし。

でも、「帰って、テレビ見ちゃう」なんてのは、もちろん全然ダメですよ。
そこまで甘くはありません。

家に帰って、「どうしたらよいのかを知るために本を読む」か、「何をするべきなのか考える」のどちらかをやる。
あなたの事業がヤバい状況なのだから、早急に解決策を見つけて、実行しないといけません。
当然ですよ、やらなかったら廃業なのですから。

でも、そこで出て来る指導の言葉が「たくさんの人と会え」か「活動量」といった、「具体的に何をする」が完全に欠落した言葉だから、多くの人が、いつまで経っても「アポなしの恐怖とストレス」から、逃れることができないのです。

さて、では「具体的に、何をどうする?」の話になるのですが、残念ながら当時は、「できること」が、ものすご~く限られていたんですよ。

個人でパソコン持ってる人なんて、ほとんど居ない時代でしたから、ネット検索もできないし、SNSもFacebookもTwitterもないし、LINEやMessengerなんて全然ないし、メールすら送れない。

マーケティングの本もセールスの本も本屋さんにはないし、Amazonがないから検索もできないし、セミナーも「1日で一気に売れるようになる10時間セミナー」のような役に立つものは存在しなくて、アチーブメントとかの「低レベルのモチベーションアップセミナー」しかなかった。

Hotpepperとかのフリーペーパーもない。
東京商工リサーチの検索を個人で導入しようと思ったら50万円ぐらい掛かる。
チラシを印刷しようとしても、印刷費は今の10倍程度!
ヤマト運輸のメール便(現在はDM便)もなく、郵政省様の割高の郵便を使うしかない・・。

・・こう書いてみると、「そんな状況で、よくやって来れたな~」って思いますが、しかし、そんな中でもできる「理論あるジタバタ」をあれこれ考え、やっていたからこそ、毎週契約が取れたし、コンテストでも入賞できたんですね。

で、逆を言えば、今は「できること」があり過ぎて、ホント、羨ましいですよ。
だから、現状において「やることない」「行くとこない」になっちゃうのは、「人と会え」「活動量」という空疎な教えの被害者になっちゃっている・・ってことなのです。

結論を言うと「人と会え」「活動量」という言葉は「間違っている!」ということですよ!!!

ここで終わっちゃってもイイけど、それだと「具体的に」「何を」がないから、2つだけ、書いておきます。
アイデアレベルで喋ったら、それこそ5時間ぐらいは喋れますからね。

1つは「今は役に立つ本が腐るほどあるでしょ?」ってこと。

会社の教えは「間違っている!」のだから、自分で勉強するしかありません。
起業家であり、事業主なのだから、それは当然。

例えば、以下の本を読んだら、「やるべきこと」「やったら効果があること」が、ものすごいスピードでやったとしても、2年や3年じゃできないほど、たくさんたくさん書いてあります。

「億万長者の不況に強いセールス戦略」

「団塊シニアマーケティング 容赦なき戦略」

「小さな会社のためのマーケティング入門」

「マル秘 人脈活用術」


ちゃんと読んだら、「やることない」「行くとこない」なんて、「何言ってんだ! ず~っとやってても、終わりが見えないじゃないか!」の状態になっちゃいます。

もう1つは、より具体的なことを書きます。
それは「顧客のセグメント」。

既契約者リスト、PCやスマホに登録されている連絡先のリスト、持っている名刺をすべて並べて、よ~く見る。
あれこれ分類し、考える。

それをやっただけで、2~3ヶ月分の「やることリスト」ができちゃうものですよ。
「あっ、この人に、これ、まだ売ってない」「この人の奥さん(親、子供)に売ってない」「この家、子供が生まれた!」などというのは最もわかりやすくて直接的ですが、その他にも、

「この人たちの同業者に紹介キャンペーン」
「5年以内に定年を迎える人が○人もいるから、このオファーのお手紙」
「まだ全然保険の話ができていない独身者に、このオファーのメール」

まだまだまだまだ、いくらでも出て来ます。


前にも書いたように「ビジネスにおいて『1』は最悪の数字。
「保険の話を聞いていただけませんか?」という最悪のトークを「電話で伝える」・・その1つしか「やり方」を知らない・・・

だから「断られる」→「怖くて電話できない」→「人と会えない、行くとこない」になっちゃうのです。
ほとんどの人が、「やってる事の数」が少なすぎるんですよ。
できることが数えきれないほどある時代なのに。

そうさせちゃうのが「人と会え」「活動量」という空疎な教え。
あなたも、その被害者にならないために、正しい理論と知識を身に付けてくださいね。