「読書」ではなく「リサーチ」

三洞の「これが言いたい!」

 あなたも、年始にあたって、今年の目標を立てたことと思います。
 でも、私がそういうことをするようになったのは、生保セールスとして「起業」してから。
 サラリーマン時代はやらなかったですよ。そもそも正月なんて、朝から酒飲んじゃってますからね。酔った頭で、せいぜい「今年もバクチで勝てるとイイ
な〜」って思うぐらい。

 起業したということは、それほどに意識の進化が必要なのです。

 で、目標を立てるのは簡単なのですよ。
 ただ、それを実現させるのは、なかなか容易ではない。
 「難しい」という言葉は禁句なので使いませんが、目標達成のためのスキルはたくさんあっても、結局はそれを「やるか、やらないか」だから、「では、
やるためにはどうすればイイの?」という話になってしまう。
 克己心がない人間・・・私がその典型ですね・・・の場合、その方法を習得できたかな? と思えるまでに、20年以上も掛かりました。

 だからと言って、あなたは「時間が掛かるのは仕方ない」なんて思っちゃいけませんよ。そう思ったら、20年先になってしまいますからね。
 「やる気」とか「使命感」のような、「分かっちゃいるけど、無理」みたいな漠然としたことではなくて、私が習得した方法を少しづつシェアしますので。

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 元日の朝に何をしたかというと・・・もちろん「お勉強」です。
 その中で、「起業家・マーケターが年始に読みたい本」というのが出ていて・・・ またすごい本をたくさん知っちゃったけど、思ったことは「まだ買っちゃい
けないよ」。
 積んである本を片付けないといけませんから。

 で、片付けるために、「本を読むための時間をしっかりと取る」という目標を立てるワケですが、これは「習慣化」されていないと、なかなかできるもの
じゃない。
 「習慣化しちゃえばイイじゃん!」と言うのは、教育じゃないと思っています。
 だって「それができれば苦労しない」で終わっちゃうから。

 それを解決するために必要になるのは「スキル」や「実体験」なのです。
 ニュースレターに、そんなことが書いてあったので、引用します。

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 【本は「読む」より「リサーチ」したほうがいい】

 ・・・1ヶ月ぐらい前から、僕はある本を読み始めた。その本はビジネス書なんだけど、とても親切で、チャプターが終わるごとにエクササイズまでつい
ている。しかも、これがかなりビジネス(経営)に役立つエクササイズなわけ。
(中略)

 僕はそのエクササイズを見つけた時、「おお、コレはナイスアイディアだな。コレやったらかなりいい感じになるはず!」と心の中で叫んだ。そして「後でやろう」と思って、そのチャプターの続きを読んだ。

 ・・・

 それから1ヶ月後。そのエクササイズはまだ実践されていなかった。スグに実践すれば、たったの5分、10分で完了するはずなのに、いまだに未着手。
(中略)

 ・・・読書というのは、本を読み切る事がゴールのようなイメージがある。
 だから、今回登場した愚か者のように、とてもエクササイズがあるにも関わらず(それを実践するために読んでいるにも関わらず)、「読み終える」事を優
先事項にしてしまい、本来の目的であるエクササイズを一時保留してしまう、なんて事が起きてしまう。(中略)

 この経験を通じて僕が思ったのは、「読書」という言葉は良くないという事。
 何故なら、「本を読み切る事がゴール」という暗示を自分に与えてしまうからだ。
 その代わりに「リサーチ」という言葉を使ってみたらどうだろう?(中略)
 リサーチという言葉は、その本の中から何らかの「ヒント」を探すような意味合いに取れる。
 そして、リサーチした結果は、実践に繋がる可能性が高い暗示効果があるんじゃないかと思っている。
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 こういう「思考」「意識」は、例えば「顧客第一という言葉の弊害」と同じですね。
 「読書」という言葉と一緒で、意味は間違っていないけど、でも「顧客第一」よりも「オレ様第一」の方が結果につながる。
 
 続いてもう1つ。

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 【午前中だけで3冊の本を読む5つのコツ】

 1、目的を持って読む

 ・・・「今、自分が解決しなければならない問題」の解決方法が書かれた本をまず読むということです。そして、その目的を達成すること『だけ』に集中して、それ以外はざっと流す。あるいは解決策やアイデアが見つかったら、そこでその本は読了して行動にかかる。それが正解です。(中略)

 3、それ以外は飛ばす

 思い切って、その目的以外のことは読み飛ばしてもOKです。特に読むスピードが遅い人はそうしてください。(中略)

 ・・・とりあえず積んである本も、まずはこの方法で一通り「処理」してみましょう。なぜなら「読書は技術」だからです。やればやるほど上手くなり、早くなるからです。
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 最後の一文がイイですね!
 「読書は技術」・・・「セールスは理論」「セールスは心理学」と一緒です。
 まさに私が望む「処理」のための「技術」が書かれていました。
 こういうのが正しい「教育」ですよ。

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 「本は読了しなければならない」という意識は、まさに「既成概念」。
 特に私のような元文学青年には、心に深く根付いている既成概念です。

 でも、こうした具体的な「意識改革法」や「スキル」を知ると、さらには「読書は技術」のような言葉を浴びると、「できそうだ」「やってみたい」と思うことができます。
 そして、おそらくやるでしょう。正月は非常に良い機会でもあるしね。

 私がセミナーで喋っていることも、同じです。
 しかし、残念ながら、すべての会社が教える「あなたを売れなくし、不幸にする、悪しき既成概念」を、起業家意識の不足で完全に除去・消毒できない人
が、たくさんいます。

 2017年は、すべての受講者の方に、そうした意識を完全払拭して、素晴らしい結果を出して欲しいと願っています。
 だから、新たなメニューをたくさん開発・提供しますが、セミナーの内容をしっかりと実践するためのヒントも、ニュースレターに書かれていたので、最
後にそれを引用します。

 北岡君という、WEBコンサル、ビジネスコンサルの男の文章ですが、私、この人の動画セミナー(WEBコンサルタント養成講座)を、3何前に20万円弱で
買いました。
 キッチリ系なので、友達にはなれそうもない男だけど、だからこそ私のような男には「効くこと」を簡潔に伝えてくれます。

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 ・・・セミナー、講座、教材・・・勉強はとても重要です。
 でも、勉強して実行しても、なかなか成果が出ないということがあると思います。
 その時に疑って欲しいのは、やっている「つもり」になっていないか? ということ。
 勉強していることを、やっている「つもり」になって、学んだことを厳密に実行している人は数少ないものです。(中略)

 あなたもセミナーや講座に参加する際は、彼らと同じ間違いをしないようにしてください。せっかく高いお金と貴重な時間を投資すると決めたのですから、骨の髄までしゃぶりつくすことを考えてください。
 業界、状況はそれぞれ違うかもしれません。でも、それは一旦脇に置いて、1ミリも違わず実行する。そこから見えてくることがあります。
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 ホント、受講生と話をしていると、「つもり」がとっても多くて、「厳密に実行している人」は滅多にいません。

 ただ、それは、私の伝え方にも問題があるのです。
 そもそも12時間とか、対面ではない16時間では、基本を伝えるのが精一杯だから。もちろん「あなたの場合は・・」には言及できないから。

 ということで、あなたも是非、「実行するための具体的でベタな技術」を入手して、昨日立てた目標を達成してください!