セミナーで、「喋り」を終えた後の「懇親会」で(懇親会もセミナーの重要なセクションなので「セミナー後の」とは表現していません)、よく聞かれることがあります。
前回、かなりレベルの高い方が受講して下さったんですよ。
その方から質問されて気付きました。
それは、
「FF、しないんですか?」
「FF、たったそれだけなんですか?」
です。
過去にも何度も質問されましたけど・・・もちろんセミナー内でも言及していますし、懇親会で質問されたらちゃんとお答えしていましたが、あらためて、「この質問、結構多いな~」と思いました。
簡潔に言っちゃいますね。
理論から言えば・・と言うか、そんな難しい言い方しなくても、普通に「顧客第一」でお客様のことを考えたら(お客様の気持ちを真剣にリアルに想像したら)、FFってのは、すればするほど成約率が下がっちゃいます。
分かりやすく言うと、聞けば聞くほど「顧客満足度」は低下します。
そこに時間が掛かれば、低下はさらに加速します。
だから、「時間を掛けて、たくさん」聞いたら、成約率が低下するのは、「保険セールスの既成概念」を取っ払って考えれば、ごくごく当然なのです。
で、そこから先ですよ、大事なのは。
ただ単に「FFする」なんてのは、プロの仕事じゃありません。
下手にFFすると、成約率は下がる・・・だからこそ、「どんな手順で、どんな言葉でFFするか」がとっても大事なのです。
そして、「FFで知った情報をどう活用するか」の程度が、プロとしてのスキルの差になります。
でも・・・。
ほとんどの会社が「FFやれ」「いっぱいやれ」「そうすれば契約取れる」「紹介も出る」なんて、私から見たら「アホアホ極まりないあんぽんたんで間抜けな超初心者レベル」の事しか教えない・・・。
ホント、あきれますよ。
そんなの、誰だって言えるし、そもそも理論の真逆だし、プロのレベルの話じゃないですから。
そういう間違ったことを教えるから、売れなくて困っている人がたくさんいるワケですよ。
私の場合、FFには4パターンあります。
1、FFしない(店のお客さんの若い衆に売る時は常にこれ)
2、3分間の通常FF(ソニー時代は常にこれ)
3、40項目ぐらいのメールでのFF(ソニー卒業後15年間の通常パターン)
4、何年も掛かるFF(今、これが増えて来ました)
今も常に4パターン併用です。
では、どうして4パターンもあるの?
その理由も2つあります。
1、FFは、考えないでやると顧客満足度を下げて売れなくなるから。
2、お題目じゃない、正しくて身のある「顧客第一」で仕事をしているから。
です。
私、「売るために」「顧客のことを第一に考えて」仕事をしていますからね。
だからこそ、安易に「聞けばいい」「FFしろ」なんて言葉を聞くと、ホント「何も考えてないな・・」「ド素人が・・」「迷惑だよ・・」と思うのです。
あなたも、安易なFFにはご注意くださいね。