時間の余裕、心の余裕

こんな会社にいてはいけない!

 昨日は久々に墨をすって、筆を手にしていました。

 こんなんじゃ、書家なんて名乗れませんよ。
 本来、書家なら、曜日とか休みとかに関係なく、日々、筆を手にしていて当然です。
 イチローが「今日は日曜だからトレーニングしない」なんて、あり得ないもんね。

 今朝は、「タイムマネジメント」のお勉強をしていました。
 私が最も苦手な分野です。
 でも、もしかすると私よりも苦手だった人(でも、世界的なビッグネーム)が書いた教材だから、説得力がありました。
 ちゃんと脳科学に裏打ちされたことが書いてあったしね。
 だから、やってみます。できそうな気がします。

 タイムマネジメントについて考えると、生保セールスってのは、ホント、ありがたい仕事だと思いますよ。
 書家やプロ野球選手なら、トレーニングをしない日なんて滅多にない(作ってはいけない)けれども、生保セールスの場合は、仕事をする日時を自分で決めることができるのだからね。

 つまり、仕事をしないと決めた時は、しなくてもイイ。
 それでも楽勝で食って行ける。
 しかもそれで、サラリーマンだったらあり得ないような収入を手にすることができる。
 ホント、恵まれてるよな〜。

 サラリーマン時代、日曜の夕方に、テレビで「笑点」の音楽が流れると、こう思っていました。
 「こんなにおちゃらけた曲調なのに淋しい気持ちになる曲って……ないよな〜」。
 私だって、かつてはこんな低レベルの状態だったのですよ。

 でも、1年ほど前に、優秀な受講生が言ってくれました。
 「受講前は、遊んでいても、家族と食事をしていても、常に何となく不安だった。今はそれがなくなって、何の懸念もなく楽しむことができている」。
 ストレス減少、ハッピー増大が仕事である私にとっては、心から「嬉しい!」と思える言葉ですよ。

 正しいビジネス本やマーケティング本を読むと、ほぼ例外なく、ちゃんと「活動量型セールスは、やっては行けない」ということが書いてあります。
 「それはあなたを不幸にするやり方だ」って。

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 ……「もっと、もっと!」と詰め込もうとすると、整理ができません。
 スケジュールも、似たような人が多いと思います。時間が足りなくて、多くのことを詰め込みすぎて、仕事のシステムがまったくできていないのです。
 スケジュールや人生がこのような状態だとよくありません。
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 今朝読んだ教材の一文です。
 人生がこのような状態だとよくないのです。

 でも、会社の教えは「もっともっと詰め込め!」。
 人生を悪い方向に向かわせる、悪の教えです。
 しかも、「それが生保セールスのあるべき姿だ」という既成概念を強要するから、遊んでいる時でも不安だし、手帳が真っ白だと暗澹たる気持ちになっちゃう……。

 どう考えても、「活動量」という言葉が人を不幸にするのですよ。
 マジで最悪です!


 今日は珍しく夕方から外出します。
 ビジネスパートナーから、
 「もし、ご都合がつけばお越しいただけませんか?
 打ち合わせ後に一緒に食事をと思っております。
 食事からでも大丈夫です」
 との突然のオファーがあったからです。

 予定がスカスカだから、有意義で、かつ楽しいお誘いに参加することができます。
 予定と気持ちに余裕があるから……半年経ったって終わらないほどの仕事を抱えていても……心穏やかに墨をすることができます。
 そして、書に没頭することができます。
 
 私たちの真の目標は、「ありたい姿」を手に入れることです。
 時間と心の余裕をなくす教えは、人を不幸にしかしないのです。