「こんなはずじゃなかった……」

生命保険営業の本質!

 昨日はスウ3と飲みました。

 話題は常に、我々にとっては最も楽しい「ビジネスの話」なのだけれども、昨夜はちょっと別の話題が出ました。
 それは、血圧。

 「おっさんになると、酒の席での話題が、ゴルフのスコアから血圧の数値に変わる」という話を、かつて誰かのエッセイで読んだけれども、まさにそうなっちゃっていて、ちょっと悲しいです(笑)。

 ということで……。

 昨日も書いたけれども、今、8月号のマーケティング・レターで「役割」ということについて書いています。
 で、当然、あなたには「生保セールス」という役割がある。
 そして、その他の役割もある。

 その役割の中に、自分の意思や希望と合致しないものがあると、幸せの量は減ってしまうのです。
 わかりやすく言うと、自分が望んで就いた仕事なのに、「こんなはずじゃなかった」があって、それを日々繰り返さなければならなかったら……ストレス、間違いなく増えるもんね。


 私のセミナーでは、セクション2で、

 ●なぜこの仕事を選んだのか
 ●どんなビジネスをしたいのか
 ●どんな人生を手に入れたいのか

 これを明確にしないと、望ましくない結果につながる可能性が大きくなる……と言っています。

 例えば、昨日書いたように、「うちの会社は子育てには最適よ!」なんて言われて、地獄社に入っちゃった。
 でも、入ってみれば、毎日の出社と帰社を強要され(そんな会社は地獄社と準地獄社だけ)、さらには土日に採用イベント(最悪!)にまで駆り出され……なんて状態は、「こんなはずじゃなかった」の典型だよね。
 そういう会社にいて幸せになろうってのは……無理な話なのです。

 でもね、もっと微妙なケースもたくさんある。

 例えば、「なぜこの仕事を選んだの?」って聞くと、「……人と会うのが好きだし〜」のような答えが返ってくることがあります。
 オレ、この答え、全然意味がわかんないんだよね〜。
 だから、「人と会うのが好きって……具体的にはどういうことを言うのよ?」って聞いてみる。
 そうすると……ちゃんとした答えが返って来たことって、一度もないのよ。

 いや、中には、いるのよ。
 「こいつこそ、“人と会うのが好き”って言っちゃう、典型だろうな〜」のような人が。
 ほぼ女性に限られるんだけどね。
 まあ、いわゆる天才。沖縄の仲田みたいな女性。

 ところがそういう人は、「人と会うのが好き」なんて言葉は口にしない。
 「売るのが得意」とか「売れたら嬉しい」とか「喋るのが得意」みたいな具体的な言葉を返して来る。

 つまりは「人と会うのが好き」なんてのは、単なる思い込みに過ぎないということなのよ。
 その証拠に、売れなくなると、「人と会うのが怖い」とか言い出しちゃうのだからね。


 ニュアンス的になるからわかりにくいかもしれないけど、でも、「人と会うのが好き」みたいな「思い込み」があると、

 ●なぜこの仕事を選んだのか
 ●どんなビジネスをしたいのか
 ●どんな人生を手に入れたいのか

 これらすべてが、誤った方向に行っちゃう。
 だから、きちんとした理論に沿ったワークをちゃんとやって、自分の適性や強みを分析しないと、いつまで経っても「どんな人生を手に入れたいのか」の方向に向かって進むことができず、停滞とストレスの日々を過ごすことになるのですよ。


 日々の仕事の中で「こんなはずじゃなかった」と感じることがあるのなら、それは、「何かが根本的に間違っている」ということなのよ。
 それ、ホント、良くない状態だからね。

 ぜひあなたも、その辺のことを、真剣に考えてみてください。