先日、受講生と喋っていて、「お前、常識、ネ~な~。それでもビジネスマンか?」みたいな言葉を発しました。
そう言われてしまうのは「本人の勉強不足」と言ってしまえばそれまでなのですが、でも、誰にだって、もちろん私にだって、「そんなことも知らないの?」って思われてしまうようなことは、たくさんたくさんあるはずなのです。
私には「そんなことも知らないの?」がたくさんあります。私はそれをわかっています。それが、「頭がいい人」の最低基準だと思っています。
でも、これはとっても大事なことで、私はそう思っているから、その分、思い込みが少ないのですよ。
思い込みが少ないから、既成概念を取り払って考えることができるケースが多いということ。
だから、「これが常識」と言われても、「本当にそう? 今時はもっとイイ方法やツールやサイトがあるんじゃないの?」と思えるからね。
そう思ったら、自分よりも知っていそうな人にすぐに聞くし、その前にググるし、ググってすぐに答えが出なかったら、社員のトモミに調べてもらいます。そうすると、トモミはちゃんとグーグル先生に聞いて、出てきたサイトで調べて、教えてくれます。
最近、頻繁に「自分で調べろよ!」と思うことがあります。
「メールが受信できない」「ダウンロードできない」「ダウンロードって、何ですか?」「PDFって、本じゃないんですか?」「IDとパスワードの意味がわかりません」「会社のパソコンだと、ダウンロードを拒否されます」・・・私はマイクロソフトでもAppleでもドコモでもなく、ましてや、アホな会社のパソコン指導係じゃありませんから、聞かないでよ。
そんな状態で、よくもまあビジネスができるものかと・・・まあ、到底できるはずはないから、すぐに廃業でしょうが・・・ホント、呆れますよ。
取扱説明書を読むか、ググって下さい。私の仕事の範疇ではありませんからね。
で、先日言ったのは・・・2人は年配の女性だから書かないことにして、若い衆の発言について、遠慮なく書きます。
彼はね、「名簿って・・・売ってるんですね! あれ、違法じゃないんですか?」という、常識欠如も甚だしいことを言ったから、「お前、アホか! ビジネスマンとして恥ずかしいよ」と言いました。
「名簿 販売」「名簿 業者」みたいなキーワードで検索を掛ければ、それこそ数えきれないほどの名簿業者が出てきます。
それが全部、「違法行為」だと思っているの?・・・ってことですよ。
しかも、私たちのビジネスは「リストビジネス」ですからね。リスト業界の存在さえ知らずに、プロとして食って行こうなんてのは、飲食店が仕入れ業者や酒問屋を知らないのと同じです。
でも・・・そういう常識さえ欠如してしまうのは、彼の知能指数の問題では全然なくて、すべて「生命保険会社の、とてつもなく時代に遅れた既成概念」の影響です。
だから、会社になんか、あまり行かない方がイイのですよ。
ちなみにその彼、ようやくプロモーションの効果が出始めて(遅いけどね!)、明るい顔で「契約、取れるようになりました!」と答えてくれました。
折角だから、書いておきます。
世に「名簿業者」は数えきれないほどあって、何と、今時は、「お試し期間」として、1つのメールアドレスに対して、100とか200とかのリストを、無料で提供してくれます。
でもね・・・アドレスなんて、無限に作れますよね?
ということは・・・ズルをする気になれば、リストなんていくらでも無料で手に入るってことですよ。
まあ、ズルをするとその分の報いを受けるから、「無料お試し」をやっている業者をいくつか試してみればイイじゃないですか。
それで効果のあった業者のリストを定期的に購入して、DMを発送する・・・見込み客探しとは、こうした「わかりやすいビジネス」であり、それを教えられない会社だからこそ、アホでも何でもない「普通の人たち」の93%を廃業に追い込むのです!
そしてもう一つ、「個人情報保護法」についての誤解ね。
これは「募集文書」と同様、誤解している人が非常に多いのです。
募集文書規定というのは、あくまで最初に「こういうものは募集文書」という規定があって、それに該当した書類を作る場合は・・・という話。
だから、募集文書規定を読んで、募集文書に該当しない書類を作って使えば、余計な面倒は一切排除できるのです。
個人情報保護法もこれに似ていて、個人情報を扱う業者(しかも、5000件以上のリスト数)に対する法令であって、契約件数が1000とか2000の「ちっぽけな個人事業主」が、個人情報がどうのこうの言うのは、わずかの資産しか持っていない人が相続税を気にするのと同じ。
「お前、何様のつもり?」なのですよ。
もちろん「悪用」については、業者がやろうと個人がやろうと犯罪です。
だから、保険会社が「個人情報を盗まれる」というのは、犯罪ではない。
犯罪ではないけれども、会社の信用の低下につながるから、セールスに対してもうるさく言うのであって、あくまで「会社都合」「自己規制」の範囲内の話なのです。
ましてや、業者がリストを買って売るのは、ごくごく普通のビジネスだということぐらいは、認識しておいてくださいね。
最後に。
地獄社を辞めて、普通社に移籍しようとする人は、誰もが「辞めるのが大変」って言うんだよね~。
さすが地獄社。
ファイナンシャルリテラシーどころか、社会的リテラシーが、他人に金融商品を売るベレルじゃ全~然ない(笑)。
「あんたら、江戸時代の吉原の女郎かい?」って言いたいですよ。
今は令和なんだからね。
さしたることのない日常的な行為でも、セクハラ、パワハラって言われちゃったら飛ばされちゃう時代なのよ。
それを、「辞めたいのに辞めさせてくれない」なんて、労働基準局に訴えたら一発で終了でしょ?
そんな「社会の常識」さえ知らずに、一般消費者に高額な金融商品を売ろうって・・・売れるはずがないのです。
まあ、「そんなことも知らないの?」なんてことを、同業間のビジネスの世界で言われちゃったら、それは「売れるリテラシーがない」・・・つまりは「素人レベル」ってことだということを認識しましょうね。