短時間で、楽しく、たくさん売る(10)

生命保険営業の本質!

<間違ったセールスプロセス>

 今日の午後、これから保険を売る受講生と、1時間半ほどZOOMで話をしました。

 彼は珍しくて、保険屋さんになる前に私のセミナーを受講した人。
 無事に正しい代理店に所属ができて、10月から保険を売ることになります。
 前回のセミナーにも保険セールス未経験者がいたんだけど……そういう人ではっきりと覚えているのは、前回の人と今日の彼を含め、5人ほど。

 そうりゃそうだよね。
 ほとんどの人は「会社の教えはおかしい」「売れるはずがない」「今のままじゃヤバい」と思って検索した結果、私の存在を知り、セミナーにやって来るのだから。
 未経験だったら「おかしい」も「ヤバい」もないからね。

 彼は未経験だから、「プロセスがよくわからなくなった」と質問して来たので、今日のZOOMになったのだけれども……彼と喋っていて「ヤバいよな〜」とつくづく思いました。
 いや、彼がヤバいというわけではありませんよ。未経験で、まだ売り出し前なのだから、分からないことがたくさんあって当然です。
 でもね、セミナー受講生であっても、彼とは違って下手な予備知識があると……保険会社の、完全に間違ったセールスプロセスの教育を受けた人だと、それが悪しき既成概念となって定着していたら、質問することなく、そのままやってしまっている人がいるに違いない……それを感じたから「ヤバいよな〜」と思ったのです。

 ましてや、私のセミナーを受けていないほとんどすべてのセールスは、会社が教える、完〜〜〜全に間違ったセールスプロセスしか知らない……まさにドツボですよ。

 Googleとマイクロソフトの顧問を務める、「世界の先生」と呼ばれるリッチ・シェフレンがこう言いました。

 「ビジネスの94%が破綻する原因は、間違ったプロセスによるものだ。人間の問題ではない」。

 言い換えると、こうなります。

 「日本の保険セールスのビジネスが3年以内に93%破綻するのは、会社が教える間違ったセールスプロセスによるものだ。人間の問題ではない」。

 まさにその通り。
 その人の能力や人格の問題じゃないのよ。
 間違ったセールスプロセスのせいなのです。

 私は前職がマーケティングプランナーで、本当に良かったと思います。
 なぜなら入社してすぐに、会社の研修で「セールスプロセス」なるものを教わった時に、瞬時に「間違ってるじゃん?」と思えたから。
 あそこまで間違ったチープなものを、セールスプロセスだなんて思っていたら……話にならないですよ。果てしなく売れないに決まっています。
 だって、全〜〜〜然間違ってるんだもん。

 そもそも、見込み客がいなかったらセールスプロセスもクソもないよね?
 一番大切なのは見込み客を集めることでしょ?
 そのためのプロセスこそが、真のセールスプロセスなのだ……そんな当たり前のことも、言われないから気付かない。
 どう考えたって、果てしなく売れないに決まってますよ。


 プロセスが間違っているのだから、時間は掛かるし、苦しいし、ほんの少ししか売れない……。
 あっち側の「活動量型」の世界は、こっち側の「短時間で、楽しく、たくさん売れる世界」とは、プロセス自体が全〜〜〜然違うのです。