お客様からの信頼?

生命保険営業の本質!

「あなたを売れなくする会社の教え」は、そのほとんどが「実体がない」か、あるいは「正しい理論とは真逆」かのどちらかです。

「お客様からの信頼を得る」なんて言葉も同様。
何気ない言葉だし、言葉自体は間違っていないけど、「実体がなくて真逆」な言葉の典型ですね、これも。

こういうのが危険なんですよ。
「顧客第一」という言葉を、理論なきままに安易に受け入れてしまうと、「売れないポジション」で仕事をするハメになっちゃって、果てしなく売れなくなっちゃう。

「お客様の信頼を得る」も、まったく同じなのです。

実際に「自分の頭で、ちゃんと考えて」みれば、まず、実体なき言葉だということは、誰にでもわかりますよね。
だって、そもそも、わずか数回会ったぐらいで、信頼なんて得られるはずがないでしょ?
しかも、向こうから見たら、あなたは「常に虎視眈々と売るチャンスを狙っているセールス」なんですよ!

でね、ここで、そういう実体なき言葉を偉そうに口にするアホに、質問してみましょう。
「どうすれば信頼を得られますか?」って。
まあ、予想できる答えは、「身だしなみ」と「たくさん話を聞く」でしょうね。

「何度も会う」が明らかに間違っているということは・・・このページの読者の方には、もはやあらためて書く必要はありませんね。
理論上、完全な間違いです。正しい理論とは真逆です。
「売れない教えの典型」です。
それに、何年経ったって信用できない人間はたくさん居るし、時間が経てば経つほどの信用度が下がる人間だって居ますから。

大体ね、無責任に人を採用しておいて、売らせてあげることができない人間なんて、最も信頼できない人でしょ?
だから「お前が言うな!」なのです、大抵は。

でね、「身だしなみ」なんて、最低限のレベルだし、「たくさん話を聞く」もピント外れ。そもそも時間が掛かるだけで信用度はガタ落ちなのだから。

だからね、それらしい言葉をそのまま受け入れてはいけない。
実体が必要なんですよ。
「実体」というのは、

「なぜ『信頼』が必要なの? 売り上げを増やすための『信頼』って、どういうこと? それはどうすれば手に入れられるの?」

という質問に対する、明確な答えです。
それができないのなら・・・偉そうに口に出すんじゃね~よ、バカ!・・・なのです。
ということで、この本。

「妥協なく売るためのブランディング戦術23」
ダン・ケネディ、マット・ザグラ

1ページ目を開くと、いきなりこう書いてあります。
「あなたに必要なのは『信頼』という名のブランディング」

「妥協なく売るためには、『信頼』はものすごく使える。だから私が、そのための23個のポイントを、教えてあげよう!」って、「正しい指導者」は言っています。

イイですか、こういうレベルが「プロレベル」。
「信頼を得ましょう!」で終わっちゃうのが「ガキの遊びレベル」。
ガキの遊びレベルだと、当然食って行けないから、廃業です。
だからあなたは、そんなところに居てはいけないのです!

まあ、今までと同様、私が読むと嬉しくて笑っちゃう記述がいっぱいの本ですが、例えば「信頼」→「身だしなみ」なんてアホアホレベルのことしか言えないアホアホ指導者には、世界一のコンサルタントの、このセリフを突き付けてあげたいですな~。

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<Chapter5 月並みな営業マンにならない方法>

 ごく普通の営業マンとみなされること、受け取られること、考えられること、印象を持たれることほど、セールスを妨げる障害はないだろう。何としても避けたい事態だ。
 (中略)
 警戒心を持たれたくなければ、いかにも営業マンらしい様子で相手の前に姿を現してはいけない。不安を抱かせたくないなら、営業マン然としてはいけない。
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ガハハハ!
「身だしなみ」なんてアホなこと言ってるアホとは、モロ、真逆でしょ?

「採用したのに売らせてあげられない人」が、「世界一、売らせてあげることが出来る人」と真逆のことを言う・・・まさに「売れない教え」なのですよ。

それは、人を不幸にする教え。
だから私は憎むのです!
そういうことを偉そうに口に出して金貰ってるヤツに、腹が立つのです!

だからね、あなたも、会社の言う「一見、もっともらしい教え」を鵜呑みにしちゃダメですよ。
自分の頭でしっかり考えて、間違いを排除しないと、売れなくなっちゃいますからね。

どうかご注意下さい。