私が生命保険セールスになったのは、もう30年以上も前のこと。
その頃は、外資系生保も、男の生命保険セールスも、今に比べればまだまだ「珍しい存在」であり、少数派でした。
「ソニー生命です」と言ったら、「ソニーなんて勝手に名乗っちゃって、訴えられないの?」と言われたことが、2回あった(笑)……そんな時代です。
当時、ソニー生命のロゴマークは電気のソニーと同じだったので、名刺のロゴを指差して、「見てくださいよ。電気のソニーのソニー生命ですよ。インチキじゃないですよ」と言うと、「えっ、ソニーって、そんなこともやってるんだ!」なんて驚かれたものです。
そんな時代だったので、生命保険営業の世界に転身しようなんて思う男は、ある意味、変わった人が多かったし、その分、気合や根性や自信や決断力を持っている人が多かった……。
ところがその後、外資系生保の数も増え、生損保相乗りとなって損保代理店のオッサンたちも生命保険を売るようになり、ひらがな生保の直販営業マンも増え、全国規模の生保系代理店が勢力を増して主流となり……という状況になると、男性セールスマンの数が飛躍的に増えると同時に、生命保険セールス自体が、ごく普通の、多くの人の選択肢に入る仕事になった……。
その結果、必然的に、安易に転職しちゃう人も増えたワケですよ。
だから、20年ほど前から、「男性セールスなのに、すぐに辞めちゃう人が多い……どうすれば?」という愚痴を、非常によく耳にするようになったのです。
どんなビジネスでも同様で、経営者なら「自分が従事するビジネスがどんなビジネスなのか」を、まずははっきりと認識することが必要なんだけど……その認識なきままにビジネスを行っている経営者は非常に多い。
我々保険営業の世界においては、性別に関係なく、会社だの保険商品だの、マーケティングだの手法だのの前に、まず、「自分は起業家なのだ」という「意識」が必要なのよ。。
これは当然のこと。
自分の意思で、個人事業主の道を選んだのだからね。
どこの会社や代理店に所属していようと、起業家なのです。
ところが!
起業家であるべきなのに、サラリーマン意識そのままで、「会社に所属し、会社の言うことを聞いていればイイ」という人が、非常~~~に多い。
会社に言われるまま、「テレアポやれ」と言われればやり、「職域に行け」と言われれば行き、「活動量」だの「足を使え」だのといった実態なき言葉を受け入れ、「ストレスたっぷり」「売れないまま」「我慢して、時を過ごす」……そうした人ばっかりだよね。
折角、志を持って転職したのに、売れない、あるいは、売れないままに時を過ごしちゃってる……こういう人たちは、一様に起業家意識が希薄なのです。
だから、必然的に売れないのです。
我々は起業家。だから、自分の仕事や「やり方」は、自分で決めなければなりません。
まず前提として、「商品」は「自分自身」。
保険商品ではありません。
その上で、
●「誰に対して、どんなサービスを提供するのか」を決め、
●「それに相応しいお店」を作ること
が必要になる。
これがマーケティングの基本であり、ビジネスのスタートライン。
開店して1年持たずに潰れちゃったラーメン屋さんだって、
◆「○○出汁の、〇○系の、○○ラーメンを出す」
◆「ターゲットは○○な人」
◆「それに合わせて、外装・内装・ユニフォームを決める」
◆「お店を出す場所を決める」
◆「仕入れ先を決める」
◆「宣伝の方法は○○と○○」
このくらいは、自分の頭で考えて、明確に決めていますよ。
そして、「自分のお店」「自分のビジネス」という自覚を持っている。
もちろん「自分の力で何とかしなきゃいけない」とも、常に思っている。
それでも、新規の個人飲食店の5年継続率は約8%。
ところが、何の初期投資も家賃も仕入れも掛からないのに、保険営業の3年継続率は7%。
なぜそんなことになっているのか?
それは「自分のビジネスなのだ」という意識がないから。
「何も考えず」「会社に所属して」「会社から言われるがままに」であっては、話にも何もならないからね。
だってそれは、93%を廃業に追い込んだやり方なのだから。
スタートラインにすら立てていないのです。
起業家意識を持って、自分の頭でしっかりと考える。
それが私たちのビジネスのスタートライン。
そして、正しく考えるためには、正しい理論が必要になるのです。
あなた、「サービスメニューと店構え」をしっかりと決めているかな?
即答できなかったら……すぐに潰れちゃうラーメン屋さん以下だからね。
起業家なのよ、あなたは
三洞の「これが言いたい!」








