「悪しき既成概念」は「消毒」すべし!

あなたを売れなくする「間違った教え」

 今日は2人の受講生と、時間差で連続で飲んだのですよ。
 1人は12/1からの販売、1人は今月からの販売。
 似たようなものです。
 
 2人とも若くて、お世辞抜きに美しい女性!
 とっても楽しい時間でした。

 どっちが優秀・・・ってことはありません。
 そりゃ、差はありますよ。でもそれは、良し悪しじゃなくて、パーソナリティの差。似ている人はいるけど同一の人はいないし、長所は短所だし、短所こそが長所だから、何の問題もない。
 しかも、どっちも弟子としてかわいい。

 1人目の子はメグちゃんという子で、彼女のママは昔からの契約者だし、彼女自身も私の契約者だし、何年も前から知っている子だから、そういう点では受講生の中でも特別にかわいい存在ですよ。
 そして、2人目のカオリもかわいい。
 
 男の受講生に対しては「かわいい」という感覚はないけど(ホモじゃないから当然です!)、女性の受講生で、つながりのある子は、みんなかわいいです。
 「としま宛」の2人なんかは、いつも辛辣な言葉を浴びせているけど、そもそも、嫌いだったら絶対に店のスタッフにはしませんからね。
 好ましいと思うから、身内扱いしているのです。
 
 まあ、受講生に対しては、言葉がきつくなる時もありますよ。 
 でもね、世間には、「あなたは素晴らしい!」「絶対に成功できます!」って言って、小金を儲けようとして儲かっていないセミナー講師ばっかりいるんですよ。
 私、そんな嘘を言う気は全~~~然ないですから。
 だから、懇親会の席で怒られる受講生もいるのです。
 「一言も喋るな!」って言われたり、ワインをぶっかけられたりするやつもいるのです。
 でも、受講生が成功すると、オンオン泣いちゃったりもするのです。
 それは、私の気持ちがマジだから。
 
 
 で、今日、2人と話したら・・・ものすご~~~く違うのですよ。
 
 どっちが利口で、どっちが馬鹿もないのに。
 どっちがベテランで、どっちが新人もないのに。
 どっちも素直で、どっちもひねくれてないのに。
 
 でも、私が言ったことに対する返答が、かなり違う!
 返答に対して、メグちゃんには「その通り!」なのに、カオリには「お前、全然違うだろ!」

 ぞの原因は、知能指数でも経験でも性格でもない。
 ただただ「腐った会社が与えた既成概念」なのです。
 
 メグちゃんは、ごく少数の「生保セールス経験なし」のセミナー受講生。セミナーを受講してから、私の紹介でスウ3経由で代理店に入社しました。
 一方、カオリは、短期間ではあるけれども(これこそまさに「不幸中の幸い」)、「地獄の7社」の内でも最悪・・・CFP認定講師仲間の外国人が、即座に「The worst of the world!」と言い切ったほどの、世界最悪の会社に在籍していた(皮肉なことに、社名は「The First」)。
 
 ・・・カオリは、自分で「頭、悪いから・・・」と言うけれども、それが分かっている人間こそ、頭のイイ人間なのです。
 だから、経験も少なく、業界のことを全然知らないのに、すぐに「おかしいぞ?」と気付いて、ちゃんとセミナーに来たのです。
 
 頭悪いどころか、かなり優秀な子ですよ!
 それは間違いありません!
 少々天然なだけ。
 でもそれって、世間的にはとっても好ましい性格です。
 好ましいってことは、保険も売りやすいってこと。
 私が絶対の信頼を寄せている秘書のノンちゃんだって・・・ものすご~く天然です。でも、こんなに素晴らしい女性は滅多にいませんからね。
 
 で、メグちゃんは、今日、こう言いました。
 「三洞さん、メルマガに『会社を辞められない』って言ってきた人のことを書いていたけど・・・辞められないって、あり得ないじゃないですか? 意味わかんない」
 
 そう。その通り、それが世間一般の普通の感覚。
 普通の日本の社会においては、「辞められない」なんてことはあり得ない。
 辞めさせなかったら法律違反。
 それ以前に、すんなり辞めさせなかったら、労働基準局から懲戒を受ける。
 それは、異常な「地獄の7社」の既成概念・・・。
 
 それなのに、普通の知能を持ったセールスレディが「辞められない」と勝手に思い込んじゃう。
 これこそが「異常な地獄の7社」の実態であり、同時に「悪しき既成概念」のわかりやすい形なのです。
 
 一方のカオリは、最初の言葉が「会社がこう言うんですが・・・」
 私が「セミナーでこう言ったろ!」と言うと「ですよね。安心しました」。
 
 アホじゃないし、素直な子だし、売れる資質はかなりのものを持っている子だけど、「会社がこう言うんですが・・・」から始まる。

 既成概念ゼロのメグちゃんは、カオリよりもはるかに保険のことを知らないけれども、だからこそ顧客が不審に思うことは、そのまま「おかしいぞ?」と感じることができる。
 だから、会社のアホな教えには、最初から拒否感がある。

 一方、既成概念があるカオリは、「会社はこう言うんですよ。どうすれば?」があってから、私と直接話して、私が強い口調で言うのを聞いて、「ですよね。安心しました」になる。
 
 カオリは、ちゃんと私にマメに会いに来るから(ホント、新潟から突然やって来るのです!)、私の強い口調の言葉を近距離&リアルに聞いて、軌道修正ができる。
 でも、セミナー後に会いに来ない人とか、動画だけ買ってパンパンになっちゃってる人だと・・・既成概念はとってもしつこいから、それが払拭できないままに作業を行ってしまう。
 そして、立ち止まってしまって異様に時間が掛かったり、間違った方向に行ったりしちゃうのですよ。
 
 その結果は・・・多大なる苦悩、でもちっぽけな成果・・・。
 

 本当に「既成概念」は怖いです。
 単純化して言っちゃうと、セミナーを受けたのに効果が出ないとか、時間が掛かるとかの原因は、既成概念を払拭できていないからに他なりません。
 
 既成概念・・・払拭ではなく「消毒」が必要なのです。
 既成概念は「黴菌」「ウィルス」なのです、
 そういうものは、薬をかけて殺しちゃわないとダメなんですよ!