真逆の勘違い

生命保険営業の本質!

 私の会社「株式会社三洞」は9月決算です。
 今、新たな期のスタートを切ったところです。

 おかげさまで毎年、増収・増益を続けていますが、昨期は過去最高の増益となりました。
 社員2人に臨時の決算賞与を100万円ずつ出すこともできました。

 過去に何度も書いたけれども、彼女たちが来てくれるごとに、売上は約2倍になりました。
 なぜ売上が増えたのかと言うと……私の仕事量と作業量が減ったからです。
 要するに、生保セールスの世界で言う「活動量」が大幅に減ったということ。
 「活動量が減れば利益は増える」……これ、マトモな業界、まともなビジネスにおいては、必然であり、公式のようなものなのです。

 私は……その点では「変わった人」だと認識していますが、手帳に予定が書き込まれて黒くなって行くのを見ると、気持ちも暗くなって行くのです。
 ソニー生命で300週間連続の挙績を続けていた頃も、そうでした。
 今、壁にかかっている今月のカレンダーを見ると、小さな予定はいくつか書かれているけれども、すべてが楽しい予定だし、何より「真っ白な日」がたくさんあるので、嬉しい気分になれます。

 多くの受講生が「会社では1日3アポ入れなさいと言われます」と訴えます。
 私もかつてそんなようなことを言われたのかもしれないけれども……アホな会社の言うことなんてハナから聞く気はないから……よく覚えてません。
 ただ、今になって受講生がそう言うのを聞くと、「アホか! そんなもん、無理に決まってるよな〜」と言います。

 ホント、アホだし無責任だよね〜。
 「アポを入れろ」と言ったって、「どうすれば?」がなかったらできるはずがありません。
 さらにその「どうすれば?」の方法が「嫌われる方法」「断られる方法」だもんな〜。
 誰だって、3件電話して3回断られたら、くじけるに決まってますよ。
 それが普通の人間です。

 今朝、25歳で月1000万円の純利益を出している人のインタビュー記事を読んでいました。
 そこにはこう書かれていました。
 「顧客が少ないほど自由は増える」。

 ごく普通に考えてみればイイのですよ。
 1日3アポだったら、週に5日働く場合は、一週間で15アポ。
 その他に、契約作業や保全作業もあるから、アポの数はもっと増える。
 そして、時間の無駄でしかないミーティングや、やらなければならない事務作業もあるから、アポのための時間はさらに減る。

 いわゆる「セールス活動」のための時間が1日5時間あるとした場合、週で25時間。
 移動時間が平均で往復2時間の場合、移動時間だけで12アポしか入れられないということになります。
 さらに会社は「たくさん時間を取ってもらえ。その方が売れる」という、正しい理論とは真逆のアホな指導をする。
 で、それを真に受けちゃって1時間の面談時間を取るとすると……週に8アポが限界になる。

 とまり、物理的に「1日3アポ」なんてのはそもそも無理なのよ。
 計算すればアホでもわかる。
 でも会社は、それをまことしやかに言う。

 こういうのを「絵空事」「たわ言」と言うのです。
 だから人を不幸にするのです。

 ましてや、毎日出社で、ミーティングが長くて、直帰できなくて、さらには採用活動までさせられる地獄者のシングルマザーにとっては……「1日3アポ」なんて言葉は、「お前は死ね。子供も死ね!」と言っているのも同様ですよ。
 もらえるお金も6分の1以下だしね。
 食って行けるはずがありません。
 幸福の量がものすご〜く少なくなっちゃうに決まってます。


 セミナーではきちんと計算式を示して説明しているけれども、週に2人の新規見込み客と話をすることができれば、年収は1200万になります。
 これが5人になると2000万のレベルになる。
 受講生たちが身をもって示してくれているからね。
 これは、計算と実績に基づいた正しい数字です。

 要するに、契約の可能性が10%のアポが10件入っているよりも、契約の可能性が100%のアポが1件入っている方が、はるかにイイのです。
 時間も手間も労力も経費も10分の1で済むのだからね。
 その場合、売上を2倍、3倍、10倍にすることも容易にできる。
 でも、「1日3アポ」などという物理的に無理なことを目指しちゃったら、売上を増やすためには「寝ない」「休まない」「家族は無視」といった「死んじゃう方法」「不幸になる方法」しかあり得ない……。

 だから、「アポをたくさん入れたい」なんて思うのは、真逆の勘違いなのよ。
 分かったかな?