「足を使え」「営業は足で稼げ」・・・
こういうクッサい、ダッサい、バカなことを言っている指導者が、今のこの世の中にいるのか?・・・という気がしますけど・・・実際は結構いらっしゃるようですね。
サラリーマンなら仕方ないですよ、ある意味。
本質的には間違ってますけど、担当するクライアントが決まっていて、そこに通うしかないなら、給料を貰っている以上、足を使って通って、何らかの可能性を見出すしかない場合もあるでしょう。
しかし!
個人事業主の生命保険セールスの場合は、全~~~然トンチンカンな、バカ丸出しの、理論とは真逆の、ビジネスの基本すら知らない人間が口にする、「あなたを売れなくし、不幸にするアドバイス」でしかありません。
そもそも、サッカー選手でもマラソン選手でも競歩の選手でもないのですから、足を使ったって、何の意味もないですよ。
・・・使いようがないし。
私、「足を使え」なんて言葉を口にする人に、質問してみたいですね。
「足を使う」とは、具体的に、一体どういう状況において、どういう行動をすることを指しているのか・・・。
どんな行動をすると、どんな結果につながるのか・・・って。
ちょっと、想像しても思いつかないです。
結局は、中身の何もない言葉・・・掛け声のようなものでしかありません。
掛け声なら、「ファイト~!」「楽しく行こうぜ!」みたいな言葉の方がはるかにマシです。
だから、「足を使え」なんて言葉を、もっともらしく、偉そうに言う指導者が今の世の中にいるとしたら、それは弊害でしかありません。
我々は、頭脳労働者なのです。
足ではなく、頭を使うことが仕事です。
頭を使っている段階が、本来の「仕事」であって、足を使う段階になれば、もはやそれは「作業」です。
プロとして淡々と美しく作業をこなし、契約を取るだけのこと。
その前の段階でしょ? あなたの課題は。
その前の段階の「すぐに気持ちよく契約してくれる、正しい見込み客の発見」で困っているワケでしょ?
そう、それを考えるのが、あなたの「仕事」。
仕事しないで、足使ったって、売れるはずがありません。
だって、「仕事」をしていないのだから。
その部分について語らない「教え」は、ただのたわごとか、掛け声でしかありません。
頭を使って「正しい仕事」を行うためには、思考の基礎となるマーケティング理論がなかったら、できるはずがないのです。