コントロールを拒否する

生命保険営業の本質!

 昨日の「囲碁将棋チャンネル」(ケーブルテレビ)は「24時間藤井聡太特集」でした。

 タレ流し状態で見ていたけれども、デビュー1年目でのイベントで、当時の久保王将と指した将棋が凄かった!
 「ウワ〜っ!」って叫んじゃいましたよ。
 久保王将が「負けました」と頭を下げた時、会場からもどよめきがあがってたもんな〜。

 将棋を知らない人にもわかるようにわかりやすく言っちゃうと、「奇跡の大逆転」なんだけど、デビューしたばかりの16歳の子が、イベントの公開対局で、タイトルホルダー相手にそれを「魅せちゃう」……。
 解説の鈴木大介(応援している棋士の1人)も、「持ってるよな〜」と言っていました。
 ホント、すごいな〜と思いましたよ。


 ということで。

 今朝読んでいた本に、こんな記述がありました。

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 ……私が起業するために「まともな仕事」を辞めたとき、友人や家族から心配の声を何度も聞かされた。
 「安定した仕事を辞めてまで、本気でそんな大きなリスクを取りたいのか?」というのが彼らの言い分だった。
 そう訊きたくなるのも理解できる。当時の私は小さな子供を2人抱えていた。起業家やビジネスオーナーをやっている友人たちまでもが、高給で福利厚生も充実した仕事を捨てて起業したいと言う私の決意に疑問を呈した。
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 私が生保セールスになった時も、トシくんは生後半年だったからね。
 ウチの両親は、私が何を言っても聞かないことはわかっているけど(そもそも何も話していない)、義父はかなり心配したはずだし、友人たちからも「お前、大丈夫かよ?」みたいな言葉をたくさん投げかけられました。

 でも、この著者は、ロバート・キヨサキの言葉を引用した後、こう書いています。

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 ……はじめは大きなリスクを背負ったように感じました。でも、あとから考えてみると、一番安全な判断だったと思います。
 あれからずっと私は起業家をやっていますが、その間に職を失った友人はたくさんいます。なかには教師として尊敬され、大変優秀な人もたくさんいましたが、みんな毎日夜遅くまで、週末も返上して汗水垂らして働いていました。職を失うと住宅を差し押さえられますから、そうならないことを願って必死に働いていたわけです。(中略)
 でも、自分の人生をできる限りコントロールするという視点から見れば、私がサラリーマンを辞めて起業したことは何よりもリスクの低い判断だったと思います。
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 でね、リーマンショックの時よりもはるかに多くの人が、このコロナ禍でようやく気付いたのですよ。
 「自分でコントロールできない状況を受け入れることが、何よりのリスクだ」
 ということに。

 さらにはこう書いています。

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 ……20年前なら、起業と家庭を両立させるのは不可能だったろう。だが今は、コンテンツ・インク・モデルによる企業なら間違いなく可能だ。確かに仕事と家庭を両立できるのも魅力だが、ジョンや本書に登場する起業家たちは、この起業モデルが今日の市場で最もリスクが低いことに気づいたのだと思う。
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 いや〜、オレってホント、すごいよな〜。
 26年前から起業と家庭を両立させてたもんな〜。
 その点を考えると、「先生」と呼ばれても何ら恥じることはありません。


 スウ3が「お金の自由」「時間の自由」「場所の自由」と言うけれども、このコロナ禍で、多くの人が「場所の自由」に気づいてしまったのですよ。「満員電車に乗って会社に行かなくたって、仕事、できるじゃん!」って。
 今また、コロナ感染者が増えて、7割出社から5割出社に切り替えた会社も多いらしいしね。
 ダイレクト出版は元々自由出社だし、私がWEB広告を外注している会社の担当者の青年も、「今後、ずっと在宅勤務になると思います」と言っていました。

 著者が言うように、「自分でコントロールできないこと」こそが、最大のリスクなのですよ。
 私は26年前に「時間の自由」を得るために起業したけれども、まさにそれは正解で、自分で時間をコントロールできるようになったから、仕事も、家庭も、そして「書」も、両立どころか三立させることができました。

 そして何より、ほとんどの人が抱える最大のリスクは、収入をコントロールできないことです。

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 ……2020年の企業の廃業は、5万件を突破する可能性があるという。5万社が廃業したら、十数万人が職を失ってしまう。
 「雇用崩壊」は、9月から本格化しかねない。総務省によると5月時点で、423万人が休業者となっている。就業人口6600万人の10%足らずだ。なかには、形式的には「休業扱い」となっているが、実際には企業から退職を迫られているケースもあるとみられている。9月以降、その休業者が失業者となる恐れが高まっている。(東京商工リサーチ)
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 要は、依存の代償として収入も他者にコントロールされているということ。
 こういう状況がリスクでなくて何だと言うの?……ってことですよ。

 でもね、生保セールスは起業家なのだけれども、「売れなくて四苦八苦している」なんて状態は、明らかに「収入をコントロールできていない状態」ですよね。
 歩合給なのに収入をコントロールできない……最悪のリスクです。

 おまけに毎日の出社やミーティングへの参加を強要されたり、直行直帰が許されなかったり、挙げ句の果てには売り方や行動や服装まで強要されたり、「あれはダメ、これもダメ」と足を引っ張られたり……それって、何〜〜〜もコントロールできていない状態でしょ?
 もう、最悪だよね。
 だから93%が廃業しちゃうのよ。

 
 あなたもこの辺の「基本的認識」を持っていないといけませんよ。
 他人にコントロールされればされるほど、リスクは高まるのです。
 だから、もしもそういう状況に直面したら、角を立てる必要はないけれども、毅然とした態度でコントロールを拒否する、あるいは働く環境を変える……これは起業家として最低限の姿勢なのです。

 今になって思うけれども、私はサラリーマン時代から、この辺の意識が強かったからね〜。
 だから、楽しく長く売り続けることができているのでしょう。