昨日は札幌から受講生が遊びに来てくれました。
約7時間飲んで(オレだけ。彼は酒を飲まない)、ベタな話をたくさんしました。
ベタな話というのは、私のソニー時代の「ジタバタあれこれ」。
当時は、ダン・ケネディどころか神田さんの本もないし、幸いにも「会社の教えなんかやったら即死する」とはすぐに気付けたけど、今の私のような理論は到底ないし・・・まあ、あれこれ考えてあれこれとやっていましたよ。
だから「全然ダメじゃん!」な方法もたくさんあったはずです。その中で、上手く行った方法がほんの少しだけあって、それを今でも覚えている・・・ということなのです。
たくさん「例えばさ~」を喋ったから、彼の中でもいくつかの「それ、やってみよう!」があったはずです。
ただし、大切なのは「考え方」。
「成功するためにはどうすれば?」という「考え方」。それが結果を左右するのですよ。
あなたは、自分よりもはるかに売っている人のことを羨ましく思ったり、「なぜあの人は、あんなに売れるのだろう?」と不思議に思うよね。
そして、その「具体的な方法」を探そうとする・・・。
でもこれは、明らかな「勘違い」なのよ。
平均的な(=食っては行けないレベルの収入の)生保セールスと、はるかに売れている人との根本的な違いは、「やり方」ではなく、「考え方」にある。
でも、そこに気付いていない。
売れている方の人たちでさえ、気付いていない。
だから、質問しても「役に立たない答え」しか返ってこないのです。
ちゃんと売れるようになった受講生たちは、周囲の人たちから質問を受けます。
「どうやって見込み客を見つけているんですか?」
「何を売っているんですか?」
「最初になんて言うんですか?」
「なぜ売れているのですか?」・・・
みんな、具体的な答えはしないそうです。
それは私もとってもよくわかります。
意地悪で・・・じゃないですよ。
具体的な答えは、一見、答えのようであっても、役に立たないから。
だから、「本当にやる気があるのなら、師匠を紹介する」と言うそうです。
これはまさに「やり方」ではなく「考え方」。
「断片を聞いたって役に立たないよ。師匠に会って、セミナー受けて、考え方を根本から変えないと無理」と言っているのです。
私が、楽しく長く売り続けることができたのは、すべて「考え方」のおかげです。
同時に、成果を挙げた多くのセミナー受講者は、「考え方」を変えることができたから、結果も変えることができたのです。
見込み客や顧客を探して追い求めることは、「売れない行為」です。
そうではなく、私たちの仕事は「顧客を引き寄せること」です。
そのように「考え方」を変えなければなりません。
「少しでも多くの人に話しかける」のではなく、「少しでもターゲットを狭く絞る」こと、電話するのではなく電話に出ないこと、「行く」のではなく「来させる」こと(保険ショップはこの発想の転換によって存在できている)、1回の紹介依頼ではなく、3回1セットで紹介を入手すること・・・すべて「考え方」の転換です。
私は「お手紙作戦」でたくさんの契約を取りました。
ただしこれは「やり方」です。
私と同じようなレベルの文章を、私と同じようなレベルの綺麗さで書けなければ、同じ結果は得られません。ましてや文字が汚い人の場合は「マイナスになるやり方」でしかありません。
このように、答えは「やり方」にはありません。「考え方」にあるのです。