人生をすり減らす環境

生命保険営業の本質!

 昨日と今日、2日連続でミーティングから1日が始まる……という、私にとっては稀有な経験(笑)をしました。

 昨日は3&Fさんという代理店。
 保険屋さんのミーティングに出るなんてのは、実に22年ぶりなんだけど……いや〜、驚いたな〜。
 活気とテキパキ感がものすごかったです。
 全国各地の面々も、「やったるで〜!」の顔をしていたし、社長も取締役もカッチョ良かった!
 良い環境ってのはあるものだな〜と、つくづく思いました。

 そして今朝は「コンサル塾」の「中間ZOOM」。
 コンサル塾は「お金(約5万円)を払って参加する月イチ少人数のミーティング」で、中間ZOOMはその進捗状況を報告し、フィードバックをもらう場。
 もちろんやる気があって、きちんと投資ができる人しかいないから、通常のミーティングとはレベチ!。
 しかも、仲間がいるからね。触発・啓蒙・刺激・意見やアドバイスを受けることができる「特別な場」なのです。


 お金を払っても出たいミーティングがある一方、残念ながらほとんどのミーティングが「お金をもらっても出たくない!」。

 去年読んだ「気がつけば生保レディで地獄見た」という、おかしくも痛ましい本は、ミーティングに出たくないから自殺しようとする光景から話が始まるのだけれども(あまりにも痛いので詳しくは書きません。興味がある人はAmazonで買って読んでください。著者は忍足みかんという人で、ノンフィクション賞受賞作だから内容も文章もしっかりしています。ちなみに舞台は住友生命です)、そういう「死ぬほど出たくない場」に出なきゃならない環境を与える会社というのは、まさに地獄でしかないよね。

 所属している人に苦痛にしかならない場(苦痛でしかないミーティング)を与える会社というのは、理論上、売れないのよ。
 事実として、地獄社は全然売れないし、メーカー(〇〇生命)も広域代理店より売れない。理論はちゃんと結果として現れているのです。

 これは、2000年頃には既に、CS理論で明らかになっていることなのよ。
 ところが多くの会社がそれを無視し続けている。
 なぜなら、無視した方が会社(経営陣)にとっては楽だから。
 経営陣からすれば、自分たちは楽をして、苦痛は一般社員に押し付けた方がイイに決まっているからね。
 だから「口にしてはいけないよ……」と見て見ぬふりをし続けている。

 すべての会社が「顧客第一」という言葉をホームページにもパンフレットにも使っているけれども……そもそも「顧客」の規定が間違っているんだよね〜。
 いや、ホームページやパンフレットは一般の消費者が見るものだから、一応「顧客第一」という言葉を使っておく……それはまあ、分かりますよ。

 でもね、フルコミッションの営業員、フルコミじゃなくても歩合性の「個人事業主」を抱えている会社の場合、経営的には、「顧客」とは契約者のことではなく、セールスパーソンでなければならない……これが「正しい理論に沿ったあり方」なのです。

 代理店所属の人だと、こう言えば分かりやすいよね。
 実際、ソリシターさん(保険会社の代理店担当者のこと)の「お客さま」って、契約者じゃなくて代理店様でしょ?
 それと一緒。
 つまりは、保険会社(代理店を含む)が「お客さま」だと認識するべきは、正しくはセールスパーソンなのよ。
 その「売ってくれる人」の満足度を上げると会社の売り上げも増える……これが2000年頃に確立された「正しい理論」なのです。

 それなのに……満足度を上げるどころか「苦痛でしかないもの(毎日のミーティングや、職域や、採用活動)」を「強要」するって……人道的には明らかに間違っているけれども、経営的にも完全に間違っているのです。

 だから、そんな環境に身を置いていたら絶対にダメだからね。
 昨日の3&Fさんのミーティングには、苦痛や強要といった雰囲気はま〜ったく感じられませんでした。
 経営陣も、明らかに「キミたちがいるから、ボクがいる!」の態度だったしね。

 強要したい時には「〇〇生命の社員なのだから」と言い、見捨てたい時には「あなたは個人事業主なんだから」という二枚舌を使う……これが保険会社(メーカー)の常套手段。
 そんな会社に搾取され続けているのが、メーカー勤務の人々。
 そして口にするのは「活動量!」というウスラ馬鹿な掛け声のみ。

 なぜそんな、人生をすり減らすような環境に身を置いているのかな?
 オレには意味がわかりません。