嫌われたくない!

生命保険営業の本質!

「1日で一気に売れるようになる12時間セミナー」では、<STEP1>がSection1〜3の「マインド」の部分。

 <STEP2>がSection4のマーケティング(見込み客発見)の部分。セクションは1つだけど、約5時間を費やします。
 当然ですよね。ここが一番大切なのだから。

 <STEP3>はSection5〜7で、それぞれ「必殺13秒アプローチトーク」「成約率80%のプレゼンテーション」「継続的紹介入手」。
 ここまででスキルは終了です。

 その後は、「どうやってそれを実現するのか」と「実践」、そして懇親会になります。全部で10のセクションで構成されています。

 今日は、その10セクションを受講してくれた青年と、テレビ電話で、受講後の対面コンサルをやりました。

 最初は、今やっているプロモーションに関する質問。
 彼はなかなか優秀なので、話をしていても楽しいですし、ごく普通にコメントを発しましたよ。

 そして、それが終わった後、ターゲットに関する相談になりました。
 そこで、彼がこう言いました。
 「〇〇のターゲットに対して喋るのが苦手なのですが……」。

 誰にだって苦手はあるし、「苦手なことを克服しようとしてはいけない」は、ビジネスの鉄則です。
 でも、その「苦手」が、基本機能の場合……例えば、ラーメン屋さんが「スープは得意だけど、麺を茹でるのは苦手」だったら、それはちゃんと克服しないと、食って行くことは不可能ですよね。

 彼の場合も、その「苦手」が、「子育て世代に対する、見直し提案か貯蓄売り」だったから、「それは、メインターゲットではないにしても、目の前に現れたら、プロとしてきっちり契約取れないとダメだよ」と言いました。

 その上で、「その人たちに対して話をするのが苦手……って、苦手も何も、台本作って精査して、それを完全に覚えて、きっちり喋れるようになればイイだけのことでしょ?」
 そう言ってから、「例えば貯蓄売りだったらさ〜……見直し提案だって同じで……」と、何気なく喋ったのです。

 対する彼の反応はこうでした。

 「……すっごいですね〜!!! いや、ホント、すっごいですね〜!!!」

 私は褒められるのは大好きだけど、ごく普通のトークをしただけだから、驚嘆されて、ちょっと驚嘆しました。
 そして、その瞬間、とっても基本的なことに気付きました。

 「多くの人は、会社から教わったトークを『上手に喋ろう』としているのだ!」ということに。

 あなたも勘違いしちゃいけませんよ。
 嫌われる言葉を、いくら上手に喋ったって……嫌われるのです。

 私は、嫌われることは大嫌いだし、「嫌われる」ってことは「売れない」ってことだから、「どうやって喋ったら嫌われないの?」と常に考えていました。
 そしてそれを当然のことだと思っていました。

 彼は、続いて、こう言いました。

 「ものすごく自然な会話じゃないですか!!! すっごいですね〜!!!」

 自然な会話じゃないから……例えば「保障は大切です」とか、「ご自身のライフプランを見たことがありますか?」とか、「〇〇生命の〇〇と申します」とかいった不自然な会話だから、会話が続かないのです。

 私は嫌われるのは大嫌いです。
 顧客から嫌われるのは、イコール「食っては行けない」ということだから、心底、恐れます。

 あなたも嫌われるのは嫌いでしょ?

 嫌われるトークは、上手に喋ったって、そ〜っと喋ったって、遠慮がちに喋ったって、嫌われるのです。

 そういう、「真の顧客第一」で仕事をしなかったら……食っては行けません。
 あなたもそうした「基本」をわかってくださいね。