残念ながら日本は「ストレス大国」なのよ。
その代わり「ストレスが減れば、その分、幸せの量が増える」という分かりやすい状況でもある。
だから私は「ストレス減少、ハッピー増大」を仕事にしているのです。
でね、多くの人は、ストレスを「外的要因によるもの」だと思っているのだけれども……それは根本的に間違っています。
一見、外的要因のように見えても、そのほとんどは自分が発生させているだけ。
例えば……。
クレイジーキャッツって……若い人は知らないかもしれないけれども、それはそれはすごい、かつて一斉を風靡したコミックバンドです。
テレビにも映画にもたくさん出ていたけれども、もちろんレコードもたくさんある。
その代表曲「スーダラ節」の一節は……誰でも知ってるよね。
「♪わか〜っちゃいるけどやめられない」
そう、それが人間ですよ。
それを笑い飛ばしちゃっているからこそ、多くの人に受け入れられたのですよ。
でもね、人は「やらなきゃならない……でもやりたくない」ってことをたくさん抱え込んでいる。
で、当然のごとくそれを先送るにする。
そうすると「やらなきゃならないけど、できていないこと」がどんどん溜まっていって……ストレスを発生させ、幸せの量を減少させてしまうのです。
お金の教科書「バビロンの大富豪」に、こんな一節があります。
〜〜〜〜〜〜
……意志の力? 何と馬鹿なことを言うことか。
1つの仕事を決めたら、最後までそれを行うのだ。
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この2行を読むと……「ああ、お説教か」と思うよね。
でもこの後、こう続きます。
〜〜〜〜〜〜
今の私は、途中であきらめたり、到達が難しいことや実際にできないことを始めないように気をつけている。
なにせ私は、怠けるのが大好きだからね。
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まさに「スーダラ節」ですよ。
頑張ってやるのが正しいのではなく、無理なこと、できそうもないことはやらない……これが正しいのです。
私がセミナーで言っているのも、まったく同じ。
人は、「自分ができるやり方」「続けられるやり方」じゃなかったらできるはずがないのよ。
意志の力?
そんなもん、大抵はとっても弱っちいのだから。
例えば私は、一昨年、手帳を持つのをやめちゃった。
自分を規制するレベルでの自己管理、時間管理なんてできないのだから、潔く放棄しました。
心は晴れ晴れ。ストレスはさらに減少し、ハッピー増大です。
でも、不幸の源泉である「会社の教え」は、誰にも一律の方法を押し付け、それを「やり抜け!」と、それができなかった落伍者たちがエラそうに言う……。
ホント、最悪だよね。
「テレアポしろ」なんて、ホント、唾棄すべき腐った指導ですよ。
だって、明らかな迷惑行為だし、迷惑を掛けまくった人間が、その報いで嫌われるのは当然のこと。
会社の教えは、そういう不幸な人間を作るものでしかない。
ホンっト、最悪!
私なんかは、すぐに「電話、大嫌い!」になっちゃったから、「電話するくらいなら、契約いらね〜!」と公言していました。
電話なんて、したくないのだから、できないもん。
だから、自分に合った方法を取った。
その結果、300週間契約を入れられたのです。
ストレスを発生させるやり方は……できないのよ。
そもそも無理なの。
それをやろうとするのは、不幸への道なのです。
ホント、1人でも多くの人をそれを伝えたいのですよ、私は。