客の言うことを聞いたら売れない

生命保険営業の本質!

 昨日は午後3時からオンラインセミナーをやって、その後、5時から懇親会をやって……結局受講生ばかりだったけど(笑)、8時まで楽しく「お勉強」をしました。

 いや〜、それにしても呆れるんだよな〜。
 セミナーに申し込んで来たのに、ZOOMに入ってこないヤカラがいる。
 昨日で2回目なんだけど、1回目も2回目も、それぞれ4人もいたのです。

 申し込みのページには、赤の太字で、【ご注意ください】とあって、以下の注意書きがあります。

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 参加できるかどうかがはっきりしない場合、申込みはお控ください。本当に参加したい方の迷惑になりますので。
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 無料だからと安易に申し込み、主催者の迷惑、他者の迷惑など無視し、平気でドタキャンする。姿も現さないし、謝罪もない……。

 こういう「人間として腐ったヤカラ」は、自分も同じ目にあうのです。
 早晩、廃業に追い込まれるに決まっていますが、以降も同じような腐った人生を送るのでしょう。
 ご愁傷さま。


 で、今朝はサブスクリプションの本を読んでいました。
 読み始めてすぐに、以前読んだ本と同じ著者だと気付きました。
 その本、ものすご〜くレベルの高い本だったのですよ。
 だから、気を引き締めて、ワクワクしながら読みました。

 そこに、こんなことが書いてありました。

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 ……成長中の組織は、顧客の要望に応じてサービスを個別化することがよくある。ところがこの個別化は、必ずしも顧客経験を向上させるとは限らない。患者が医師に「頭痛がします。脳の手術をして下さい」と言ったり、「脳の外科手術を受けたいのですが、術後の診察は受けたくありません」と言ったりするようなものだ。個々の顧客が値付けや価値の内容に口を出すべきではないのだ。患者から痛む場所や困っている「症状」を聞くのはかまわないが、診断や処方箋を出すのは医師の仕事だ。
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 受講生なら、私がセミナーで言っていることと表現の仕方までまったく一緒なので、「先生、捏造したんでしょ?」と言うかもしれません。
 でも、世界的権威が書いた本をそのまま転記したものです。

 生保セールスと契約者は、ドクターと患者の関係であり、患者の意見を聞くべきではない。聞いた瞬間、売れなくなる……私も同じことを言っています。


 昨日のオンラインセミナーでは、「真逆の勘違い」を7つ提示し、なぜそれが正しい理論とは真逆の、「あなたを売れなくする教え」なのかを明らかにしました。
 明らかにしたとは言っても……普通に考えれば分かることであり、いわば「世間の常識」のようなことですよ。
 ところがそれさえも、会社の間違った教によって見えなくなっている……それは明らかな「被害者」なのです。

 その「真逆の勘違い」のウチの1つが「顧客の言うことを聞いたら売れない」。
 これは、上記引用文で世界的権威が語っているように、真理であり、かつ、購買心理学の初歩中の初歩。

 でも、「あなたを売れなくする教え」しかしない会社は、「たくさん聞いて、お客様のご要望に沿って、個別化した提案をすれば売れる」と言う。
 世界的権威の言うこととは真逆。
 つまり、真逆に間違っているということ。


 神田昌典さんが、1999年刊行の本の「はじめに」で、「もはやコンサルティングセールスという売り方は終わった」と言っているように、そんなものは、「1990年代までの差別化戦略の内の1つ」であり、完〜〜〜全に時代遅れであり、今のマーケットで通用するはずがないのよ。

 こういう人たちの言うことと真逆をやってるんだから……そりゃ売れないわな〜。