「今やるべきこと」が見えてる?

三洞の三洞らしき日々

今、庭でこの原稿を書いています。

 陽光降り注ぐ晴天、かつ微風。
 目には青葉とメダカたち。
 暖かいけど暑くなく、まだ蚊もいない。
 最高の仕事環境です。

 先程、近所(徒歩10分くらい)に住むソニーの受講生が、頼んであった書類を持って来てくれました。
 庭にいる私を発見して、「あ、三洞さん!」。
 そのまま庭に入ってきて、縁側に並んで座って、のんびりと会話をしました。

 「契約、取れないのか?」
 「はい。今のところ、禁止です。今月末にまとめて契約取ろうと思ってたんですけど……どうなっちゃうのかな〜」。
 「でも、ミーティングがなくて、イイだろ?」
 「最高っすよ。家で、古い機材とか引っ張り出して、いらないものをメルカリで売ったりしています(笑)。ベース弾きまくってますよ!(彼は元プロのミュージシャン)」。

 「昨日も暇だったから、散歩してこの辺まで来て……エビス参の前まで来たから、『三洞さん、いるかな?』と思って見たら、いなかったから……でも、繁盛してましたよ!」
 「ああ、ああいう、近所に住んでるノンべの常連しか来ない店は、あんまり関係ないよな〜」
 「ですよね〜。三洞さんのお店は、やってるんですか?」
 「ウチは元々、人が来るってわかってるから開ける店だし、そもそも混雑しないし、関係者しか来ないから、関係ないよな」。
 「じゃ、行きますよ。暇だから」
 「ああ。月曜と金曜は開けてるから、突然来ても大丈夫だよ」。

 そして……こんな話になりました。

 「でも、三洞さん、前からこんな生活なんでしょ? メルマガにも書いてあったけど」
 「だな。ず〜っと勝手に自粛してるようなもんよ(笑)。酒と食い物が家にあったら、出る必要ないしな。酒やタバコが切れた時には買いに行くから、『せっかくだから、ついでに一杯飲むかな』……みたいな感じだな」。

 そう、昨日のメルマガに書いたように、滅多に外出しないし、客と会わない私の生活は、緊急事態宣言でも通常時でも、何ら変わりません。

 受講生たちに聞いてみたら、「幸い、通常営業ができてます」「地方都市なのに感染者が出ちゃったから、かえってピリピリしています」と状況は様々だったけれども、でも、本来は、こういう時こそ売れるんだよね〜。
 そりゃそうですよ。平和ボケの日本国民全体に、「危機意識」や「準備の大切さ」の気持ちが高まることなんて、滅多にないのだからね。

 とっても大事なことなので、関係ないけど書いておきます。
 「危機意識が高まる」なんて状況は、もちろんない方がイイに決まってるのだけれども、原発だけは、「常に存在する」「明白かつ、壊滅的被害をもたらす危機」だからね。
 でも、そんなものを、自民党と官僚の利権だけのために、狭い国内に50個以上も作っちゃった!
 こっちの方が、明らかな「緊急事態」なのよ!


 ということで、話を戻して、終了します。
 私はセミナーで、ずっとこう言い続けていました。

 「そもそも『人と会う』っていう意味がわかんない。『お前ら、飛脚かよ』っていつも思う。でも、『人と会わないと仕事にならない』っていう既成概念に縛られているから、それをやっちゃうワケでしょ? それが仕事だと勘違いしちゃってるワケでしょ? そういう思考こそがあなたの売り上げを減らし、人生における幸せの量さえも減らしちゃうのよ!」。

 今の状況って、まさにこれだよね。
 私が言っていることは、ホント、本質だし、正しいのよ。
 だから受講生たちは、今もあわてず騒がず、本来の「仕事」ができているのです。

 あのね、危機意識が高まったって、「あわてて準備する」って人は、多くて全体の2割なのよ。
 「フォロワー」と呼ばれる6割の人は、状況が落ち着い頃に、一斉に行動を起こすのです。
 そうなった時には、マーケットの環境は、少しとは言え、以前とは変わっているのですよ。

 今は、その時のための「思考」と「準備」をするべき時なのです……ってことがわからないと、この先、食っては行けなくなるからね。
 まあ、「何を言っているのかわかんない」って人が大半だろうけれども、それじゃ無理!……ってことを三洞が言っていたと、記憶にとどめていていただければ幸いです。