実は、先週の木曜日から、風邪をひいています。
その日、家に帰って寝ようとしたら、鼻の奥の方がとっても痛くなって、でも翌朝には痛みは軽くなって、熱も出ないし、「治ったな!」と思ったのです。
でも・・・いつもながら、そんなに甘くはないですね。
1週間経った今朝も、鼻水と咳は続いています。
ただし、昨日、「水・木・金で治すぞ!」と思ったから・・・今朝はかなり軽くなりました。
土曜日は今年最後の「1日で一気に売れるようになる12時間セミナー」。
日程調整で、受講をずらしてもらった人がいるから、久々に定員以上の6名の受講生なのです。
途中でヘタっちゃったらヤバいですからね。
だから今日は、たっぷり8時間寝て(二度寝できた!)、朝の恒例の「お勉強」を開始し、その後、このメルマガを書いています。
今日のお勉強は、小阪裕司さん。
小阪さん、知ってるかな?
たまたまマーケティング・レターに書く必要があって、小阪さんの「惚れる仕組みがお店を変える」という古い本を、本棚から引っ張り出してあったのです。
で、手にとってパラパラとめくったら・・・とっても大事なことに気付きました。
この本の初版が2000年。
神田昌典さんの本が1999年。
神田さん以降、パクっただけのエセ神田が続々と出てきたけれども・・・所詮は恥を知らない、ニセモノたち。もはやとっくに消えちゃっています。
そんな中、この小阪さんという人は、ず~っとブレずに「わくわくマーケティング」を説いているし、この人、大学も大学院もいくつか出ていて、大学で講師もやっている人なんだよね~。
だから本物だし、この本も、ものすご~く知的な内容でした。
で、神田さんの本には、「もはやコンサルティングセールスというのは、通用しない方法になった」と書かれている。
そしてこの本の第2章は、「気をつけろ! お客のニーズに対応するな!」。
2000年の時点で、「お客のニーズを聞いて、コンサルティングして・・・」なんて手法は、もはや古ぼけちゃっているのですよ。
だから、今の時代にそんなことを言っているのは、「洗濯板を使うと、選択がとっても楽になります。しかも汚れがしっかりと落ちます!」っていう広告をやっているようなもの。
バカだよね~。
まあ、それは当然のこととして・・・。
ものすご~く久しぶりに(おそらく18年ぶり)小阪さんの本を読んだけれども、非常に知的だし、文章も「文学的に上手」だし、まあ、「頭イイな~」と感心しました。
でも、当時はそれを感じなかったんだよね~。
神田さんの「伝説のピンク本」だって、最初は、「どうせ、薄っぺらい内容だろ」と思って開いたけれども、読み進める内に、「これ、すごい!」となりました。
小阪さんの本も、当時は気付かなかったことがたくさんあって・・・改めて「尊敬できちゃうな~」と思いました。
それは、私自身が成長できているからです。
もちろん、経験の蓄積があってのことだけれども、たしかに成長していることを感じることができました。
でもね、それを、いまだに「お客のニーズを聞いて、コンサルティングして・・・」なんてことをやっているようでは・・・そんな古ぼけた話を聞いて、真に受けてしまうようでは・・・成長どころか、「お前、昭和の人? もうバブルはとっくに終わったんだよ?」ってことですよ。
「おわりに」の最後の言葉がとっても良かったので、引用して終わりにします。
「商人でいてよかった!
そのときあなたは心の底からこう思うでしょう。
そして気づく・・・これこそが自分のやりたかったことだったんだと。
あなたの前には、いつもその道があります。
そしてそのはじめの一歩はいつもあなたしだいなのです」。