それじゃ売れないよね?

生命保険営業の本質!

 昨日は、受講生が2人、店に来ることになっていました。

 最初に来ていた受講生が、彼女の営業所の人がこれから来ると言います。
 「体は大きいけど、とってもシャイで繊細な人で、まだ全然売れてないんですよ。先生、喝入れてあげて下さい。

 そして、来ました!
 130キロの巨体が。

 その時点で、マニュが3人。
 後から才媛鶴田(マニュ)が来て、もう一人、代理店経営者の青年が来て、最後に白石さんまでお見えになった。
 いつも通り、保険屋ばっかしの店内です。

 初めての人同志も結構いたから・・・誰かが来る度に名刺交換が行われます。
 私、サッと名刺交換をしている姿を見ると、いつも思うんですよ。
 「ちゃんとしてるよな~。なんで売れないのかな~」って。

 だって、私なんか、いまだに名刺交換が苦手ですからね。
 そもそも昨日なんか、自分の陣地に居るのに、名刺がないんだもん。
 名刺は持ってないし、ネクタイはしてないし(スウェットに半纏)、口は悪いし・・・。
 普通に「売れない保険屋思考」で考えたら、売れる売れないのレベルじゃなくて、「失格!」ですよ。

 で、話の流れは忘れたけど、世話好きなお姉ちゃん(私より2つ上)がいたから、きっと話を振ったんでしょうね。
 「・・・それで、マネージャーはなんて言ったのよ?」みたいに。

 彼の言葉は、「FFをちゃんとやりなさい。そうすれば売れる」。

 そこで、みんなが大爆笑。
 でも彼は、「え? なんでみんなでそんなに笑うの?」みたいな顔をしています。
 だから、私が言いました。

 「でもさ~、それで売れないんだろ?」
 「はい」
 「だったらそれは、売れない方法ってことじゃね~の?」
 「う~ん・・・」
 「エジソンが言ってたよ。失敗した方法を繰り返すのは、狂人のやることだって。売れなかった方法を繰り返したって、売れないに決まってるじゃん?」
 「はい・・・」
 「そもそも、キミにそれを言った人は、売れなくてマネージャーになったんだよ。売れなかった人の言うとおりにやったら、売れないに決まってるだろ?」

 そこまで言ったら・・・才媛鶴田が、珍しく憤然とした口調で言いましたよ。
 「そうよ! その通り! ホント、ひどい!」って。

 鶴ちゃんは、辞めちゃったマネージャーの契約を引き継いだけど、その契約内容のあまりの酷さに愕然としていたのです。
 秋口からフォローをしたら、まあ苦情ばっかしで、腹を立てていたのですよ。

 その後も喋ったけど、彼は、私が何かを言うと・・・「売れない教え」しか知らない人にすれば、突拍子もない、普段聞かされているのとは真逆の言葉なのに、店にいる全員が、にっこり笑いながら「そうそう、その通り!」と頷くのを見て、かなり衝撃を受けたようです。

 「生保セールス・マニフェスト」を進呈して、「まあ、頑張ってよ」と言いましたが、ホント、彼なんかはまさに「アホな会社の被害者」ですよ。
 普通にやったら売れる資質を十二分に持ってるんだもん。
 それなのに、ウチの同期の子たちが、200万、100万売ってるのに、3万円・・・。

 久々に、受講生じゃない人の口から、「会社でこう言われた」を聞いたけど・・・ホント、ガイキチとしか言いようがありません。
 狂ってます。どうしようもなく売れない方法ばっかし!
 しかも完全に顧客蔑視!

 あなたも、そんな所にいたら、被害を受けるだけですよ?
 ホント、狂った環境から脱出してくださいね。