ブルースのスタンダードで、アルバート・キングという人の「悪い星の下に」という曲があるんだけど……すごいタイトルだよね〜。歌詞もまさに悲痛だし(笑)。
で、こういうことは思い出したくないのかもしれないけど……「時々見てしまう、定番の悪い夢」って……みんなあるよね、きっと。
オレにもあります。
子供の頃に熱を出した時は、いつも定番の怖〜い夢を見ていました。
汗びっしょりになって起きて、「ああ、夢だった〜。目が覚めてよかった〜」とホッとします。
大人になってからは、熱を出そうとなんだろうと、その夢は見なくなりました。
よかったです。
でも、その後も「定番の悪い夢」というのが4パターンあって……子供の頃に見た夢ほどの怖さはないけれども、やっぱり目が覚めると「夢でよかった〜」と思います。
そうした夢も、歳を重ねるごとに滅多に見なくなって……感性が衰えたのかもしれません(笑)。
ところが昨夜、新たな「悪い夢」を見てしまいました。
還暦を過ぎたのにね〜。
新たなパターンなんて、出現しなくてイイのに(笑)。
4パターンの内の3つは、パターンが同じなのよ。
気付くと、何もしないままに時間(月日)が経過していて、「このままじゃヤバいじゃん! どうする? でも、どうしようもないじゃん」という状況にいる……というパターン。
「なぜ夢を見るの?」については、レム睡眠だとか、内臓の疲れだとか、日々抱えているストレスとか諸説あるのだろうけれども、昨日の私は夕方5時にいつもの店に行って、産直のマグロの刺身でワインを飲んで、常連さんたちと和やかに喋って、7時には帰宅したのよ。
で、洋画を見ながら、昼の残りのおかずでワインを舐めていたら……急に眠くなったのだろうね〜。着替えもせず、歯も磨かず、そのまま眠ってしまいました。
寝具の上が居間兼仕事場なのだから、「出勤時間腹筋1回」であると同時に、就寝も「後ろに倒れるだけ」でOKなのです(笑)。
つまりは、就寝前の数時間は、「悪い夢」とは無縁の、とっても穏やかな気分で過ごしたのよ。
かなり早い時間に眠ったのだろうね。
灯りも点いたまま、テレビも付けっぱなしの状態で、午前3時に目が覚めました。
水を飲んで、トイレに行って、着替えて……再度の睡眠です。
時間的には6時間くらいは眠っていると思うけれども、イイ歳こいて、そこから二度寝、三洞寝ができるのが私の得技なのです(笑)。
そうしたら……新たな「悪い夢」を見てしまったのよ(笑)。
どういう夢かというと、ソニー生命時代に戻ってる。
で、「何とか30万だけ売れたけど……先の見込みが全〜然立たないじゃん! あと2週間で70万やらなきゃならないのに……何〜も見えないし、動けないよ……」という夢(笑)。
他のパターンも、とっても似てるのよ。
ちゃんと慶應義塾大学を卒業したのに、なぜか再度入試に挑んでいるんだけど、何もしないままに気付けば試験まであと2〜3ヶ月で……「ヤバいじゃん!」。
もう1つは2度目の入学を果たしたのに、気付けば卒業まで残りわずかで、「全然単位が足りない! ヤバいじゃん!」。
これ……不思議なんだよな〜。
私の場合、大学入試も、単位の取得も、ソニー時代も、一般的な人々と比べたら、かなり楽〜にやってたんだよね〜。
ストレスや切迫感のようなものは、ごくわずかしか感じなかったと思うのです。
それなのにこういった夢を見てうなされると言うのは……実は深層心理下では切迫感のようなものを常に感じていて、それを抑え込んでいたのかな?……なんて思ってもしまいます。
でも、昨夜の夢には思い当たることがあります。
昨日、とっても良い小説を読み終えたのよ。
そうしたらひらめいたんだよね。「こういう小説、書こう!」って。
そこには、主人公を含めて6〜7人の登場人物がいるんだけど……ずべて保険セールス関係者なのよ。
で、酒を舐めながら、登場人物の気持ちになってあれこれと想像していた……だからあんな夢を見ちゃったのかもしれません。
で、昨日のメルマガに書いたように、今朝もシンクロが起きたのよ。
いつもよりも早起きできちゃったから、ゆったりと酸素風呂に入ってスッキリ気分。
そうしたら、座卓(仕事場)が雑然としているのに気付いたので、整理をしたのです。
捨てるべきものは捨て、片付けるものは片付け、ファイリングすべきものはファイリングし……さらにスッキリ気分です。
そして、読みかけの冊子が4冊あったからそれを座卓の上に並べて、「全部読んで、収納しちゃおう」と思いました。
最初に開いた冊子のページの見出しには……何とこう書いてありました!
〜〜〜〜〜〜
時間と労力ばかりかかって売れない……
体力的も精神的にしんどい……
この売り方を一生続けるのは無理……
そんな営業はもうやらなくていい!
「脱・無駄足営業」
〜〜〜〜〜〜
まさに多くの生保セールスに向けた言葉だよね。
「やっぱ、昨日はそんな人たちの気持ちを想像し、その気持ちを『感じよう』としていたから、あんな夢を見ちゃったのだろうな〜」と思いましたよ。
でもこのコピー……分かりやすいよね〜。
とは言え、私も15年前からほとんど同じような言い方をしています。
でも、「脱・無駄足営業」という言葉は使っていませんでした。
なぜならもっと象徴的かつ具体的で、生保セールスの共通言語である「活動量」という言葉があるから。
なぜ活動量が必要になるかと言うと、やっていることのほとんどが「無駄足営業」だからでしょ?
「活動量」と言うのは、「宝くじは滅多に当たらないのだから、たくさん買え」と言っているのと同じ。「ほとんどはハズレくじ」なのと同様、「ほとんどの活動は無駄足」ということを肯定する言葉。
そんなものを真に受けちゃったら……悲惨に決まってます。
だから私は「脱・無駄足営業」ではなく「短時間で、楽しく、たくさん売れる『こっち側の世界』へ!」のような言い方をしています。
とにかく「脱・活動量型」をしないと、私が昨夜見た「悪い夢」のような状態が、夢ではなく現実として、一生続くことになるのよ。
それって「無理!」でしょ?
つまりは「活動量」という言葉ほど不幸を増やすものはないのです。
ということで。
昨日の三洞LIVEは「ゆる〜く行こうよ」というタイトルで喋ったけれども……これもきっとシンクロなんだろうね〜……私の「定番の悪い夢」が「悪い夢」であるのは、切迫感の中に身を置いているからですよ。
すっげ〜「ヤバいよ!」の気持ちになっている……。
だから、そこから目が覚めると「夢でよかった〜!」になる。
それが夢じゃなくて現実だったらかなりヤバいでしょ?……と思うから「ゆる〜く行こうよ」ということを喋ったのでしょう。
でも、実際にそういう現実の中に身を置いてしまっている人はたくさんいる。
だから、活動量型の世界から「脱!」して、「こっち側」の「ゆる〜く行こうよ」の世界に来るべきなのよ。