「生命保険の営業ですか!・・大変でしょ?」
そんな感じのことを言われた経験・・ありますよね。
私もソニー生命時代は、よく言われました。
でも、ここ数年は言われたことがありません。
とっても残念です。
なぜって・・セミナー受講生の方はわかるでしょうが、私、そう言われた瞬間に「よっしゃ、契約!」って、心の中でガッツポーズしてましたから。
だから、飲み会の時はいつも「誰でもイイから、早くオレに『大変だろ?』って聞けよ!」って思ってました。
だってね、こちらが「話を聞いていただけませんか?」といった「最弱玉砕トーク」を発する前に、向こうから保険の話を振って来てくれてるんですよ?
・・それで売れなかったら、プロじゃありません。
明かなスキル不足。レベルがプロじゃないのです。
プロのレベルじゃないから、食って行けないのも当然なのです。
でもね、会社はそんなこと・・「生命保険の営業ですか!・・大変でしょ?」って言ってもらえたら、80%以上の確率で契約を取る方法なんて、教えてくれないですよ。
知らないんだから、教えられるはずがありません。
教えていることすべてが、プロのレベルとは程遠い、ガキの遊びレベル。
だから、93%が食えなくて廃業しちゃうという「事実」がある。
これは厳然たる事実なんだから、仕方ない。
残りの7%は、「元々才能がある人」「プロレベルの教えを与えられる、稀有な指導者の下に就いた幸運な人」。
・・7%ぐらいは、そういう人だっていますよ。
でも、残念ながら、わずか7%。
つまりは、会社の教えを聞いてたら、93%組の仲間入りなのです。
で、営業の神様、ジョー・ジラードおじさんは、新刊書の冒頭でこう書いてる。
本はこちら。
☆「営業の神様」・・伝説の営業マンが教える本当に大切な13のルール
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私は最初に自動車を売る仕事を始めた時に、成功のための土台を築いた。
自分のするあらゆることを分析し、整理した。自分の行動の中で、その日の成功や失敗を左右した可能性のある要因を探した。自分の使っている様々なプロセスやアプローチを検討し、同じような小売業の業界で使われている手法を自分のやり方と比較した。成功しているほかの人々のしていることを知ろうとした。
(中略)
長年の試行錯誤のすえに、私は自分自身の土台を築いた。簡単なことではなかったが、やり遂げた。そして絶えずそれに改良を加え、発展させ続けて来た。
人生の成功を築くために私が徹底したのは、その成功の土台になった自らのスキルや長所に絶えず磨きをかけることだった。
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受講生の皆さん!
私が言っていることと、同じでしょ?
レジュメの最初の方に出て来るワークの重要さが、再確認できたでしょ?
この本を買って、読んでみて下さいよ。
私が、世界一の男と同じことばっかり言ってたって、確認できるから。
ホント、驚くほどに一緒ですよ。
私の最初の本「図解 モノを売る!プレゼンの極意」の「ステップ2」は、「さあ、あなたは役者になるのだ!」。
その本が出た数か月後に、ジョー・ジラードの「私に売れないモノはない」が刊行されました。
☆「私に売れないモノはない」
この本の13章が「トップセールスマンは一流の役者である」。
とっても嬉しかったですよ。
オレが書いたこと、やっぱり正しいじゃん!・・って確信が持てましたから。
でね、ダン・ケネディが「ビジネスにおける最悪の数字は『1』だ!」って、よく言ってます。
1つだけのやり方、1つだけの集客メディア(「会う」「電話する」もメディアの一つ)、1つだけの商品、1つだけのお願いトーク・・そして馬鹿の一つ覚えの教育・・。
ジョー・ジラードの本を読んでいると、彼が「ものすごくたくさんのこと」について「ものすごく深く」「自分の頭で考えている」・・ということが、よくわかります。
難しいことは全然書いてない。
でも「すべては情熱と創意工夫だ!」とは、書いている。
そう、自分の頭で、たくさんのことについて、たくさんたくさん考えないと、廃業レベルのビジネス、廃業レベルのスキルに留まっちゃうのです。
創意工夫なのですよ!
言われたことやってりゃ成功するなら、93%が廃業するワケがありません。
「試行錯誤のすえに、私は自分自身の土台を築いた。簡単なことではなかったが、やり遂げた。そして絶えずそれに改良を加え、発展させ続けて来た。人生の成功を築くために私が徹底したのは、その成功の土台になった自らのスキルや長所に絶えず磨きをかけることだった」
そう、これが私たちの「仕事」。
靴を履いたら、それは仕事の中のごく一部でしかない「作業」。
作業ばかりで、他の重要な「仕事」をしないから売れない・・明快な道筋なのです。
成功する7%組に入りたいと心から願う人は、こういうことをしっかりと肝に銘じて、すぐに「行動」しましょうね。
会社が何とかしてくれるなどと、とんでもないことを思っている人や、ウジウジして即座に行動できない人は、心の奥底で「93%組でも仕方ない」って思っている人ですから、必然的にそうなります。
さあ、あなたはどちらを選びます?・・ということで、ジョー・ジラードの本の「おわりに」の一文です。
「この世に失敗などというものはない。成功と、諦めること、それだけしかないのだ」
・・・そう、正しい理論を知って、それをやるかやらないか・・・だけなのです。