地獄からの生還と、地獄の使者

こんな会社にいてはいけない!

 セミナー受講生が店に遊びに来てくれました。
 ほぼ毎日、誰か来るんだけど……彼女は無事に「地獄社」から脱出して、「普通の保険会社」に移ったから、その報告とお祝いです。
 
 私のセミナーを2回受けてくださった、セールスレディ35年の白石さんも来て下さって、彼女の「地獄からの脱出」をお祝いしました。
 
 彼女が在籍していたのは、地獄の7社の中の「地獄度4位」の、「日本」にいる人ならだれでも知っている、最大手の会社です。
 契約者からぼったくって、セールスレデイにも金を払わず、もちろん契約者にも払わず、ぼったくった利益で土地を買い続けたら、最大手の不動産会社である三菱地所よりも土地持ちになってしまったという、ものすごい会社です。
 駅前の一等地には必ず大きなビルを持っていて、オリンピックにも協賛できちゃいます……罪もなき消費者からぼったくったお金を、湯水のように使って。

 彼女は、お世辞抜きで「スレンダーな美女」。
 まさにこれを「掃き溜めに鶴」と言うのでしょう。
 
 その彼女に、白石さん、こう言いました。
 「マネージャーは誰なの?」

 彼女が名前を言いましたが、白石さん「知らないわ……」。
 白石さんが知らないってことは、モグリです。
 
 「新しい人なのかしら?」
 「そうだって言っていました、何か月か前に、ソニーから引き抜かれたって……」
 
 元ソニーの私が断言します!
 こいつ、大嘘つきです!
 
 だから、彼女にこう言いました。
 「そのバカ、ソニーでどれぐらい売ったって言ってた?」
 
 「MDRTだったって……」

 「そんなもん、ソニーは社会人としての営業経験10年以上の男しか採らないから、持っている名刺だけで、最初は楽勝でMDの数字なんかできちゃうのよ。だからソニーは、1年生はMDに登録できない決まりなの。
 オレのいたササイ組なんて、全員年内にMDの数字なんか行っちゃうし、そんなもん名誉でも何でもないから、誰も登録しないしね。
 そいつはね、ただ食えなくなって辞めただけだなのよ」
 
 「え~っ、そうなんですか~!」
 「そう。元ソニーのオレが言ってるんだから、間違いない」
 「でも……」
 
 「わかりやすく言おうね。例えばそいつが、子供がいて住宅ローン払っていたって……手取りで500万ぐらいあったら生活していけるよね。そんなサラリーマンはごく普通にたくさんいるし。
 つまりそいつは、手取りが300万円台になっちゃったから、食えなくてソニーを辞めて、転職しただけ。自分で就職サイトを見て、面接にやって来て、採用してもらったのよ。そんなゴミを引き抜くワケがないでしょ?」。
 
 隣で聞いていた白石さん、「そうそう!」と大きく頷きながら、大爆笑!
 
 こういう「食えなくて廃業したクサレ」が、「引き抜かれた」などという大ウソをつき、偉そうにしているだけなのよ。
 そして、「活動量」という最低最悪の言葉を無限再生するのです。

 マニュやメットの皆さん、どうかご注意下さいね。
 元ソニーや元プルの人間は、食えなくて辞めて、他の会社に移っただけですから。
 そいつらは、「地獄からの使者」なのです。 
 そして、そういう「移った組」が、果てしなく売れない教えを広め、「売れない菌」を伝染し続けているのです。