週4アポでも無理?

生命保険営業の本質!

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 もう10回ほどやったのだけれども、終了後、多くの人がZOOMに残っているんだよね〜。
 「質問があるのなら、この場で遠慮なくどうぞ」と私が言うからなんだけど……残っているということは、何か話したいことがあるからなのでしょう。でも、謙虚な方が多いから、すぐには声が上がらない……。

 だから私が名指しで「〇〇さん、何か聞きたいこと、あるの?」なんて声を掛けることもあるのだけれども、前回は残ったのが女性2人だったから、すぐに1人がこう質問してくれました。

 「週4アポとのことだけれども、今の私は、週4アポさえ入れるのが難しい状況です。その場合はどうしたらイイですか?」。

 素直だよね〜。しかも聡明。
 そう、会社は安易に「1日3アポ」なんて無茶なことを言うけれども、彼女が言うように、「良質な商談」が週に4件入っているなんてのは、実は稀有な状況だと思うのよ。
 冷静に考えたら、多くの人が「そう、そう!」と同意すると思います。

 私の言う「週4アポ」とは、新規見込み客に対するアプローチが2件、プレゼンテーションが1件、新契約業務が1件……これで4件。
 今は、プレゼンテーションに続いて、その場で契約作業ができてしまうケースが増えたから、その場合は3件。

 これが「作業の時間」であり、これで十分なのです。
 なぜなら逆算して出した数字だし、私を含め、多くの受講生がそれを証明してくれているから。
 沖縄のアネゴ仲田史子も、トークサロン終了後の質問タイムで「週に何アポくらい入っているんですか?」と聞かれて……ちょっと考えて「3〜4アポかな」と答えていました。

 ちなみに。
 質問したのはセミナーを受けていない人だったけれども、そもそも「こっち側」の世界に来ちゃうと「週に何アポ」のような感覚はなくなるのです。
 だから史子も、一瞬「は?」になって、答えるまでに少々間が空いた……。
 でも、週に3〜4アポ入っていたら、旦那さんに主夫をしてもらって、余裕ある楽しい暮らしを送ることができるのですよ。

 これが「こっち側」の、理論に基づいた世界。


 でね、質問の「今の私は、週4アポさえ入れるのが難しい状況です」

 そう、その通り。
 会社が教えるやり方だと、週に2件の新規面談だって、至難の業に決まってますよ
 なぜなら「保険の話を聞いていただけませんか?」に類する「お願いトーク」を受け入れてもらう必要があるから。

 でもね、そのお願いにOKを出してくれる「変人」、あるいはどんなお願いであっても断るのが超苦手な「稀有な人」に、毎週2人巡り合うって……不可能に決まってるよね。
 そんなラッキーな週って、1年の内に何回あるの?
 1回もなかったって不思議じゃないでしょ?

 だから、そもそも根本的に無理なのよ。
 それを「1日3アポ」って……テメ〜がやってみせろや!……でしかありません。


 こういう「果てしなくあり得ない世界」に身を置いているから、ビジネスは成立しないし、ストレスが増えるばかりなのです。
 「こっち側の世界」においては「保険の話を聞いてください」に類するトークは「禁止!」です。
 なぜなら断られるに決まっているから。

 「失敗した方法を繰り返すのは、狂人の振る舞いだ」by アインシュタイン。

 そう、その通り。
 「保険の話を聞いてください」を繰り返すのは狂人なのです。

 そして……

 「マーケティングとはセールスを不要にすることである」by ドラッガー

 ドラッガー先生は1991年の時点で「こちらから売り込むビジネスはもはや通用しない」と言っているのよ。

 イイかな、今は2023年。
 「80年間変わらぬ、間違った教えの世界」にいたら……それって、完全に終わっちゃってるからね。