本、読まないのかな?

あなたを売れなくする「間違った教え」

 今朝は受講生有志が企画した読書会を見に行きました。

 最近、寝るのが早いから、ちょうど8時に起きたのよ。
 で、「火曜の8時に何かある」ということを思い出して……見つけて、参加しました。

 読む本を紹介して、30分読んで、アウトプットするという企画だったけれども、なかなか良かったです。
 30分という時間もちょうどいいと思うし、手軽にできるし、アウトプットを前提にして読むのもとっても効果があると思います。


 終了後、清々しい気持ちの中で、ふと思ったのよ。
 「多くの生保セールスは、本を読まないのかな? そんなはずはないよな?」って。

 だって、まともな本を普通に読んていたら、いわゆる「業界の通念」「会社の教え」をやったら売れない……ということがすぐに分かると思うんだけどな〜。
 でも、「活動量」に代表される、理論なき言葉を盲信しちゃって、果てしなく売れずにストレスまみれになっちゃっている人がたくさんいる……ってことは、「本、読まないのかな?」という疑問が出て来るのも当然だよね。

 例えば、マーケティング云々以前の「商いの3原則」の1つに「選択なし」というものがある。
 「選択させたら売れないよ」という鉄則。

 でも、ウスラバカな会社だと「松竹梅を持って行け」などという、途轍もなく間違ったことを平気で教える……。
 これなんか、ウスラバカの極みですよ。
 だから、普通の本には「決して選択させてはいけない」「選択肢が多いほど顧客満足度は下がり、成約率も下がる」と書いてある。

 そんなもん、常識じゃないの?
 そんな常識すら知らず、売ろうとしてるワケ?
 それ、無理だよ。果てしなく無理。

 ちょっと小賢しい会社になると、「お客さまに一緒に考えさせろ」などという、一見それらしいけど実はただのウスラバカなことを偉そうに言う。
 でも、普通の本には「考えさせてはいけない。人は、考えたり選択したりといった行動が嫌いなのだから」と書いてある。
 脳科学の本には「考えなければならない状況になると、人は生存本能によってその場から逃れようとする」と書いてある。
 エジソンさんは「人は考えないためなら何でもする」と言っている。

 そういう記述を、目にしたことがないのかな?
 本、読まないのかな?


 「あっち側」の世界の人たちは、本、読まないのかな?
 本なんか必要なくて、「活動量」という呪文さえあればイイのかな?

 ホント、不思議に思います。