男ってのは、15歳くらいから65歳くらいまでは、精神的に成長できないらしいけど(バカだからではなく、脳の構造上の問題)、そう書かれているのを読んだ時には、「なるほど、言われてみれば、そうだよな~」と思いましたよ。
だって、いい歳こいて、ガキの頃と同じことが大好きなのは、圧倒的に男の方が多いもんね。
女性にだって、例えば「リカちゃん人形マニア」みたいな人はいるけれども、いつまで経っても「お人形遊びが趣味」「おままごとが趣味」って人はほとんどいないもんね~。
そもそも、「趣味、あります?」って聞かれた時に、はっきりと「〇〇です」と答える割合は、男の方が圧倒的に多い。
逆に、「いや、特には・・・」と答えるのは、女性の方が圧倒的に多い。
男は、ガキの頃に大好きだったことを、そのまま趣味にできるのですよ。
そもそも、15歳ぐらいの時に大好きだったこと・・・「生き物の捕獲と、ガラクタの収集と、おっぱい」は、ほとんどの男が65歳になっても大好きだからね(笑)。
ということで、私が男だからかもしれないけれども、「なぜこんな事に気づかないんだよ!」はいくつになってもあるものです。
前回のメルマガで、先週の木曜から風邪をひいていると書いたけれども、昨日、なかなか治らない原因に気付きました。
それは「暖かくして、寝ている」をやらなかったから。
木曜の夜に鼻の奥が痛くなったけれども、金曜の朝には痛みが薄れたから、「ああ、もう快方に向かうな」と勝手に思い込んじゃって、暖かくもしないし、寝てもいない。しかも、薬も飲んでいない。
でも、今となれば、「快方に向かってるんじゃなくて、ただの前兆じゃん。その後の方が悪化してるぜ」なのだけれども、それに気付かず、フラフラと外に出て、酒を飲んじゃってる。煙草をバカバカ吸いながら・・・。
咳も痰も鼻水も治まらないのは、当然ですよ。
それに昨日になって気付いて、モンベルのスウェットの上に、モンベルのダウンベストとモンベルの半纏(あるのですよ!)を来て、暖房を入れて・・・暑くて汗をかくけど、「汗をかいて治るんだよな」と、子供の頃に知っていたことをようやく思い出す・・・。
ちゃんと3回薬を飲んで、昨夜は早目に就寝したから、今日はすっかり軽くなっています。
明日がセミナーだから、今日もちゃんと養生しますよ。
それにしても、何でこんな基本的なことに気付かずにいたのかと不思議なのだけれども・・・まあ、勝手に「もう良くなる」と思い込んでしまっているから、いけないんだよね~。
でも、これがセールスだと、はるかに深刻ですよ。
だって、「自然治癒」はないからね。
放置すると、絶対に悪化するし、その悪化は停まらない。
しかも、どこが問題なのかがわからないから、改めようがない。
その結果、悪化を重ねた挙げ句、93%が廃業に至るのです。
かつて、この、「もう良くなる」という思い込み・・・まあ、「勘違い」だよね・・・をしていたメルマガの読者がいました。
「・・・メルマガを読んで、長いプレゼンテーションは嫌われるとわかったから、短くしてみたら、反応がとっても良くなりました。ありがとうございます」
のようなメールが来たのですよ。
いや~、そんなメールが来たって、苦笑するしかないんだよね~。
だって、売れていないのが目に見えるようだから。
だから、「で、反応が良くなって、売れたの?」と聞いたら、「まだ数字には反映されていません」などと、小賢しいことを言ってる(笑)。
それ以上、メールであれこれ言うのも面倒だし、メールだと伝わらないから、「都内なんだから、一度、店に来なさいよ」と言ったら・・・「ぜひ行きたいです!」と言って・・・来たんですよ。
・・・まあ、ダメだったな~。
まず、昼間の時間に来たのがダメ。
店に来いと言っているのだから、普通、営業時間中に来ますよ。
でも、昼間に行きたいと言ってきた。
「夜は色々と予定があって・・・」。
もう、この時点で、「あ、終わってるな」ですよ。
トークに問題があるのではなく、その前に、基本的な姿勢が、廃業組の典型なの。
でも、たまたま店に来客のある日があったから、「その後ならイイよ」と言ったら・・・やって来ました。
見た瞬間、「うん。終わってる」。
トークに問題があるのではなく、その前に、「見た目」が廃業組の典型なの。
もはや、あまり話をする気にもなれなかったのだけれども、せっかく来たのだから、「どんな話をしてるの?」と聞いたら・・・予想通りの「会社の教え」のトーク。
そんなものを少々短くしたって、売れるはずがありません。
そういうことを指摘して、「売れるようになりたいと本気で思うなら、セミナーに来い」と言ったのですが、その時点でも、「はあ・・・考えます」なんて言ってる。
要するに、売れるようになりたいと本気で思ってはいないということですよ。
で、お礼のメールが1本来たけど、それっきり。
おそらく、さほどの時を掛けることなく、廃業したのでしょう。
でもね、同じような勘違いをしている人は・・・たくさんいるはずですよ。
問題がどこにあるのかが「見えていない」状態の人が。
でも、それは、残念ながら自然治癒はしませんからね。
ちゃんと「見える」ようになって、適切な治療をしなかったら・・・廃業です。
決して、「楽しく長く売り続ける」ことはできません。