「生産性を上げたいですか?」
そう聞かれて「いや、べつに上げなくてもイイです」って答える人・・・いないと思います。
「活動量」って言葉は、まさにこれに反してる。
生産性を下げる言葉。
そんなもん、当たり前だよね。
活動する時間が増えちゃったら、生産性は下がるのだから。
こんな、中学生でもわかることが見えなくなっちゃっているのは、すべて、「会社の教えがバカすぎるから」。
そんなものの影響を受けてしまうのは、それ以上にバカってことでしかないのよ。
要するに、起業家なのに「依存していれば何とかなる」なんて思ってる。
そういう人が廃業に至るのは、当然なのです。
8月に師匠の一人であるダン・ケネディが死んじゃって、生存する師匠は、リッチ・シェフレンとマイケル・マスターソンの2人になってしまいました。
今、リッチ・シェフレンの3つ目の教材を「お勉強&実践中」だけれども、1つ目の教材は、3日間の自分の行動を記録するところから始まります。
生産性を上げるには、自分がどんな行動をして、そこにどれだけの時間を掛けたかを把握する必要があるからです。
・・・簡単な日本語だから、誰でも理解できるよね?
ビジネスなんだから、計測できなかったら改善できないのよ。
「活動量」みたいな雑駁な言い方や、わけわからん「使命」「愛」なんてのは、ビジネスレベルではないのです。
ダン・ケネディが言っていたように、ビジネスに持ち込んではいけないのです。
そして、そのリッチ・シェフレンの師匠であるマイケル・マスターソン大先生は、こう言います。
1、合計何時間働けばよいか?
2、その時間内でどんな活動に取り組めば良いか?
ものすご~く分かりやすいよね。
ビジネスとは、そういうものなのよ。明確に回答できなかったら、それは単なる「概念」や「掛け声」にしかならないもん。
でも、自分が何をして、そこに何時間掛ければ良いのかを把握できていない人が「ほぼ全員」でしょ?
だから「活動量」などという実態なき言葉が横行しちゃうのですよ。
私は、セミナーで、時給計算の方法を教えますが、「週に何時間働く」がわからなかったら、時給は算出できません。
そして、「活動」の中身が何であるかということと、そこに仕事時間の90~95%を費やせるということを明確に伝えます。
セミナーのレジュメには、セクション2「マーケティング」の冒頭に、「基本認識1」として、
「売上げアップ=効率アップ」
と書いてあります。
「生産性を上げる」と、同じ意味です。
私のように「週に3日だけ保険の仕事をする」と決めていた人なら、週の仕事時間を2倍に出来ますよ。
でも、あなた・・・出来ないでしょ?
ところが会社は「活動量」・・・「もっと、もっと!」を強要する。
それは、
「寝るな!」
「子供なんて放っておけ!」
「家族? そんなもん、関係ない!」
「趣味? 休息? 団欒の時間? ・・・死ねやバカが!」
って言っているのと変わりません。
つまりは「とことん人を不幸にする言葉」なのです。
こういう教えの中に身を置き、こういう教えしか出来ない会社に依存していたら・・・そりゃ、幸せになんか、なれるはずがないですよ。
幸せになりたいのなら、まずはこのことを明確に認識する必要があるのです。