「保険を売る」って、そういうことじゃないからね。

生命保険営業の本質!

 2ヶ月くらい前に、大好きな受講生の森崎という女性が、「家族で福岡に行くけど、私は別行動するから、三洞九州会の人、お会いしましょう!」というメッセージをLINEグループにアップしてくれました。

 私は、3月末ぐらいに、九州・四国、そして帰りがけに大阪に行くつもりだったんですよ。
 ところが、救急搬送されて入院しちゃったので、行けませんでした。
 だから、森崎が福岡に行って、そこに九州会の面々が集まるとなったら・・・「これは行かねばならん!」と思いました。
 何はともあれ、森崎に会いたいしね。そこに可愛い受講生たち(男は除く)も来るとなったら、そりゃ、行きますよ。

 ということで、福岡に行って来ましたよ、サプライズで。
 いや~、楽しかった。

 その翌日には高松に行って、四国のメンバーと会って・・・さらにその翌日は大阪に行って・・・サプライズして来ました。 
 2日前に福岡に居たのだから、「大阪にも来るんじゃないか?」と思う人もいるはずです。
 だから、下工作をして・・・サプライズパートナーの荒ぽんが実に上手にサポートしてくれたおかげで、ほぼ全員が驚いてくれました。
 ホント、楽しかったです。

 さて。
 このオレの行為は、ビジネスなの? ビジネスじゃないの?

 短絡的な金勘定なら、ビジネスどころか、「やっちゃいけない行為」ですよね。
 だって、出費しかないんだもん。

 では、ビジネスではないの?
 いや、顧客にしか会っていないのだから、どう考えてもビジネスです。
 ただし、このプロモーション(自己満足サプライズ旅行)は、利益ゼロで経費だけが発生する行為。 


 すべての保険会社は、この前も書いたけど、友好関係とか信頼関係とかいう「ワケワカンナイこと」を言いつつ、「ちゃんと商品説明すれば売れる」と言う。
 この矛盾に気付かずに、ボ~っとして受け入れちゃうアホばっかしだから、93%が廃業する。
 そんなもん、当然です。

 でも、保険を売る際のプレゼンテーションは、「ちゃんと説明」なんていうレベルよりも、はるかにドライなのよ。
 その一方で、「なぜ生保セールスの仕事をしているの?」と聞かれた場合の正しい答えは、私のサプライズ旅行のような「情熱」から発しているものなのよ。

 ・・・まあ、わかりにくだろうな~。
 受講生じゃないと「何を言っているのですか?」になっちゃうのも仕方ないです。
 でも、受講生なら、ニュアンスは分かるよね。


 今宵は、バリバリの保険売りの、元笹井組の長野君が、住友生命の直販の青年を連れてきました。
 ラッキーだよな、こいつ。
 長野君に声を掛けてもらって、私と会って(結構怒っちゃったけど)、しかもスウ3まで来てくれた。

 北朝鮮の人民に、「普通の民主主義国家」の話をしたから、情報統制下の彼にとっては、衝撃的事実の連続で、頭も心もパンパンだったに違いありません。
 そもそも、貰えるコミッションが、普通の会社の5分の1だという「事実」を知っちゃったのだからね。
 同じ種類の、月払い5000円の保険を売った場合に、彼が貰えるのは12000円だけど、同席していた可愛いメグちゃん(私の秘蔵っ子)は6万円貰えるってことを知っちゃった・・・。

 これが、私が言う「時給200円の世界」。
 
 でも、オレもスウ3も長野君も、彼にいくら熱く語ったって、1円の得にもならない。
 だけど、言わないと気が済まないから、時給の高い3人が、時給200円の小僧に、何時間も語ってる。

 「情熱」ってのは、そういうこと。
 「商品説明」などという愚劣なレベルとは、次元の違う話なのよ。


 保険を売るってのは、断じて「商品説明」じゃないからね。
 その「本質」を感じられるようにれをならなかったら・・・何をどうやろうと、「楽しく長く売り続ける」ことはできないのです。