ブログもメルマガも、継続しなかったら意味はありません。
私のように、かつて5年間1日も休まずブログを書き続け、頻繁に長~いメルマガを出していれば、少々間が空いても反応を得ることができます。
でも、「週に1回ぐらい短いブログ記事を更新する」なんて状態では、何の反応も得られないし、時間の無駄にしかなりません。
直接のセールス活動も同様で、日々、とにかくあれこれと考え、どんどん試すからこそ、「有効な方法」が見つかります。
それを続けて行くから、半年、1年と時間が経つごとに売り上げが増え、仕事が楽になって行くのです。
ソニー生命に在籍していた頃は、独立後よりも街を歩いている時間ははるかに多かったけど(もちろん目的なくウロついたりはしないですよ)、そんな時は、いつも3つのことをしていました。
「頭の中でロープレする」「看板を見る」「すれ違う人がたくさんいるのを見る」。
「すれ違う人がたくさんいるのを見る」ってのは、ごく初期の頃にやっていたことで、「これだけさくさんの人がいるんだから、1週間に1人ぐらいは、契
約取れるにきまってるだろがっ!」って自分に言い聞かせるため。
実際、そう思い込めたしね。
頭の中でのロープレは、プロとしての日々の練習であり、当然のこと。
もちろん「保険の話を聞いていただけませんか?」などという禁句トークでは見込み客が見つかるはずがないから、色々なパターンを考えて喋っていました。
「パターンを考える」ってのは、相手の色々な心情を想定するってことです。
これが正しい「顧客第一」。
会社の教える「売れないプロセス」に、大切なお客様を嵌め込もうなんて、最初から一切思っていませんでした。
「看板を見る」ってのは、お店や会社の看板を見て、「ここに保険売れないかな~?」って考えるってこと。
これもトレーニングだし、いつもいつも考えているから、「ここにこうすれば売れるんじゃないの?」が時折思いつく。
それを試したら売れた・・・ってことは、実際に何度もありましたからね。
「いつも考えてる、いつも発信してる」ってのは、売るための本質みたいなものなんですよ。
でも、それを怠っちゃう・・・というか、こうした本質を教えられる人がほぼ皆無だから、大事な本質が欠如しちゃう。
セミナー受講者の方は、「これこそが本質なのだ!」ということを、しっかりと認識して、思考・行動して下さいね。
ダイレクト出版の社長の小川君が、こんなことを書いていました。
長いけど、とってもわかりやすいので、引用します。
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【「書くこと」はすべての中心】
「気付く」人は感度が高く、普通に飲み食いしているだけでも、その店の状況やお客さんの入り具合、接客の仕方とか、そんなんが常に目に入って分析してしまう。飲食店でなくとも、そういう感度はありとあらゆるところに働く。
世の中のありとあらゆる現象から何かを学んで、自分のビジネスに活かしたりすることができる。
感度の低い人がスルーしてしまっている全てのことから、貴重な情報や気付きを得ることができる。大抵の社長は感度が高いから、気にすることはないけど、今以上に感度を高める方法がある。
それは「書くこと」だ。
(中略)
さらに、自分がアウトプットする立場に立つと、感度がめちゃめちゃ高くなるのだ。
よく言う「教える人が一番学ぶ」の法則と同じで、何かを発信しなきゃならないというのがあると、いつでもどこでも、意識の中で「何か使えることはな
いか」とサーチし続けている。本を読んだりするときも、普通の状態で読むよりも、圧倒的にサーチ度が高くなる。
【「自分の成長に一番貢献したことは?」】
昔、社員にそう質問したことがある。その答えは、 「メルマガ書いたことですかね」とのことだった。
(中略)
それなりの長さの文章を書くってことは、きちんと考えを整理し、論理を考えて書く必要がある。そのため、そのアイディアに関してより深く考えること
ができる。ただ思いつきをポッと投稿するのとはわけが違う。
(中略)
つまり、今の時代、ビジネスでとても大切なのは「書いて伝えること」であり、「書いて売ること」なのだ。
「書くこと」には様々なメリットがある。学習の効果が上がること、感度が高くなり色々なことに気付けること、論理的な思考能力が上がること、そして
コンテンツを様々な形で作れること。
もし、あなたが今、定期的に何も書くものがないというのであれば、それはとてももったいない。
メルマガでも、ブログでも何でもいいから書き始めよう。すぐには何の変化もないけれど、2年3年続ければ、世界が変わる。
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最近は、セミナーの「強み発見」のワークについて喋る時に、「たくさん、詳しく書いて下さいね。文字量イコール思考量ですよ。あっさり書いちゃうと、強みが見付かりませんからね」って言ってます。
メルマガ書け、ブログ書けとは言わないけど、小川君が言っているように、今の時代のビジネスにおいて「書いて伝えること」は不可欠です。
だから、せめてノートはたくさん取らなきゃダメだし、日誌はたくさん書かなきゃダメだし、日々のメモがすぐに溜まりまくっちゃわないとダメなのです。
そして本来なら、定期的に見込み客や既契約者に「書いたもの」を発信するべきですね。
なぜならそれは、直接的な効率アップ(=売り上げアップ)につながるから。
私なんかは、書くのが好きだし、得意だし、明らかな「強み」だから、ブログとメルマガだけで、毎年表彰を受けるぐらいには保険を売ってましたけど、もちろん苦手に人にそれをやれとは言いませんよ。
でも、手段が「書いたもの」でも「喋り」でも同じなのです。
「相手がどんな意識を持てば、あなたの話を聞きたいと思うのか」を考え、それを伝える・・・そのためには、常に考えることが必要だし、考えるためには書くことが不可欠だし、それを発信し続けることによって、見込み客を発見できる・・・。
この「本質」を、私たちは忘れてはいけません。