ガッツと度胸?

生命保険営業の本質!

定期購読している「The Response Magazine」には、もちろんダン・ケネディの記事もあります。

でも、それはわずか見開き2ページだけだし、毎月、ダン・ケネディーのニュースレターとコピーライティングの教材が届くし、本もCDもたくさん持ってるから、結構あっさりと読み飛ばして、日本人のベタな成功事例なんかの方に注目して読んでいます。

ところが、新春号のダン・ケネディのコラムの書き出しが、
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前回、スモールビジネスのマーケティングで大切なのは「ガッツ」と「度胸」だとお伝えしました。
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だったので、思わず「えっ?」と思ってしまいました。

そりゃね、ダンが書いたり喋ったりしていることをたくさん見聞きしている人なら、似たようなことを言っていることが多々あることは知ってますよ。
だけど、「理論」「システム」「リスト」「メッセージ」「事前準備」みたいなことを言い続けている人の文章の冒頭が「ガッツと度胸」だったら、「えっ?」と思いますよ。

ということで、早速、去年の12月号を引っ張り出して、何が書いてあるのかを確認しました。

・・ありましたね~、緑色のマーカーの囲みが。
さらに緑色でグルグルと丸まで付いてる!

以前からこのページの記事を読んで下さっている方はご存知でしょうが、私、本を読む時に、生保セールス向けに役に立つ箇所には、緑のマーカーで印を付けます。
まさに「これをメルマガに書け!」ってことですよ。

で、何が書いてあったかと言うと!

緑色の囲みは、

「最近、医師の中でもっとも成功している人たちの経歴には、ある共通点があることに気付きました」

という書き出しから始まります。

それに気付いたダンは、確認のために、優秀なコピーライター、成功している起業家についても調べた・・・。
そうしたら、やっぱり同じ共通点があった!

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何だと思いますか?

そう、それは販売の経験があるということでした。
一番多かったのが、百科事典、鍋やフライパン、掃除機、保険などの訪問販売。
彼らは販売の経験を通じて、商品を売るためにはどんなことをどうやって伝えればよいかを学んでいたのです。
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あなたもこれを読んで嬉しくなるでしょ?
そりゃ、マーケット環境や業法の違いはありますが、日本だって同じですよ。
「正しい農家と正しいセールスマンは無敵!」なのです。

ところが!・・なんですよ。

ダンは「商品を売るためにはどんなことをどうやって伝えればよいかを学んでいたのです」と言ってますよね。
その「どんなことをどうやって伝えればよいか」について、会社や上司から学んだ通りにやっても、結果が出ない人が約9割なワケですよ。

つまりは、全然正しく学べていないということなのです。
同時に、結果の出ていない経験であっては、どの分野においても役には立たないということでもあります。

ダンは「ガッツと度胸」と書いていますが、もちろんそれは、正しい理論を何も教えられない上司が「気合と根性があれば売れる」と言うのとは、全然違うレベルの話です。
あくまで、正しい理論と高度の知識があった上で、「それを利益に直結させるために重要なのは、ガッツと度胸だ」と言っているのです。

昨日も書きましたよね。

「ウチの業界は規制が厳しいから難しいんですよね~」
「上司がダメだって言ったからできなかった・・」

イイですか、業界も会社の教えも、全体的に見れば「根本的に全然ダメ」なんですよ。
36ヶ月以内に約9割が廃業しちゃう世界なワケですよ。
そこにそのまま居ちゃうってことは、その人自身が「ダメな状態」だということですよ。
収入少なく、ストレス多く、幸少ない状態なワケですよ。

「そこから脱却するためには、ガッツと度胸が必要だ!」と、世界一の億万長者メーカーは言っているのです。


この点をしっかり認識して、今、自分がどこにいるのかを、あらためて考えてみて下さいね。

そして、同じ号に、リッチ・シェフレンが「行動を起こすことの大切さ」ということを書いていますが、「ガッツと度胸をもって、何をすべきか?」についても、真剣に考えていただきたいと思います。