見込み客を買う、その前に(1)

生命保険営業の本質!

 昨日は月イチの「マーケティングレター・ミーティング」をやって、その後、懇親会に突入して、7〜8時間ぶっ通しで受講生と話をしていました。

 いつも言っているように、これが「三洞のHAPPY生保セールス・システム」。
 12時間のLIVE、16時間の動画の後、その何十倍、何百倍ものプラスアルファがあるのです。


 昨日もちょっと話に出たんだけど、昨今は見込み客を「買う」人が増えてるよね。
 いわゆる「外部リーズ」
 代理店においては、リーズ(見込み客を提供してくれるシステム)は以前からあるけれども、外部のリーズを買う人もどんどん増えています。

 増えている理由は明快で、見込み客を「売る」会社やシステムが、かつてよりもはるかに上質になっているから。

 昔(10年くらい前)は結構ヒドかったのよ。
 オレは、WEBだけで売り切るシステムを構築して以降は、最高で「半年待ち」の状態で見込み客が来てくれていたから、見込み客を買う必要はなかったけれども、そういう会社から直接オファーが来たことがありました。
 実績が欲しかったのだろうね。
 無料でイイとのことだったので、試してみたことがあったのだけれども……売り上げにはまったくプラスになりませんでした(笑)。
 それだけでなく手間が増えたので、無料だったけど、すぐにやめました。

 でも今は、まともなシステムを提供している会社が少しずつ出て来て、受講生でも「利用してみている」人も出て来ています。
 もちろん私は否定しませんよ。人によっては推奨しています。
 そもそも、そういうシステムがあることも知らずに「見込み客がいない」とウジウジしているなんてのは……「タダのド素人」だからね。話になりません。

 ただね、まともなシステムが出て来て、利用する人が増えたからこそ、「その前に」伝えておきたいことがあるのです。
 何度も言うように、見込み客を買うことの否定ではないからね。
 ただし、しっかりしたマーケティング思考があった上で利用しないと、長期的には大きな売り上げのロスを生むことになるのですよ。
 それをお伝えしたいのです。


 まず、とっても分かりやすく言うと……私なら利用しません。
 なぜなら、利用しなくても見込み客を集めるシステムを構築できていたから。

 では、今の私が生保セールス初心者で、そのシステムが構築できていなかったとしたら利用するかと言うと……利用するかもしれません。
 理由は以下の2つ。

(1)とりあえず試してみようと思うから。
(2)時間を得るため

 (2)の「時間を得る」というのは……セミナー受講生なら【Section10】に出て来たから分かるよね。
 システムの構築は、「今日やって明日できる」というものではありません。
 ある程度の時間が掛かるのです。

 その間、売り上げがゼロでイイかと言うと……「よくないです」という人が大半だよね。
 だから、その「時間」を買うのです。


 その上で。

 システム構築までの時間を得るためになら、見込み客を買うかもしれないけれども、「マーケティングスキル」を身につけて、システムが構築できたら……買いません。

 今日の「三洞LIVE〜楽しく売ろうよ!」で話したんだけど、私たち生保セールスにとっての「スキル」とは、大別すると2つなのよ。

(1)見込み客を集めるスキル(マーケティングスキル)
(2)対面で売り切るスキル(セールススキル)

 で、ほとんどすべての生保セールスが、(2)ばかりを学ぼうとはするのだけれども、(1)については皆無なの。
 ……どう考えたって、食って行けるはずがないよね。


 でね、正しい理論に沿った、(1)の「マーケティング・スキル」を身に付けると……見込み客を買うのは「もったいない」と思うようになる。
 なぜなら……例えば。

<A>
・15万円払って10人の見込み客を買う。
・面談移行が6人
・成約3人
・売り上げ50万

 これでもかなり優秀な数字(稀有かもしれない)だと思いますよ。
 でも、私の場合だとこうなる。

<B>
・月に15万円のフェイスブック広告を出す
・手をあげてくれる見込み客15人

 かな〜〜〜り控えめに言っても、これくらいの見込み客は集めることができる。
 これだけだって、<B>の方がイイよね。
 その先になると……面談移行6割は同じと想定しても、そこで9人。
 私の場合は、面談になって成約が9割を切ることは絶対にないから、8人の成約。
 売り上げは、どんなに控えめに見ても200万円。

 結果としての売り上げの差には、「マーケティング・スキル」だけでなく「セールス・スキル」の差も加味されるのだけれども……今日のところは、マーケティング思考のあるなしで、これくらいの差が生じる……ということをお伝えします。

 明日以降も同じテーマでお話しします。
 有効利用できるシステムなのだし、せっかくの投資なのだから、少しでも効率化しないともったいないからね。

<追伸>
 上記の例(B)は、受講生なら分かると思うけれども、ものすご〜く控え目に書いています。
 私の実績は、面談移行率は100%(そういうシステムになっている)、成約率は99,9%です。
 ただ、事実を書いちゃうと「信じられない」と思う人が増えると思うから、控え目に書きました。