地域によっては雪がひどいらしいけれども、関東地区は実に爽やかな快晴の朝を迎えています。
いや〜、気持ちイイ。
今、メルマガを書き始めました。
書き終わると配信サイトに行って、サイトのエディターに文章を貼り付けます。
ただし、貼り付けるだけではなく、一部は書く必要があります。
それは、号数と日付け。
号数なんて、認識せずに書き始めるから、いつもは再度テキストエディターを開いて号数を確認してからサイトに書き込むのだけれども……今日はおそらくその必要はないでしょう。
なぜなら、今日のメルマガは666号だから。
書き始める時に、「そうか〜。666号か〜。次の777号まで、あと111回だな」と思ったからね。
これって、単に「覚えやすい」ということではないんだって。
「666号か〜」と思った「体験」があるから覚えているそうです。
こんなことを書くのは、今朝も起きてから「脳の本」を読んでいたから。
実に面白いし、読むたびにメルマガのネタがたくさん出てきて、とっても便利です。
そこに書いてあったのだけれども、「体験」によって「学習」「記憶」は大きく変わるんだって。
雑駁にそう言われちゃうと「そりゃそうだろ?」でおしまいなのですが(私も同様)、実験結果を見ると、「あ、そういうこと!」になる。
そうなると、「これはとってもイイぞ!」や「これってかなりヤバいんじゃね?」が出て来るのです。
でね、今私は、快晴の朝を迎えて気分爽快なんだけど、人によっては、朝起きて快晴であることに気付いても、「あ、今日は月曜……ミーティングがある」と思った瞬間に、気分がドンヨリしちゃっている人も……たくさんいるはずですよ。
その事自体、とっても悲しいことなのだけれども、ヤバいのはそれだけではありません。
「体験」によって「学習」「記憶」が大きく変わるということは、「上達の度合い」も大きく変わるということですよ。
で、記憶というのは、コンピューターのように「ある一箇所」に蓄えられるのではなく、分野ごとに、脳の不特定の部分に、バラバラに蓄積されるんだって。
その場所は人によって異なるのだけれども、一度「ここ」と決まったら、その場所に蓄積される。
つまり、あなたの頭の中で、「生保セールス」に関する情報は、常に一箇所に蓄積されているということですよ。
その「生保セールス」に関する記憶部位に蓄えられた情報を引き出す時には、「体験」を伴うと引き出しやすくなる。レインマンじゃなくたって、「成人式の日は大雪だった」という体験があれば、「2000年の1月15日の関東地方の天気は雪」と、20年前の天気を正しく言えるからね。要するに、「体験」と「記憶や思考」はセットになっているのです。
これとまったく同じで、「朝のミーティングのことを思うと、気分がドンヨリする」という人は、生保セールスについて考えようとすると、「気分がドンヨリする」という体験も一緒に思い出しちゃうのよ。
そうすると脳は本能的に防衛本能を発揮するから、「考えるなよ」「深く思考すると体に悪いぞ」という注意信号を発する……。
その結果、思考を放棄し、会社の言われるがままになる……これが「洗脳」の正体なのです。
正しい本を読んで、「オレが言っていたことは正しかった!」と自分に感心したことは何度もあるけれども、私が当初から「たくさん売る」ではなく、「楽しく長く売り続ける」と言っていたのは、実に正しかったということですよ。
ホント、素晴らしい!
自画自賛しても当然です!
だから受講生たちは「仕事が楽しい」「どうやって売るかを考えるとワクワクする」と言うんだよね〜。
そういう「体験」があれば、生保セールスについて考える時は、常に「楽しい」「ワクワク」の感情が一緒に付いてくる。
必然的に、脳は、「よしよし。それは体にとってもイイぞ。もっと考えなさい」という信号を発する。
その結果、どんどん上達する……ということになるのです。
会社の教えって、すべて「苦しめ」「我慢しろ」……「生保セールスなのだから、それが当然だ。だからこそ売れるようになる」でしょ?
完全に「悪!」だよね〜。
人を不幸にする、憎むべき「悪!」。
そんな世界にいたら、幸せはやって来ないからね。