昨日は珍しく朝から夕方まで都内にいました。
私の会社は9月決算なので、新たな期を迎え、林亜由美先生のところに行って、5カ年計画と今期の計画を策定したのです。
その後、受講生と飲んで、早目に帰宅して、「やろうと思っていること」が書かれたノートを見ました。
そうしたら・・・頭がクラクラして来ました。
だって、「一体何年経ったら終わるんだ?」なんだもん。
結局、「こんなにあったら、やりたいと思ってることしかできないな~」という考えに至りました。
そもそも人は、暇だとしても、やりたいことしかできないものなのだから、当然なのです。
神田昌典さんって・・・知ってます?
個人ビジネスをやっていて知らない方がおかしいのだけれども、日本に初めて、中小・個人ビジネスにおけるマーケティングを紹介した人です。
私はマーケティングプランナーだったからよくわかるけど、ホント、この人がダン・ケネディの教えをパクって日本に持ち込むまでは、中小・個人ビジネス向けのビジネス書などというものは、日本には存在しなかった!
だから、この人の弟子は日本全国に何千人もいるのですよ。
この神田さんが1999年に書いた本には、私が今読むと、声を出して笑っちゃうようなことがたくさん書いてあります。
例えば「コンサルティング・セールスというやり方は、もはや通用しない」・・・1999年の本ですよ。それなのに、20年経った今になっても、「コンサルティングのソニー生命です」なんて言ってるバカな会社がある・・・そりゃ、笑っちゃいますよ。
さらに・・・こんなことも書いてあります。
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◆「忙しい、でも儲からない」から「暇だけど、儲かる」へ
「私の考えでは(実際はダン・ケネディの受け売りだけど)、集客というのは科学である。
実に予測可能なものである。
柔軟にコントロールできるメカニズムである。
私はあなたに、このメカニズムを伝えたいと思う」
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「マーケティング」とは、最も簡略化して言っちゃえば「効率論」なのよ。
いかに低コスト、短時間、小工数で利益を上げるかが「マーケティング」。
一方、アホな会社の教えは、1にも2にも「活動量」。
これはまさに「マーケティング」とは対極の「非効率化」だもんね。
だから、生保セールスの世界は「マーケティング不在」という、ありえない事態になっちゃっている。
その結果、多くの生保セールスを苦しめ、93%を廃業に追い込むのです。
神田さんはかつて、マーケティング・レターを書いていたけれども、その「見た目」は、ダン・ケネディのマーケティング・レターと同じです。そして私のマーケティング・レターも同じです。
要するに、神田さんも私も、ダン・ケネディのマーケティング・レターをパクっているということ。
そのダン・ケネディが、こんなことを書いています。
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・・・多くのビジネスマンが、マーケティングや企業戦略の性質を知らないがゆえに、自分のビジネスに縛られた囚人になっています。
彼らは24時間365日、いつでも連絡が取れる状態にしようと努めています。休暇を1週間取ることすら、おそらく無理でしょう。連絡の取れない状態が1時間続くのですら避けたいと考えています。
これはある種の囚人と言えます。
(中略)
アール・ナイチンゲール(世界的思想家)が言ったように、我々が知る限り、人生は1度きりです。2度目はありません。
それなのに、一体全体なぜ、あなたは自分のやりたいことをやらないのですか?
なぜ本当にやりたいことを計画に移さないのですか?
なぜ今ではなく、後回しにするのですか?
他の人は関係ありませんよ。あなたは私たちのグループのメンバーの一員として、他の99%の人々よりもお金の稼ぎ方につてほぼ確実に知っているはずです。あなたは大きくリードしているのですよ。時間を無駄にしてはいけません。
最後に、あなたにとっての「成功」とは何なのか、自分に合った「成功」とは何なのかを明確にするために、少しだけ立ち止まって、自分の尺度で考え、定義してみることをおすすめします。
そうしないと、間違った「成功」に向かってしまうかもしれませんからね。または行き過ぎてしまうということもあるかもしれませんから。
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私は、「書」という「本当にやりたいこと」のために生保セールスの道を選び、3冊の本を上梓するに至りました。
ソニー生命時代は「週に3日だけ保険の仕事をする」と決めていましたが、当時、家内から「父ちゃん、3日って言ってるけど、2日ぐらいしか働いていないと思う」と言われました。
でも、最低1200万はコンスタントに稼いでいました。
ソニー卒業後は、目覚まし時計もなくなりました。「起きた時」が起床時間です。
家から出なくて済むようになりました。
念願だった自分の飲み屋を持つこともできました。
そして、新しい家には、「書の部屋」と「ギター部屋」があります。
『あなたにとっての「成功」とは何なのか、自分に合った「成功」とは何なのかを明確にするために、少しだけ立ち止まって、自分の尺度で考え、定義してみることをおすすめします』
私もあなたに同じことを言いたいと思います。なぜなら、私のセミナーにおける「最重要ワーク」が上記だからです。
会社が強要する「目標」は、数字しかありません。でもそれは、実際には「目標」ではありません。なぜならお金は、あなたが理想とする生活を送るための「手段」でしかないのだから。
あなたはなぜ、「自分のやりたいことをやらないのですか?」。
あなたは、テレアポや飛び込みをやりたいのですか?
長く退屈なミーティングが好きなのですか?
誰彼構わず電話して、断られて、友だちをなくすことが快感なのですか?
「話を聞いてクレ」「アンケートに答えてクレ」「提案させてクレ」「契約してクレ」「紹介クレ」の「クレクレ乞食営業」にプライドを持っているのですか?
見込み客が見えない、契約が見えない、将来が見えない現状が、理想の生活なのですか?
そこにとどまっていることは、人生の浪費だと思わないのですか?